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文中の「のろづきおほん、のろづきおほん、 おほん、おほん、 ごぎのごぎのおほん、 おほん、おほん、」とありますが、
この「のろづきおほん」また「ごぎのごぎのおほん」とはどういう意味でしょうか?「おほん、おほんは韻をふんでいるかと思いますが。
また、梟が歌う「いさみにいさむもののふが みみずをつかむときなるぞ」どういう意味でしょうか?
分かる方お助け願います。

A 回答 (2件)

のろづき、と言うのは、残念ながら”朧月”~春の朧夜に出る月とは解せません。

というのも、
この物語は、「夏のおどりの第三夜」の模様を描いているからです。では、何のことかと言
うと、小生にも分かりません。のろ、というのは、動きが遅いを意味する”のろい”の、のろ
であり、ようやく姿を現した月を指して、半ばからかい気味に呼びかけつつ梟が歌う歌詞の
一部ですから、”のろまのお月さん”と解したいところもあるのですが、むしろ意味のない囃子
言葉とした方が良いように思います。
「いさみにいさむもののふが みみずをつかむときなるぞ」は、梟の大将が歌う歌の文句ですが、
彼は、甘ったるい声で、まず鴉をからかい、次に鳶をからかい、そして自分たちをからかって歌
うわけです。”(夜は)梟のなかでも勇に勇む武士(のような愚かな梟)が、蚯蚓を掴まえる時だ
ぞよ”という意味でしょう。で、この後に、梟どもが「もうみんなばかのようになってどなった」
のが、先ほどの「のろづきおほん、おほん、おほん、ごぎのごぎおほん、おほん、おほん。」なの
ですが、これはかしわの木大王から、「どうもきみたちのうたは下等じゃ。君子のきくべきもので
はない。」との非難を受けます。ここからも、のろづき、はロマンチックからは遠いようです。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございます。
歌のところがどうしてもよく分からず、もやもやしていましたが、やはり意味を求めてはだめなんですね。
頭で理解するのではなく読んで心で感じろ、ということなんでしょうね。ご本人が生きていたら直接きいてみたいことがたくさんあります。回答にお時間さいていただき感謝します。

お礼日時:2018/04/13 03:36

のろづきおほんとは、霧や靄 (もや) などに包まれて、柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月を意味します。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
のろづきとは「おぼろ月」と同じ意味だと理解しましたが、なぜ同じ意味なのか知りたいところです。

お礼日時:2018/04/12 05:40

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