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発達障害の症状について

発達障害の諸症状がみられる場合に、「脳機能の障害(つまりは生まれつきの問題)」が原因ではなく、「発達過程での障害(つまりは環境による問題)」が原因の可能性はないのでしょうか?

例えば、エリクソンで言うところの発達課題が未達成であり、実際の発達区分と精神的な年齢のズレによる違和感など。

A 回答 (5件)

成長の過程で機能障害を発症なさったなら?大人になって回復する例もあると思います。

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この回答へのお礼

なるほどと思いました。確かに後天的に変わってしまったなら、更に後天的に変えることもできますね。ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/12 11:52

私は脳機能の障害が大前提であると考えます。


認知症患者の脳をMRIで見ると脳の委縮していますし、長年抑うつ状態にあった人の脳をMRIで見ると委縮していることも分かっています。
前者は老化によって脳内の血管が梗塞したために血流不足になり委縮。
後者は大脳辺縁系に血流が集中しやすくなることで他の部位に十分な酸素が行き渡らないために委縮。
つまりどちらも委縮が起きたことで脳機能が正常に働かなくなります。
一方発達障害の患者の脳は大人になっても大脳新皮質の面積が健常者より小さいと言われています。
それこそが発達障害が脳機能障害と言われる故であり、環境だけで片づけられるものではないと私は認識しています。
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この回答へのお礼

環境の要素があったとしても既に脳機能に支障が生じていると言うことですね。勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/12 11:54

大いにありますよ。


イギリスの発達心理学者(小児科医)であったボウルビー(John Bowlby/1907〜1990年)が突き止めた「マターナル・デプリベーション(maternal deprivation/母性剥奪)」がこの可能性を強く示唆しています。
母親ないしは母親の代理的な存在との精神的な絆(愛着)が形成されない(愛情欠落)ことによって、他者に対して無関心になったり反抗的になったりしてしまう、という概念です。
多くの追試が行なわれて、この概念の正しさも証明されています。

つまり、能動的で生来的・器質的な愛情欠落(自ら他者に対して愛情を持つことができない、といった障害)のほかに、他動的な愛情欠落(マターナル・デプリベーション)もあるわけです。

このことを置き換えてみると、当然、生来的(能動的)な理由のほかに、他動的(環境的)な要因もあることがわかりますよね?
複数の要因が絡み合って人間の心を形成させてゆく、ということになるわけですから、当然、発達障害に関しても同じことが言えると思います。
何よりも、発達とは、人間の心の成長でもあるわけですからね。
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この回答へのお礼

発達=心の成長って考えれば確かに環境的な要因もあることが分かります。ボウルビーは講義で習いましたが軽くだったのでいい勉強になりました。ありがとうございました?

お礼日時:2018/04/12 11:51

発達障害の発症メカニズムとしては、複数の遺伝子、出産までの


環境要因、後天的要素など多くの因子が関与する多因子モデルが
考えられています。
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この回答へのお礼

やはり後天的要素もあるにはあるんですね。勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/07 17:41

毒親に虐待されて育てられたか、放任されて育った場合に、脳機能障害がなくても、発達障害的な症状がでる事はあると思います。



ADHD的な、衝動性や多動などが、幼稚園や小学校などの、親がいない所で現れる事はあるかと。

問題行動があっても、そういう子の親は、無知なのか、子供に興味がないのか、うちの子やんちゃだからで、療育にも行かせないので、参観日の授業中でも、ふらついてますよ。もちろん、親は参観日には来ませんが。
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この回答へのお礼

放任等によって脳機能に障害がなくても症状が出てしまうんですね。勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2018/04/07 17:43

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