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冷たい雪にガタガタふるえ
はげしい風の吹く中を
ひっきりなしに足ぶみしながら駆けている
あんまり寒いので
歯の根が合わずカタカタ鳴る

暖かい暖炉で人々が安らかにすごす間に
万物は恵みの雨ですっかりうるおう

氷の上をゆっくり歩く
ひっくりかえらぬように気をつけて
いきおいよく歩いてみたら
たちまちすべってひっくりかえった
起き上がって
また氷の上をいきおいよく歩いてみたが
またひっくり返って氷が裂けた
閉ざされた扉を開いて外に出れば
春風が北風を追い払うように吹いている
これが冬だ 冬もこんな楽しみが


私は国語力がないので、訳を読んでもいまいち意味がわかりません。
駆けているとは、誰かを追いかけているんですか?寒さしのぎに体を動かしているんですか?
歯の根ってなんですか?
歩いているのは誰ですか?

詳しく知りたいのではなく、どうも何が言いたいのかわからないんです・・
教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

>時間経過


どうでしょう? 私は時間の経過はあまり明確でないように思います。
第三楽章が春風の到来ですから、これが冬の終わりごろであるのは間違いないですが、第一、第二楽章は月日の経過ははっきりとは意識されてないように感じます。
ただ、私はイタリアの冬の気候(いつ頃雨が降るか?など)を知りませんので、それをご存知の方は別の解釈をされるかもしれませんね。
いずれにせよ詩の解釈ですから、この辺はあまり厳密に考えないで自由に受け取ったら良いと思います。

>pizz
ソネットで「雨が」と言っているので「雨だれ」と解釈するのが普通だと思います。大抵の楽曲解説もそう説明していると思いましたが。
でも、日本人が演奏するなら、日本の冬のイメージで「屋根の雪が解けて滴る音」でもいいと思いますよ。
どれが正解っていうのは無いと思います。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
なるほど~わかりました。
ここでひとつ問題が・・・
「雨だれ」ってなんだろう?小雨かな?たしかショパンにもあったな・・
調べときます。
音楽するにも国語が必要ですね。

お礼日時:2004/10/05 21:42

「歯の根」や「雨だれ」の意味ぐらいは,「国語力がない」などと開き直っていないで,辞書を引いていただきましょう。



さて,
>駆けているとは、誰かを追いかけているんですか?
>寒さしのぎに体を動かしているんですか?
>歩いているのは誰ですか?

たぶん,詩を書いた本人にきいたとしても,「そんなの俺にだって分かるわけないじゃないか!読んだ人が勝手に想像すればいいんだよ」と言われるのではないでしょうか。

詩に出てくる語句を,全部ハッキリさせたいのなら,詩ではなくて散文で書けばいいわけです。
読み手によっていろいろな想像ができるところが,詩の良さなんじゃないでしょうか。
「昔々,あるところにビバルディさんというおじさんが住んでいました。ある寒い冬の日,ビバルディさんは,親戚のゼペットじいさんの家に行く約束をしていたことを思い出し,雪が降りしきる中へ飛び出していきました。早く行かないと日が暮れてしまう。そう思いながら,風に向かって,一生懸命駆けていきました。なにしろ年なので,あまり長く走り続けることはできません。でも,立ち止まっていると寒さが足下からつたわってきて,こごえ死んでしまいそうなので,小刻みに足踏みをしつづけていました。」
でも,これではただの昔話です。
詩の持つリズムも,余韻も,失われてしまいます。

私の想像ですが,作者は,冬と聞いて思い浮かぶイメージを,思いつくままに並べてみたのではないでしょうか。
駆けている人が作者本人だろうが,隣のみよちゃんだろうが,はたまたおじいさんだろうが,どうでもよいことだと思います。というか,いろんな想像ができるし,あえて一つのイメージに固定する必要もないと思います。
質問者さんは,国語の試験問題のように,この詩を「解釈」しようとしているのかなあ,という印象を受けました。
「下線部“駆けていく”の主語を文中から探して5文字以内で回答せよ」
みたいなやつです。
そんな問題を多く解いてきた結果,「隅々まできちんと解釈しなくてはいけない」という一種の強迫観念に捕らわれていたりしませんか?
でも,そんなふうに読んでしまったら,詩の命が失われるのではないでしょうか。
もちろん,あまりにも変てこな解釈は無理でしょうし,さっきの「隣のみよちゃん」も,400年前のイタリアに日本人の女の子がいるわけはないでしょうから無理だと思いますが,読み手によってある程度の解釈の幅があってもいいと思うんです。
別に唯一の正解を探し求めるのではなく,冬にみられるいくつかの情景を,何となく想像すればそれでよいのではないでしょうか。

ラストの「冬にもこんな楽しみがある」も,直前の,冬の中にも春の到来を予感させる風が吹くことを指しているのか,もっと前の,氷の上を歩いてこけてしまった間抜けな姿なのか,あるいは暖炉の火の暖かさを指すのか,いろいろな解釈ができそうです。
私はイタリア語が分からないのですが,イタリア語の読める人が原文で味わったら,また違った解釈が出てくるでしょうね。
偉そうなこと申し上げてどうも済みません。もっと気軽に読みましょうよ。リラックス,リラックス。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございます。
OK かしこまりました。

お礼日時:2004/10/08 13:14

駆けているのは誰かさん。


寒いので誰もが足早に道を行くってことです。
「歯の根」は辞書を引きましょう。このぐらいの表現がわからないのはさすがに恥ずかしいです。
歩いているのは「私」。

まぁ、今一ピンとこなくても気に病む必要は無いですよ。
下手糞な詩ですから。一説によるとヴィヴァルディ自身の作ではと言われてます。
音楽家の片手間の作、そう疑われる程度のもんです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ついでに訊いてもいいですか?
2楽章のpizz.は雨を表しているんですか?
私は、屋根の雪が溶けてポタポタと落ちる音と思っていました。
あと、3楽章の春風ってことは、季節は冬末期ですか?
1楽章から順に時間は経過しているんですか?

お礼日時:2004/10/05 11:24

実際にこの冬という曲(全体も)をお聴きになったことはありますか?


ヴィヴァルディはこのソネットをもとにこの曲を作曲しています。私はよく観察しているなと思います。
この詩をただ読んだだけだと時間的なものが全く感じられないので変に感じるのかもしれません。曲にあわせて読むと別に変ではありません。あと、春から順番に聴く(読む)べきものなのかもしれません。あまり関連はないかもしれませんが・・でも四季それぞれに言いたいことはわかるようなきがします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですねぇ、詩だけだと変ですよね。
春夏秋冬聴いた(弾いた)ことはあるのですが、感覚はわかります。
ただ言葉で説明すると、もっとわかりやすくならないでしょうかねぇ。
原語(イタリア語?)がわかればいいんでしょうか?

お礼日時:2004/10/04 17:10

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