日本の中で一番優秀な頭脳集団で日本を牽引する政治の実行集団といわれる官僚ですが、過去において、天下りであるとか、(天下りは勿論大きな問題です)それなりに問題を指摘される事もありました。
しかし、今回これ程までに政治レベルの低下といわれる問題が次から次へと起こる事態を私は見たことがありませんでした。
これは官僚の価値観の変化?政治家(内閣府)に人事権をとられる事で骨抜きになる?
それとも昔からこんな人達の集まり?
どの様に事なのでしょうか。
皆さんの考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
いくつかの要因がありますね。
でも一番大きな問題は人事権を完全に掌握されているという事はあるでしょうね。
それと安倍さんの一強時代が長く続いていること、
そして安倍さんのパーソナリティーによるところもあるでしょう。
人事権を掌握されていれば当然その人事権をもっている人たちに逆らえないですね。
佐川さんや元迫田さんのように、政権に迎合する人が出世するのを目の前にみれば、なおさらそうです。
そして安倍さんは、非常に感情が露骨なんですよ。
森友・加計問題でもみられるように、自らのお友だちや思想の近い人を優遇する、嫌いなものは徹底的に嫌悪する、はっきりしています。
こういう時代がながく続けば、当然、官僚は骨抜きになります。
それどころか、率先して迎合し、野党議員の質問中にヤジをとばす官僚もでてきます。
官僚というのは、自らの利には敏感なのです。
このことに関しては、今も昔もかわりません。
ありがとうございます
つまり、官僚の体質そのものは変わりなく、その上司に当たる内閣を司る政治家、さらにいうと、そのトップに当たる首相の政治姿勢によって今回のような問題も起こりうる。という結論でよろしいのでしょうか。
No.9
- 回答日時:
お礼コメントありがとうございます。
>歴代問題内閣と比較する事も結構ですが、つまりそれだけ現内閣も問題がある。、という証でもある訳ですね。
比較することが現内閣に問題があるという論理になることは良く分からないのですが・・・歴代内閣の汚職はむしろ中身的に言えば安倍内閣より飛び抜けて酷いものばかりだとは思いますよ。上げればキリが無いので特に紹介はしなかったのですが、森内閣の時には「えひめ丸事件」というのがあって、水産高校の練習船が米原子力潜水艦と衝突した時にゴルフを続けていたとかいうのもありました。(その後の本人談→http://www.news-postseven.com/archives/20121202_ …)
森友も加計も実際には首相の関与は認められない訳ですが、安倍氏の責任なんて説明不足ぐらいなものでしょう。報道内容は事実から見れば殆ど憶測で書いてますから、私個人としては基本的に憶測抜きで考えるべきだと思いますよ。
とは言え、財務省の文書書き換え問題も、防衛省の日報問題も、是正していくべき問題であるということは当然だと思います。ただ、これが歴代内閣の辞任理由からしてそこまで深刻なものとまでは思えないというのはあります。そもそも、官僚の不正は別に安倍政権だから特別にそうなるという訳ではないですし、要するに問題が表に出てくるか出て来ないかの話であって、長期政権だった小泉政権下でも「外交機密費の流用問題」「要人外国訪問支援室長による機密費搾取」「多くの部署における経費水増しによる”プール金”発覚」という不正が続いたこともあります。(参考→http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/200 …)
つまり、官僚の不正そのものはこれまでもあったし、恐らくこれからもあるものだと思いますから、大事なのはこういった問題が発生した時に、是正対策を講じて都度官僚制の運用を見直していく事が大事だと思います。
ありがとうございます
仲間を大切に思う事は悪いことではないのですが。総理大臣である自覚の問題です。
確かな見方によっては、そんなに大きな問題とは考えられないのですが、(あってはならない政治上の問題である事に変わりはありませんが)それから公文書改竄。国会軽視の嘘の発言の連続。文書の隠蔽。と、民主主義の根幹を否定する問題まで発展させてしまうガバナンスの問題です。
危機管理能力にも繋がります。トップとして責任を問われるのは当然であると思います。
No.8
- 回答日時:
おそらく、歴代内閣としてはまだマシな方ではないですか?
