今回の公文書の改竄は今までの官僚制度の中では考えられない、国の最高機関である国会を軽視する事案です。こんな事は他の先進諸国では考えられない事です。まるで中国や北朝鮮の様な国のする事です。
何故こんな事が起こってしまうのか、根本にあるのは内閣府が官僚の人事権を握ってしまった事にあるのです。
忖度という言葉が最近大きく取り上げられてきましたがこの言葉はまさに官僚の人事権を内閣府が握った事による官僚の政府に対する忖度の過度な姿勢が明るみに出た事で広がってきました。
元官僚の次官を務めた人が、言ってました。『政治が歪められた。』という言葉は非常に重い言葉です。少なくとも今までの日本は優秀な官僚がプライドを持って支えてきた経過がありました。しかし、今は次々と国会を軽視する様な事案が起こっています。
文科省の削除されたという文書の問題であったり、裁量労働制の拡大に伴うデーターのデタラメな事案、そして今回の公文書の改竄は歴史的な悪業です。
こんな事がこれからも繰り返されるのであれば、官僚から国会に提出される資料、文書の信頼性は全く無くなります。即ちそれは国会はあって無いに等しくなります。それは国民排除と同じ事です。
実質官僚の人事権を内閣府だけに決定権を持たせた事が根本にあると思うのですが、皆さんは今の様な国会の状況をどの様に思いますか、また、健全な国会運営をするにはどうしたら良いと思いますか。
No.1
- 回答日時:
官僚による国会軽視は同意
しかしロジックの組み立てはおかしいですね
「官僚の人事権を内閣府が握った事による官僚の政府に対する忖度の過度な姿勢」
これはむしろ逆で、内閣が人事権をもたなければ余計に官僚の暴走は
とめられないということ。官僚は放置すればつねに私利私欲に走るというのが
今回の件で明らかになったでしょう。
内閣により強い人事権をもたせてガバナンスを強める必要があります。
だからこそ任命責任がでてくるんですから。
ありがとうございます
私は内閣府に実質、官僚の人事権を握らせてしまった事が問題では無いかと言っています。つまり、そこにもう少し違った力が働く様な組織にすべきだと思っています。諸外国ではその様な機能を持たせています。
今回の様にこれからも徳のない人物がトップに立つ事が考えられます。その時にその人物の思いのままに行政が簡単に歪められてはたまったものではありません。
そこをどうすべきかを問うたのですが。
No.2
- 回答日時:
善悪の問題は別として、忖度などは今までもあったはずです。
問題なのは阿倍くんです。
もっと言ってしまえば、自民党に票を入れた人達です。
「支持されている」として好き勝手にやっているのです。
憲法の解釈変更などとんでもないことをやっているのです。
アベノミクスのトリクルダウンはどうなってるんですかね。
大企業の内部留保が膨れ上がっただけですよ。
国の借金は天文学的数字です。
全部先送りです。
阿倍くんのイメージの実現のために周囲を動かしているのです。
まあ、それに擦り寄る輩も多いでしょう。
モリ、カケもその中のひとつに過ぎません。
で、トカゲの尻尾切りで終わらせようとしているのです。
「書き換えはあった」ということで、第1防衛線は破られました。
このまま役人の処罰で終わりに出来るかどうかですね。
自殺された元職員の方が犬死にならないことを望むばかりです。
ありがとうございます
まさにおっしゃる通りだと私も感じます。
今の体制のままではトップにある人が徳のない人である場合大変な過ちを犯します。
そこを変えることも今一番必要なものであることも私も同意見です。
例えば、おっしゃる通り、トリクルダウン、下々まで回ってくるなど何百年先の話をしているのでしょうね。
あの人の言うアベノミクスであれば第3の矢を放つ事が最も大切なものなのですが一向に放たれないままここまできてしまいましたね。
こんな人がトップについても政治が歪まない様にする為の体制づくりをしてもらいたいと私は思うのですが、どの様にすべきなのでしょうか。
No.3
- 回答日時:
私もNo.1さんに同意。
建前的には政権に人事権があるものの、実際には官僚が牛耳っていることを問題視すべきかと。
文科省の前川元次官に関して言えば、珍しく官邸による人事ですが、それ(官房が前川氏を更迭したこと)に対し、前川氏(&文科省?)が造反した形ですよ。
すなわち、本来はオペレータであるべき行政官僚が、国民に選ばれた政治家,政権ややるべき「政治」に、干渉し過ぎていることが問題です。
それを官僚の代弁的に表現すれば、「政治家などテキトーに忖度しておいてやれば、後は官僚が好きにやれば良い」と言うのが、現在の我が国の政治実態です。
ありがとうございます
以前は官僚主導と言われてました。つまり人事権はじっさいは官僚自身にあったのだと思います。それを政治主導という事で、内閣府に移したわけですが、政治主導というと聞こえはいいのですが、政府寄りの偏った人事になる。というまた違った問題に直面することになります。と言いますか、今まさにそうなっています。
