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放射線治療は癌細胞と正常細胞の損傷に対する回復速度の違いを利用して行われますが、これは癌細胞と正常細胞では損傷に対する修復機構が異なるためでしょうか?それとも修復機構は同じだが単に速度が異なるのか?解説をよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

放射線治療法は、基本的に癌細胞に集中して放射線をあてて正常細胞への悪影響を極力減らし、癌細胞を集中的に減少させる治療法です。



代表的な放射線治療法として、定位放射線治療があります。
これは多方向から放射線を放射し、放射線の交点を癌細胞に(ピンポイントに)絞ることで、癌細胞だけを減少させる治療法です。
一つ一つの放射線は正常細胞に影響が小さいほど弱い出力ですが、交点では多方向分出力が加算されるため、癌細胞だけを効果的に減少させることができます。

他にも粒子線治療法などがあります。
詳しくはこちらのサイトをご参照下さい。

https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radi …
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必ずしもそうとは言えず、現在線量(フラックス・放射線密度)をmm単位以下で身体を三次元で回転させることにより、変えることが出来ます。


但し、患者にとっては迷惑千万で、遅いと間違った場所を照射し、速いと三半規管がデタラメに動くので気が狂います。
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そもそも体のなかの9割の細胞は通常状態では終末分化後の細胞なので、細胞周期が停止している組織がほとんどで、放射線や細胞周期を止めるような抗がん剤に対して影響が出にくいのでそこに治療マージンがあるのです。


ただし、頭髪や免疫系、腸管上皮など一部の臓器は細胞分裂が通常でも比較的早いため、抗がん剤等による副作用が出やすいといわれるのはそれが理由になります。

もちろん、できるだけ病変部位だけを狙って攻撃しようとはしてます。
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?がん細胞の位置を特定して正常細胞を損傷させないように、がん細胞のみを破壊するようにするのではないかな。


がん細胞の増殖は正常細胞よりも早く正常細胞を押しのけて増えるから放射線で殺す。のだと思いますが。
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>癌細胞と正常細胞では損傷に対する修復機構が異なるためでしょうか?



それはないと思います。
「修復」というよりは、細胞の「増殖」ということかと思います。

放射線により損傷を受けた細胞は、例えば90%の確率で死滅し、10%の確率で死滅せずに増殖を続けるとします。
がん細胞は、それ自身が「正常細胞の中に、ごく一部存在する異常細胞」ですから、その一部が損傷を受けて増殖の確率が小さくなれば、がん細胞全体としての増殖の速度が落ちる、もしくは減少に転じます。

一方、正常細胞は「多数派」ですから、一部の正常細胞が損傷を受けて増殖しなくなっても、周囲の他の正常細胞が増殖を続けますから全体の増殖の速度はほとんど低下しません。

そういったことを「回復速度の違い」といっているのだと思います。
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