【歴代汚職事件のまとめ】
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■芦田 均内閣(昭和23年3月10日~昭和23年10月15日)
いわゆる「昭電疑獄」事件により民自党顧問大野伴睦、安本長官栗栖赳夫、前国務相西尾末広らが事件もみ消しの収賄によって逮捕され、芦田内閣は「道義上の責任」を取る形で総辞職しました。
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■田中角榮内閣(昭和47年7月7日~昭和49年12月9日)
立花隆のスクープにより「金脈と人脈」問題が発覚、フォード米大統領の来日日程が終了したのち、退陣の決意をします、十一月二十六日九時半、田中首相は官邸に椎名悦三郎副総裁、二階堂進幹事長など党幹部を招集し、自民党総裁を辞任する意向を告げました。
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■竹下 登内閣(昭和62年11月6日~平成元年6月3日)
1988年にリクルート事件が発覚し、竹下自身の疑惑も追及され、秘書で竹下の金庫番といわれた青木伊平が1989年4月24日に不審な状況で自殺します、こうした状況のなか世論の反発を受け、支持率がついに10%を割り込むまでに至り、1989年6月3日に内閣総辞職に追い込まれます。
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■宇野宗佑内閣(平成元年6月3日~平成元年8月10日)
外国メディアに「セックススキャンダルが日本の宇野を直撃」(ワシントンポスト紙)等と掲載され、そのまま同年7月の第15回参議院議員通常選挙は、いわゆる3セット(リクルート問題、消費税問題、農産物自由化問題)が争点となり、自民党は改選議席の69議席を大幅に下回る36議席と惨敗、参議院では結党以来初めての過半数割れとなります、翌日敗北の責任をとり退陣を表明。
------------------------------------------------------------
(出展:http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070724/1185272 …)
※上記以外にも鳩山内閣の金銭問題もあります
もし、これらの事件より今の安倍政権の方が酷いというのであれば、どう酷いのかをご説明頂きたいと思ったりしますが、個人的には元々政治家も官僚も人間である以上不正が0なんていうのはあり得ないと思っています。そして、仮に不正があったとしてもそれが最終的に国益になるのであれば、政治家の人格が実際にどうであっても構わない、と思う訳です。
そういった意味で言えば、安倍政権での官僚の不正は微々たる問題であって、大事なのは最終的に国益となるかどうかが政治家に問われる資質ではないかと思う訳です。実際、田中角栄氏が汚職した政治家なのに人気があったという事もありますから、どちらかというと時代の国民の見る目が変わってきているというのもあると思いますね。
昔のような大きな不正が起こるという事は少なくなったというか目立たなくなり、ちょっとしたことが目立つようになって、国民自身も昔のような見方ではなく、政治家をイメージで判断するようになっている、という事も帰依しているような気がします。
以上、あくまでも私の感覚と推測による意見ですが、他にも野党が揚げ足取りに必死になっていたり、報道モラルの低下(その背景には国民自身のモラルの低下がある)という周囲の環境の要因もあるのではないかと考えていたりします。
No.7
- 回答日時:
昔と比べて
パワーは、ちょっと弱くなってる。
民主主義(文民)が、ちょっと強くなってる。
マシになってる。
法規制(モラル)は、徐々に強く(マシに)なってる。
政治家の規制も同様に、法整備が進んでる。
報道のモラル(自主ルール)整備は、進んでない。
国民が、気付く様になった。
クレーマーのお陰で、小さな問題(小事)に、気付いた。
時代遅れの老兵の、最後のクレーム
前川、新規参入の時代に抗った。
改ざん(関係者とクレーマー)、デジタルデータ化の時代に気付いてない。
報道と野党、気付かれる時代だと気付いてない。
No.6
- 回答日時:
