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漢字の「十」の読み方についての質問です。

例えば「十時十分」は、「じゅうじ・じっぷん」と読むのが正しいようですが(NHKのアナウンサーはそう発音しています)、「じゅうじ・じゅっぷん」ではいけないのでしょうか? それとも、この「じゅっぷん」という言い方は、方言でしょうか? 因みに、私は北関東の人間です。こちらでは、みんな「じゅっぷん」と言っていますが・・・。

他にも、「10点」「20本」「30個」、また「十指に余る」とか「モーセの十戒」「十干十二支」「十返舎一九」などなど。時代物の単語の読みは、「じゅっ」ではなくて「じっ」だという説もありますが、どうなのでしょうか?

私は理系の人間で、国語は素人なので、その辺どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (13件中1~10件)

NHK発行のアナウンス教本には、「じってん」「にじっぽん」などと発音するように書かれているそうです。


国語教育審議会でも、同じ考えなんだとか。
下のサイトでも以前、話題になってました。

参考URL:http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200312/2 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

ご紹介のサイトを見させていただきました。とても参考になりました。この話題は、きっと繰り返し取り上げられる類の話題なのでしょうね。小学校の先生が、「読むときは「にじゅっこ」、書くときには「にじっこ」としなさい」と指導していたとか、パソコンでは普通、「じっこ」でも「じゅっこ」でも「十個」が出てくるが、「じっこ」では出てこないバソコンもある!とか・・・。要するに、今ちょうど「読みが揺れている」真っ最中の言葉なのでしょうね。何年か何十年か後に、どうなっているかが楽しみです!? ご回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 11:25

いえ、調べたのではなく、たまたま文化庁のページを見ていたらありましたので、掲載しました。



蛇足について。
昔からというのは録音機がないので確かにこうだと言うのは難しいですね。「ジフ」が「ジュウ」に変わり始めるのは、平安末期からとされていますから、それ以前は仮名遣いどおり「ジフニシ」だったのでしょうね。
以前にも書きましたが、漢字は中国語ですので、もともと発音が違うのです。もともとはおそらく「zip」のような発音でした。ですから、「ジッ」の方が古い語形に近く、「ジュウ」は日本語の発音変化のなかで新しく生まれたものです。
ただ「十」という漢字も特別です。他のpで終わる漢字は、「急患(キフカン)」を、「キッカン」とは言わず、「キュウカン」と言うように、新しい語形に置き換えられました。なのに「十干」は「ジュウカン」とならず、「ジッカン」の発音を残したままです。
別の方向に変化したものもあります。「立(リフ)」は、「リッ」の発音を残しており、「立憲(リッケン)」のように使います。ですが、他の語につく発音も「フ」をやめて「ツ」にし、「リツ」で統一していしまいました。
「十」は、古いものと新しいものの二つの形を持っているということです。

この回答への補足

この場をお借りして、ご回答をくださった皆様に質問者よりお礼を申し上げます。
私も、小学生の子供から「じっぷん」聞いて、青天の霹靂だった者です。でも、皆さんの話を色々と聞いて、同じ感じの人がほとんどなのだな、とちょっと安心しました。この話題は、まだ何年間も繰り返し取り上げられる話題なのでしょうね。
色々なご意見・ご感想を、どうもありがとうございました。

補足日時:2004/10/18 23:11
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この回答へのお礼

再度ご回答いただき、大変ありがとうございました。
また、蛇足についても詳しくご回答いただき、とても参考になりました。言葉というのは、なかなか一筋縄ではいかない、理屈だけでは説明のつかない面を持つものなのですね。
同じ「じゅう」という発音を持つ漢字に「重」という字がありますが、「重点を置く」という場合も「じゅってんをおく」とは言いませんよね。そして、「十点を取る」の方は「じゅうてんをとる」とは言いません。「十」という漢字は、やはり特別なのでしょうね。
いずれにしろ、勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/16 12:52

#9です。

文化庁の「国語に関する世論調査」で、「十匹」の発音について、「じっぴき」23.3%、「じゅっぴき」75.1%だそうです。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/1kokugo/15_yoron.html
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この回答へのお礼