したがって今のままの制度では限界がある。間違いを起こしやすいという事だと思います。諸外国の制度を紐解くと官僚の様な組織の人事権は偏った組織にならぬ様になっているところが多いです。
私の質問はそこを日本の場合どの様に改善すべきかを問うています。今のままで良いわけがありません。現に国会無視に繋がる大きな出来事が起こっています。
No.4
- 回答日時:
どんどん籠池の罪は重くなるね、死人まで出たのですからその影響力は凄いものです。
正解官僚を巻き込み、何が正しくて何が不正なのか分からないところです。
一番悪いのはとうに捕まっている悪玉であり、騙そう騙そうとイロイロ郎したわけであります。
こいつらが国会だとか国民の事を考えたとは思えませんね、騒動の渦中で野党の面々と談合したのは如何なものか。
国会とか国民に見える場面ならまだしも、影でコソコソとそこが信じられないのですよ。
ただ単に足の引っ張り合いなら税金を使って茶番劇を為さずに検察に任せればいいものを、これだけしつこくすると言うことは検察は信用ならんと言うことなのか。
この問題自体が国民のなんの役に立つのかがわかりません、誰が悪いとかそんな事は国会でやることではないと思うが如何かな。
全然違う委員会でなぜこの様な論議がなされるのか、日本の政治も地に落ちた感がありますね。
税金を払いたくなくなりますよ、身を粉にして働いた税金がこの様なことに無駄に使われたら。
その事を頭のおかしくなった国会議員は考えて欲しい、血税を無駄に使うなって事をね。
ありがとうございます
公文書を簡単に書き換えるなど考えられない悪事です。
国会軽視というよりは国会無視につながります。つまり国会に提出される文書は信頼性が全く無い形だけのものということになります。
これは国民無視という事です。
軽い話ではありません。それを許した、させた現政府に責任がある事は火を見るより明らかです。そんな事は国民は知ってますよ。
これに対する責任の所在をはっきりさせ今後この様な事が起こらない様にするための方策を出すこと。ここまで政治の責任としてやらなければ納得できません。
No.8
- 回答日時:
考えてもみて下さい、例えば自衛隊の統制権は政府にあります
これは近代国家のシビリアンコントロールの考え方を表します。
各組織は常に自分勝手な暴走をする可能性があるので
「あえて」政府の管理下に置く必要があるのです。
逆に政府の管理下に置いてはいけないのは三権分立である
司法と立法だけです。
ありがとうございます
シビリアンコントロールは当然です。戦争という人類の問題に繋がる何にもまして大きな問題ですから。ただし、ここにもいくつかの縛りがあります。しかしそれでももう少し改善の余地が残っているとは思います。
それにしても官僚の人事権とシビリアンコントロールを比較するのはちょっと無理があります。
補足を読んでもらえればいいのですが、結果として行政機関が立法機関を無視した形になっています。あなたの言う三権分立が崩れてしまいます。あってはならない事です。
政治主導とは言うものの政治家善説に基づいている制度ですから古今東西政治家ほど欲が深く、信頼性に欠く人物が多い事は疑う余地がありません。ここをまずは踏まえる必要があります。
そして、今起こっている問題を掘り下げると官僚の人事権を内閣府が握っている事に行き着きます。どんな言い訳をしてもこれは揺るぎません。
ならばそこを改善する必要性を感じます。
また、そこを変えずにこの問題を解決できると言うのであれば、歪曲する事なく今後に活かすためにはどうすべきなのか、その考えを問うています。
No.9
- 回答日時:
> 諸外国の制度を紐解くと官僚の様な組織の人事権は偏った組織にならぬ様になっているところが多いです。
だから・・。
欧米などは、官僚を「行政オペレータ」化してるんですって。
アメリカが典型的ですが、政権が交代すれば、ブレーンも一新されます。
従い、行政の責任は政権が負い、その政権を評価するのが国民と言う構図ですが。
言い換えれば、政権の行政責任も重大ながら、反面、権限も大きいと言うことだし。
欧米の政権は、少なくとも日本の事務次官レベル(官僚)の権限を持つ人事権は、完全に掌握してますよ。
一方の日本は、高級官僚が政権のブレーンも担うところであり、すなわち行政官僚が立法にも関与するところが問題なのです。
それが「政官癒着」とも言われる、大きな理由でもありますが、政権の独走を、官僚が許さないと言うメリットもあるワケです。
それを変えたいなら、政権の官僚に対する人事権を「強化」すべきであって。
現状のまま、官僚の人事権を官僚に付与すれば、それこそ「国会無視」になりますよ・・。
ついでに言うと、我が国の政権に対する最強の反対勢力は、官界と、他ならぬ政権与党です。
今回の文書ねつ造問題でも、朝日新聞に誰が流出させたか?と考えると、野党にそれだけの実力があるとは考えにくく。
一部の官僚による判断か?
