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金本位制のもとでは信用創造は成り立たないと、他質問に対する回答を目にしたのですが、いまいち理解できておらず、知っている方に教えてもらいたくお願いいたします。わたしは、下記[1]→[5]の流れで金本位制であっても信用創造が成り立つのではないかと思っているのですが……
(支払準備金は考慮から外しています)

[1]ある国が準備した金の量にもとづき、紙幣を発行する。
[2]紙幣を手にした住民Aさんが、銀行に紙幣100万円を預ける。
[3]銀行は、住民Aさんから紙幣を受けとり、代わりに預かり証100万円分をわたす。
[4]ある企業が銀行に50万円の融資をお願いする。
[5]銀行は、住民Aさんの100万円の中から50万円を企業に融資する。

上記[1]→[5]によって、100万円だったお金が、100万円+50万円=150万円になり、信用創造が発生したように思えます。金本位制か、管理通貨制か、に関わらず、銀行が融資を行えば信用創造が発生するのでは?と思っているのですが、なにか勘違い等しているでしょうか?

それとも、技術的には[1]→[5]は可能だが、金本位制のもとでは、このようなことが行ってはいけないと法律等で決めているのでしょうか? 例えば、銀行が企業に50万円融資したら、住民Aさんの預かり証を100→50万円に書き換えなければいけない。とか、そういうルールがあったりするのでしょうか?

質問した動機は。管理通貨制がはじまる前の中世の銀行がいったい、どういう金融業をやっていたのか?それを知りたいとおもったのがきっかけです。中世の銀行は信用創造ができたのか、できないのか。

<参考にしたQA>
https://okwave.jp/qa/q2577710.html

A 回答 (1件)

こういう説明があります。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E8%A1%8C …
ゴールドスミスは金を預かる際に、預り証を金所有者に渡した(「金匠手形」)。これは正貨の預金証書であったから、紙幣でありながら交換価値を持つことが出来た。そこで所有者はキリのいい単位で金を預け、その預り証をそのまま取引に用いる(債権譲渡する)ことがあった。これは決済業務の起こりとなった。
しばらくして、ゴールドスミスは自分に預けられている金が常に一定量を下回らないことに気付いた。先のように預かり証が決済に用いられるだけ一定量が引き出されずに滞留したのである。ゴールドスミスは、この滞留資金を貸し出しても預金支払い不能にならない(破たんしない)と考えて運用するようになった。
こうして貸し出した金は再び預けられたり、預けさせられたりした。ここで派生的預金を生じた。このうち滞留の見込まれる割合が再び貸し出しに回された。そして派生的預金の再貸し出しはくりかえされた。このようにして発行され続けた預り証の総額は、金庫に保管された正貨の総額と比べて桁違いに多くなった。これは信用創造であった。通貨供給量を増加させて貨幣経済の成長を促した。信用創造は現代の金融機関が行っても景気を刺激する。
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ところで、
[2]紙幣を手にした住民Aさんが、銀行に紙幣100万円を預ける。
[3]銀行は、住民Aさんから紙幣を受けとり、代わりに預かり証100万円分をわたす。
[5]銀行は、住民Aさんの100万円の中から50万円を企業に融資する。
ここで 《100万円だったお金が、100万円+50万円=150万円になり、信用創造が発生したように思えます》の《100万円+50万円=150万円》は何でしょう。 100万円分の預かり証と50万円の?(融資した紙幣)、

もしも、銀行が100万円の受入預金を全額貸出し、借主が借りた全額を預金し、銀行がまた全額を貸出し、借主が借りた全額を預金し、と繰り返すと、預金総額=受入預金額(預金証書の総額)と借入総額=借用総額(借金証書の総額)は、無限に増えることになりますが、市中に残る紙幣は全くないことになります。
一体市中に残る紙幣の残額(紙幣の市場流通総額)はどうなるでしょう。
元金=1 銀行が受入金から貸出に出す割合=r 借入金が銀行に預金される割合=s 借入者が手元に残したり使用したりする割合=(1-s) して、
同じ条件で、借入金が銀行に預金されていく繰り返し回数=(n-1) とする(n=1は最初の預け入れだけ、n=2が最初に融資した金が再び銀行に預金されたとき、n=2のときに、1の預金のrが融資され、その中でrsが再預金され、市中には(r-rs)が出回っていると、する)
n=99のときには、市中に出回っている金の総額は、
=((1-POWER(r*s,99))/(1-r*s)-POWER(r*s,99-1))*(r)*(1-s)
=(1-(rs)^n)/(1-rs)-(rs)^(n-1)r(1-s)
n=999 の場合 
市中に出回っている金の総額は、r=0.999 s=0.05 で 0.9989  r=0.999 s=0.2 で 0.9987 r=0.999 s=0.4 で 0.9983
市中に出回っている金の総額は、r=0.777 s=0.05 で 0.7680  r=0.777 s=0.2 で 0.7360  r=0.777 s=0.4 で 0.6764
ただ単に銀行と預金者&借用者とが預金と融資を繰り返すと、預金高や融資額は増えるけれども、実際に市中で流通する貨幣・紙幣などの量は当初の預け入れを上回ることにはならないようです。
これって、金本位制かどうかには直接は関係ないです。
もちろん、銀行が当初受入が1なのに、2,4,8,20,40と受入以上の量の貸出をすれば、市中の信用量を増やします。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。
とても詳しく回答くださり、飲み込むのに時間がかかってしまいました。

〇ただ単に銀行と預金者&借用者とが預金と融資を繰り返すと、預金高や融資額は増えるけれども、実際に市中で流通する貨幣・紙幣などの量は当初の預け入れを上回ることにはならないようです。

>わかったような気がします。預金と融資を繰り返すことで、仮想的なお金は増えるけれども、物理てきな紙幣の数が増えるわけではない。仮に金本位制だったとしても、仮想的なお金が元の金より増えているように見えるだけで、金の交換券としての紙幣が増えるわけではない。紙幣を手にした民衆が一斉に金と交換してくれと駆け込んできても、仮想の金が増えているだけで、紙幣が増えているわけではないから、きちんと金と交換することができる。全然違ってたらすいません。

いちおう自分の中ではわかったきになっています。
ありがとうございました。

お礼日時:2018/02/02 22:41

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