色々と調べていただいたようで、ありがとうございます。早速、参考URLを見させていただきました。こんなwebページがあるとは知りませんでした。
やはり今は、4人に3人が「じゅっぴき」のようですね。それも、「じっぴき」と言うのは年配の方に多いようですから、やはり若い世代では殆ど「じゅっぴき」なのでしょうね。
また世代別の表を見ると、この「じゅっぴき」と言っている割合が、戦後生まれと思われる世代から、急に高くなっているような気がしますが、やはりこの「じゅっぴき」という言い方は、戦後になってから広まってきた言い方なのでしょうかね。いずれにしろ参考になりました。ありがとうございました。
なお蛇足になりますが、昔は例えば、「十干十二支」は「じっかんじゅうにし」と言っていたのでしょうか。つまり、昔から「十」の読みは、「じっ」と「じゅう」の2つがあったのでしょうか? そして、もし昔は「じっ」という読みしかないとしたら、例えば「十干十二支」は、どう発音していたのでしょうか? 何か、急に気になりました。

お礼日時:2004/10/15 20:43

>例えば、「1m70cm」なども、「いちメートル、ななじっセンチメートル」と言う方がよい、ということでしょうか。



 明らかな数字の組み合わせとして、またセンチメートルという外来語由来の言葉の前では、ここでは歴史的仮名遣ひの「じふ」由来の本来の言葉ではなく、現代仮名遣いの「じゅう」に基いて、「ななじゅうセンチ」か、その音便の「ななじゅっセンチ」になってしまってもおかしくないのかも知れません。
 会社の数字においても、四半期を分けて10から12月の第三四半期=「十先」のことを、「じっさき」という人はむしろ稀で、殆んどの人が「じゅっさき」と呼んでいますし。

 測量などで長さの単位をわざと日本語化させて、1m70cmを→「1米70銭」と読み上げる場合ですと、「七十」は「しちじゅう」「ななじゅう」「ななそじ」と読みますから、「ななじっせん」「しちじっせん」となるのでしょうね。

 「じっ」と読む場合は、あくまでも歴史的仮名遣ひの「じふ」由来での発音上の便宜から、もとの音と違ってこの場合では促声(促音)となる時に限るのですから、現代仮名遣いで「じゅう」とあてた時点で、このような音便の消失やゆらぎは避けられなかったのではないでしょうか。
 
 促音:「日本語の音節の一つ。原則として語中の清音カ・サ・タ・パ行音の前でその子音の閉鎖音または摩擦音と同じ調音の態勢で一音節分の休止または持続があること」(小学館「国語大辞典」)
 1.カ行音
 十誡(じっかい)、十錦(じっきん)、十訓(じっくん)、十傑(じっけつ)、十個(じっこ)、十国峠(じっこくとうげ)。
 2.サ行音
 十歳(じっさい)、十種(じっしゅ)、十指(じっし)、十進法(じっしんほう)、十銭札(じっせんさつ)。
 3.タ行音
 十袋(じったい)、十中(じっちゅう)、十手(じって)、十哲(じってつ)、十徳(じっとく)。
 4.パ行音
 十把一絡げ(じっぱひとからげ)、十服(じっぷく)、十返舎(じっぺんしゃ)、十方世界(じっぽうせかい)。

 千葉県の松戸覚之助氏が19世紀末に発見して来世紀の梨だと期待して命名した際は「にじっせいき」と呼びあったでしょうが、あれから100年余を経ての今日、「にじゅっせいき」との大方の呼び方をどう受け止めるものでしょうか。名前はどうあれ、これだけ日本梨の代表として全国家庭に食されていることをこそ喜んでいることでしょう。

 ですから、「じっ」と読むのは、今となっては基本に忠実にして伝統に親しんでいるという、その話者の人柄の発露なのかも知れないと、もはや褒めてあげるべきことなのかも知れません。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をありがとうございました。ご連絡が遅くなりました。
やはり、算用数字を使った「10個」とか「20本」「30点」、および、外来語に絡む「10cm」とか「20kg」「30t」などのような場合の発音は、「じっ・・・」ではなくて、「じゅっ・・・」でも許されてもいい感じですよね。それに比べると、歴史的な背景を持つ「十干十二支」とか「十返舎一九」「十手」などは、やはり「じっ・・・」と読むのがいいかもしれません。・・・梨の「二十世紀」の場合は、どうなのでしょうね。
いずれにしろ、丁寧なご回答をどうもありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 20:55

字典に「じっ」は載っているけど「じゅっ」は載っていないからだめというのは根拠になりませんよ。

この理屈を認めると「六回」を「ろっかい」と読んではいけないことになってしまいます。

歴史的仮名遣いの観点から見ると、JW500さんの提示したURLの文章にあるように、「じふ→じっ」が正しいということになるのですが、現代仮名遣いを常用する現代人にとっては「じゅう→じゅっ」のほうがむしろ合理的で、それを否定する積極的な理由はないわけです。

