アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

珊瑚海海戦にて、アメリカ軍機により攻撃を受けた翔鶴は、後のミッドウェイ海戦には参加出来ず、同型艦の瑞鶴もまた、航空隊の損失が多く、参加出来なかったみたいですが、翔鶴はともかくなぜ瑞鶴も参加不可だったんですか?
人数と機体が少ないなら1度本土に戻って補給次第海に出るということは出来なかったのか?

A 回答 (6件)

みーんな詳しく書いてくれていますね。

理由としては皆さんおっしゃるように補充できるだけのパイロットも機体もなかったから、ということになると思います。
 開戦当時、海軍のパイロットで高等飛行が可能な人数は数百人程度、戦闘機は500機+だったという話も聞きます。また戦闘機もすべて零戦ばかりではなかった(海軍全体の保有機のうち第一線で使用できるものが約60%)ということ。パイロットも戦闘機も真珠湾以降の損耗をどれだけ埋められていたかは怪しいところですね。特に母艦パイロットは速成がききませんし。

 あとは余談です。
 この時期の日本の空母は(できるだけ)同型艦2隻で1セットで運用されていたみたいですね。理由の一つが艦載機の数。翔鶴級単艦だと戦闘機が常用18機+2機だけです。これに艦攻27機+5機、艦爆27機+5機がプラスされます。このうち戦闘機は艦隊の直掩に必要になりますので、たとえば艦攻・艦爆が全力(めったにないですが)出撃するときにつけられるエスコート機はせいぜい10機程度になってしまいます。これじゃ心もとない。
 だから翔鶴が出られない、となったらじゃあ瑞鶴もってなったんじゃないでしょうか。
    • good
    • 0

米軍と日本軍の大きな違いは、空母航空部隊の数です。

即ち日本は空母に対し1セットの航空部隊しかないのに、米国は2セット持っていました。それは現在でも続けられています。それ故、海戦や航空戦で航空隊が消耗すると、日本軍は未熟は搭乗員を充当するか、全く充当出来ないといった事態となります。前者はマリアナ沖海戦であり、後者は珊瑚海海戦後の両空母です。

5航戦は、1航戦より搭乗員の技量が編成が新しい分劣りました。それでも悪戦苦闘して米正規空母を撃沈したので、1航戦は慢心してしまい、そのままミッドウェーへ出撃します。恐らくこの慢心が無く、珊瑚海海戦の経験者を開戦に参加させたなら、ミッドウェー海戦は全く違った結果となったことと思いますが、当時の海軍には、こんな発想は有りませんでしたし、官僚主義がはびこり実行も不可能でした。
    • good
    • 1

1942年5月8日の珊瑚海海戦時、5航戦の原少将が残った瑞鶴で再度の攻撃を考えた時、瑞鶴に残っていた航空機は零戦24機と艦爆7機、艦攻が9機です。

翔鶴の機体も含まれています。
航空攻撃と海戦の事故で43機が失われ、また、翔鶴の被弾で54機が大破してしまったようです。
このあと翔鶴と瑞鶴はトラックを経て内地に帰還するのですが、翔鶴の呉帰投は19日、瑞鶴は21日に帰投しています。
この内地までの帰投の過程で米潜の網をくぐり抜けるなどで時間を消費されたりしたようです。
艦載機は母艦よりも数日早く鹿屋と佐伯基地に帰投し、航空隊の再編に着手しています。

ミッドウェー作戦で機動部隊の出撃が5月27日ですから、瑞鶴が無傷であったとしても燃料はともかく武器・弾薬・機材の補給が間に合いません。
航空隊も殆ど使える艦爆艦攻が残っていませんし…。

ミッドウェー作戦には瑞鶴は間に合いませんでしたが6月28日からのアリューシャン作戦には参加しています。
ミッドウェー作戦の仇討を狙ったようですね。
瑞鶴、瑞鳳、龍驤の3空母がアッツ島方面で米空母艦隊を迎撃しようと遊弋しますが、米海軍は反応せずに徒労に終わり7月7日に内地へ帰投することになります。

補給や人員の補充等が間に合わないので、珊瑚海海戦後に急遽実施が決定されたミッドウェー作戦への瑞鶴投入は難しいでしょうね。

ガダルカナル戦に瑞鶴と翔鶴が投入されているのですが、ミッドウェー作戦で搭乗員の人的被害は世に喧伝されているよりも多くなく、
1航戦がそのまま翔鶴、瑞鶴に、2航戦が飛鷹と隼鷹に配置替えされていて、ガダルカナル争奪戦で搭乗員の本当の損耗になっていきます。

ミッドウェー海戦で被弾した4空母の搭乗員は、発進前の被弾で持ち場が失われたため、健在な者は退艦が容易だったとかの事情があるようです。
ここら辺は、個人的にももう少し詳しく調べたいと昔から考えている部分なのですが、余裕がないので出来ていませんね。
    • good
    • 2

時間と補給の問題です。


珊瑚海海戦で大破した翔鶴の艦載機も収容しての運用可能機が39機、
修理可能機も含めて最大約50機しか運用できません。
空母のパイロットはそれなりの技量が必要で、
他の空母も稼働中なので、それらを強引に
かき集めてそのまま搭乗させるわけにはいきません。
(比較されるヨークタウンの場合、喪失機の補充は
 潜水艦の雷撃で補修中のサラトガの搭載機からあてました)

(瑞鶴は)5月21日に帰ってきて(大破した翔鶴は5月17日)
南雲部隊が出た5月27日に同行は極めて困難です。
瑞鶴・翔鶴よりも、ダッチハーバーをあきらめて
第4航空戦隊を使った方が現実的です。
(アクタンゼロも無くなるし)
ただし、これは後知恵です。

むしろ、真珠湾に参加した時、就役から2か月で実戦投入が異常です。
(ただし、練度不足から爆撃任務だけでした)
    • good
    • 1

軍も公僕つまり公務員なので規則を遵守する様に出来て居て、部隊を再編するにも申請・裁可の手続きが必要なのです。


またその手続きを無視しても数を揃えれば「ハイ完了」とはならなくて、空母部隊の場合高度な技量と連携を要求される為、補充しても即戦力にはならないんです。
米軍の場合は空母は基地として捉えていたので、移動がしやすい航空機部隊単位での構成をしていたのですが、日本の場合は「母艦単位」での部隊編成だったため、その母艦のスペシャリストに特化した部隊だったので移動が難しかったのです。(同型艦でも平時でも「転勤」しずらかったのです。)
    • good
    • 0

確か瑞鶴航空隊もかなりの被害を受けていて、航空隊の整備が必要だったのと、乗組員の休養が必要だったからだと何かの本で読んだ事があります。



 ただ、翔鶴も船体には大きな打撃を受けていなかったので、急いで修理すれば、ミッドウェー作戦に参加可能。
 また航空隊も日本全部からかき集めて瑞鶴、翔鶴に載せればミッドウェー作戦に参加可能だったとも書かれていました。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!