さもなきゃアンチ安倍派の、自民党内からである可能性が高いです。
実際、旧民主党の政権下でも、行政はほとんど変わらなかったでしょ?
それが短所でもあり、同時に長所でもあるってことですよ。
ちなみに民主党政権も、官僚改革を目玉政策に挙げてましたが、官僚により骨抜きになってます。
その観点で言えば、官僚よ与党が強すぎる反面、日本は自民党以外の政党が「弱すぎる」と言う点が問題でしょうね。
大半が元自民党で構成され、一時は政権を獲得した旧民主党でも、何も出来なかったので。
ありがとうございます
議院内閣制である事が立法機関と行政機関の独立に曖昧さをつくっています。
したがってここをきちんと監視することが最も大切な事だろうと思います。
内閣府が官僚の人事権を握る事は問題ない。と言うのであれば、今回の問題はトップが悪いと言う事になってきます。
頭の良い役人が犯罪にも繋がる様な無理な事を自分の判断だけでやる訳がない。私の知人にもいますが、それははっきり言ってました。
つまりそこをどうするかが問題な訳です。
この制度に問題がなく、特に手を加える必要もないと言うのであれば、トップの政府が降りれば問題は無くなります。そして新たな政府がそこに着けば良いだけです。しかし、また繰り返す制度は残ったままである事ははっきりと言っておきます。
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内閣府が官僚の人事権を握る。という事はいわゆる政治主導という事です。
これは見方を変えれば性善説と同列に政治家善説に立って考えれば素晴らしい制度ということになると思います。しかし残念ながら古今東西政治家ほど欲が深く、信頼性に欠く人物が多い事は疑う余地がありません。
それを踏まえれば、今回の問題も起こるべくして起こった問題だと言えるのではないでしょうか。
ならばそこはどうすべきなのか、この制度を変えるべきなのか、変えるとしたらどの様にすべきなのか。
それとも、制度はそのままで、それをコントロールするトップを変えればよい話なのか。
そこを知りたいのですが。
行政機関が立法機関を無視しているという重大な問題である認識がない人が何人かいらっしゃる事にビックリしています。
質問から話が逸れますが、佐川氏が国会で嘘をついた、更にそれに合わせるかの様に公文書改竄が行われた。
では何故佐川氏はそんな事を行ったのか、それが最大の問題です。
回答者の中で省を守る為とか書いている人がいますが、とても納得できるものではありません。省を守るとは具体的にあの場合どの様な事を指しているのか、全く見えません。
それよりは、自分の出世につながる事がそうさせた。と考えたほうが理にあうと思います。実際彼は出世をしました。
そこに大きな問題を含んでいると思います。
国会は官僚の作成する資料(公文書も含め)に基づいて会議をします。
その基になる資料が改竄されたり、デタラメだったりしたなら会議そのものが意味のないものになってしまいます。
つまり国会はデタラメな資料を基にして話し合いを行いなんらかの決定事項を定めている事になります。(立法機関です)
これは国会を軽視どころか無視する、三権分立を蔑ろにする重大事件です。
佐川氏の辞任だけで済ましてはならない問題です。
内閣府が人事権を持つようになった第2次安倍政権以降、官僚は官邸ばかりをみて仕事をするようになった。
官邸が仮に間違った事を言っても抵抗することがなくなった。
などという現官僚の言葉が日本テレビのevery
から紹介されました。
全くその通りだと思います。こんな事では今回のような事件は無くなりません。
政治が歪められると言った元官僚次官の言葉を思い出しました。
貴重な回答を頂いた人にはお礼を申し上げます。しかし、くだらない如何にも上から目線で知りもしない事を然もなんでも知っているかのような回答をする人物がしつこいストーカーの様に書き込んでくるのでバカバカしくなりました。
それ以外の人の貴重な回答により十分理解することができましたありがとうございました。