この回答への補足

ご指摘をありがとうございました。
私は理系の人間で、国語については全くの素人で申し訳ないのですが、ご指摘の「六回」を「ろっかい」と読むのは、いわゆる「促音便」というものではないでしょうか? 違うかもしれないのですが・・・。本来「ろくかい」と読むべきを、読みづらいので「ろっかい」と発音するようにしている、というのでは?(済みません。よく判りません。)
ですから、同じような理屈で、「十回」を「じゅうかい」(重箱読み?)と読ませるのであれば、読みづらいということで、それこそ促音便で「じゅっかい」と発音するようにした、という考え方でも、筋は通っている気もするのですが。どうなのでしょう?(きっと間違っているでしょうね。)
いずれにしろ、ご指摘をありがとうございました。 

補足日時:2004/10/11 13:20
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「十」は歴史的仮名遣いで「ジフ」と書きます。

このように「フ」で終わる他の漢字を見ればわかります。たとえば「執(シフ)」は、「執着」では「シュウ」、「執行部」では「シッ」であって「シュッ」ではありません。「合(ガフ))」は、「合意」では「ゴウ」、「合併」では「ガッ」です。ですから、「十」も「十分」では「ジップン」とならなければなりません。

漢字というのはもともと古代中国語です。そして日本語と違って英語のように子音で終わる発音がたくさんありました。今の漢字の二音目が「フ(-p)、ツ、チ(-t)、ク、キ(-k)」で終わるものです。日本語で子音で終わる音は難しいですから、「print」を「purintoプリント」とするように、母音を挿入しました。たとえば「学」は「gak」といった発音だったのでしょう。それを「gakuガク」にしました。学問は「gakmon」でしょうが、日本語として発音が難しいので、母音を挿入して「gakumon」学問にしました。しかし学校は「gakkou」とそのまま発音できますので、母音を挿入せず、ガッコウと読んだというわけです。「十分」も「zippun」ですから「ジップン」になるわけです。

しかし、このpの音は日本語の変化のなかで大きく変わりました。zip→zipu→zifu→ziuとなって今の「ジュウ」になりました。また「立(リフ→リツ)」「執(シフ→リツ)」のように「フ」が「ツ」に変えられるものも出てきました。そこで古い語形を残したものと変化した音での発音が両立するようになったのです。「十分」も「ジュウブン」と「ジップン」二つの形があります。さらにこれが混ざって「ジュップン」という言い方が現れたわけです。この発音がかなり定着したようですが、まだ正式に正しいと認められるには至っていません。将来はこの漢字だけ例外で認められるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

詳しいご回答をありがとうございました。
やはり学問的には、「じゅっぷん」は正しくないわけですね。だから、NHKや国語教育審議会などでは、まだ(?)認められていない言い方なのですね。
しかし、例えば「消耗」や「輸出」のように、誤用が慣用的に使われているうちに認められていったように、このままの状況だと、いつか認められる日がも来るかもしれないわけですね。良いか悪いかは別として・・・。
ご回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 12:54

NO.7です。



「わたしもいつも完璧な日本語を使っているわけではありませんが、できたら正しい日本語を使っていきたいと思っているのでこのような回答になりました」
とえらそうに下に書いておりますが、お気づきかもしれませんが、実は「こんにちわ」も正しい日本語ではないのです。矛盾しておりますが…

それはわかった上でわざと使っております。ですので、上の言葉に説得力はないのですが、個人的に「じっ」という言い方が好きだったのです。だから、この十の件に関しては「本当はじっ」なんですよ。ということだけ知ってほしくて投稿しました。

再び失礼しました。
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この回答へのお礼

再度ご回答をありがとうございました。
私も、「こんにちわ」か「こんにちは」で、いつも迷います。今回の件は、どちらが元々正しいかは別として、使い方については、やはり好みの問題かもしれませんね。私は、「じゅっ」という言い方のほうが好きな(、というか馴染んでいる)のですが・・・。
いずれにしろ、再投稿のご主旨は、理解いたしました。ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 12:35

こんにちわ。



NO.5さんの言われるとおり、十の読みには「じゅっ」という読み方はありません。
ですからquantum2000さんが例にあげてらっしゃる「十指に余る」「モーセの十戒」「十干十二支」「十返舎一九」をわたしが読むときは全て「じっ」と読みます。

わたしは30代女性、九州出身ですが、例えば、知っている地名で「二十町」というところがありますが、そこは昔から「にじっちょう」としか読みません。

この先「いずれは「じゅっこ」が正しい、というようになっていく」かどうかはわかりませんが、個人的には変わってほしくないなと思っています。
何でもわかりやすければそれでいいというのは違うような気がします。
わたしもいつも完璧な日本語を使っているわけではありませんが、できたら正しい日本語を使っていきたいと思っているのでこのような回答になりました。

気にさわられたらごめんなさいね。参考までに書き込んでみました。
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この回答へのお礼

ご回答をありがとうございました。

こちらにも、「三十町武」という名前の店があります。「さんじっちょうぶ」と読むようです。仰せの通り、こうした言葉は、昔はすべて「じっこ」とか「じっぽん」と言っていた訳です。いつから、「じゅっこ」とか「じゅっぽん」と言う人が出てきたのか判りませんが、その理由は「言いやすい」とか「語感がいい」とか、色々あるかもしれません。

私も正しい日本語を使っていきたい(、伝えたい)、というお考えに賛成です。しかも、30代という比較的若い世代の方が、そのように考えていらっしゃるのは、とても嬉しい気がしました。ご回答を、本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 12:20

こんにちは



そもそも「十」には音読み:ジュウ・ジッ 、訓読み:とお・と  しかないので理論的には「じゅっぷん」にはならないはずです。

自分は小学生の時に「じっぷん」と習った記憶があります。思うに、正式な発音は「じっぷん」だったけれども「いち、に、さん…じゅう」の「じゅう」の影響で「じゅっぷん」と誤用されるようになりそれが一般に定着したのではないでしょうか?なまじ「じゅう」という読み方があるだけに意外と気付かない人も多いと思います。

ちなみにNHKも曖昧なようですが…。

参考URL:http://www2.chokai.ne.jp/~assoonas/UC7.HTML
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この回答へのお礼

早々にご回答をありがとうございました。ご返事が遅れて申し訳ありません。

私も国語の得意な友人に聞いたところ、音訓表に「じゅっ」という読みはないので、「じゅっ・・・」という読みは間違いだ、と言われたのです。促音便の一種ではないのか、とも言ってみたのですが・・。確かに、「じゅう」という読みがあるので、それが災いしているのでしょうね。

また、アナウンサーの件ですが、確かにNHK以外のアナウンサーは、「じゅうじ・じっぷん」とかは言わないですよね。

ご紹介していただいたホームページも、見させていただきました。「『じっぷん』を普及する会」なるものがあるとは、知りませんでした。会長さんは、「じゅっぷん」という発音は、「かなりキタナイ発音に聞こえてしょうがない。」とおっしゃっていますが、私などは、「じっぷん」の方が「何となく古くさくて、あか抜けていない発音に聞こえてしょうがない。」のですが・・・。確かに、好みの問題かもしれません。例えば、「1m70cm」なども、「いちメートル、ななじっセンチメートル」と言う方がよい、ということでしょうか。・・・私はどうも、「普及する会」の会員にはなれそうにありません。

ご回答をありがとうございました。

お礼日時:2004/10/11 11:00

私が全国各地出身の人と話した経験上、「じゅっ」と発音する人がほとんどで、「じっ」と発音する人は1割にも満たないです。


ですから方言ではありません。

私も気になって、今、国語辞典を調べてみたら、
「十干」は「じっかん」と「じゅっかん」の両方が載っており、
同様に、
「十戒」と「十進法」も、「じっ」「じゅっ」両方の見出しがありました。

ですから、両方正しいということで。

この回答への補足

早々にご回答をいただき、ありがとうございました。ご連絡が遅くなり、申し訳ありません。

やはり現状は、日本中で「じゅっ」と発音する人がほとんどのようで、取りあえず安心いたしました。また、辞書を調べていただき、ありがとうございました。私はお恥ずかしながら、辞書も引かずに質問したので、気になって私も引いてみましたが、岩波書店の広辞苑(第二版)には、見出し語としては「じっかん」とか「じっかい」しか載っておらず、「じゅっかん」とか「じゅっかい」は載っていませんでした。(済みません。辞書を見たら、モーセの「十戒」は、「十誡」が正しいようでした。)「十・・・」という言葉が、「じゅっ・・・」という見出し語で載っている例は、広辞苑には1つもありませんでした。

やはり、「十」に対する読みの「正答」と「現状」が余りにもずれているので、辞書によって見解の相違があるのでしょうか?

補足日時:2004/10/11 10:22
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