民主党の失敗の一つは、官僚を敵に回したことです。
官僚は選挙の洗礼を受けません。
つまり経験やデータの蓄積があるということです。
それを敵に回したのですから、政策に必要な情報が適宜取れるはずがありません。
政治家と官僚の関係は、およそこのようなものです。
人事権は内閣にありますが、だからと言って気に入らない人間を総クビにしていたら、人材はあっという間に枯渇します。
行政の継続性という、内閣の基盤を自ら崩してしまうということです。
(補足)
天下りは既得権益と結びつけば確かに大きな問題ですが、実は官僚界の人材の回転を活発にしているというプラスの面があります。
何しろ定年を前に「無能なものは去れ」です。
そのあとを埋めて有能な後進が高いポストに上ることができます。
官僚の優秀性は天下りにも支えられているといえます。
あと、実際に官僚に会ったことがありますが、とてもエネルギッシュで行動的で、求心力がありますね。
ふつうの人間が何の準備もせず対面すれば、あっという間に虜にされてしまいます。
ありがとうございます。
回答者さんのおっしゃる通り、安倍政権から内閣府が人事権を握り民主党時代の官僚との対立構図は無くなったのは良かったと思います。
しかし、おそらく過度の忖度、然も、その目的が誤っていたとしても忖度する、忖度せざるを得ない。そんな中で政治モラルなど吹き飛んでしまうような言動が出てきている様に思えます。
No.5
- 回答日時:
官僚の様な頭の良い人に有りがちな話として、目的の為なら手段を
問わないというのは、昔から良く有ります。
目的を達成する為に、倫理や善悪よりも複雑怪奇で場合によっては
屁理屈とも言える様な、論理展開を優先させて事を進めようとする。
そういった体質が表面化したのでは?
#政府の減税政策による歳費削減分を、他の所の増税によって埋め
#合わせようと小細工したりとか...
ありがとうございます。
たしかに、無理矢理の屁理屈を官僚独特の理屈としてまかり通るところはあるのでしょうね。
政治倫理の無い人が政治の中枢にいる事は危ないですね。
No.4
- 回答日時:
中国や朝鮮では、過去に試験で優秀な成績をとっただけの人物を高級官僚に登用する科挙制度を設けていましたが、その結果国を滅亡に導き、よって数百年も前に試験の成績だけでの官僚登用をやめてしまいました。
日本ではそれを今でもやっているわけです。 何百年も前に中国・朝鮮で失敗したことを繰り返しているだけです。ありがとうございます。
採用する人物に問題があるのか、官僚を含めた制度に問題があるのか、或いはその制度の頂点にあるその制度を動かす人物に問題があるのか。
それぞれに問題があるのでしょうね。
中でも回答者さんの場合は、採用制度に問題があるという事ですね。
No.1
- 回答日時:
官僚そのモノではなく
省庁から派遣された秘書官とか、或いは顧問などという肩書きを持つ人々
言わば腰巾着が、制度上の指揮命令系統から逸脱した
天の声やご意向などを使って、上司の気を惹く或いは点稼ぎを行った
それらの無理筋を欺瞞せざるを得なかった結果ではないだろうかなぁ
ありがとうございます。
つまり、いわゆる立身出世のみを第一義に考える官僚の起こした問題。という事なのでしょうか。しかし、それは官僚の体質とまでは言えない事なのでしょうか。
新人官僚の入省式での映像を見る機会があったのですが、そこでの訓辞では官僚が日本を支える事への誇りと責任。などを話す場面がありましたが、あれはどうなっていくのでしょうね。
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satoumasaruさんの回答から導き出される答えは、官僚によるモラルの低下の根源は安倍氏の政治姿勢そのものと推測されます。
この解釈は間違いなのでしょうか。もし、この事も含めて意見のある方は再度の回答をお願いします。
しかし、今回の一連の流れをみていると不思議な事ばかりです。
記録と記憶を比較して、(さらに言うとその記録は敢えてデタラメや嘘を書く必然性は全くありません。)記憶の方を支持する上司。然も、その方は日本のトップの方です。これは単なる一例です。余程おかしな判断基準をお持ちの方でなければ、こんなトンチンカンな判断はしません。
すべてが万事、今起こっている問題はこの例と殆ど変わりません。判断基準となる政治姿勢の原点に問題があるのです。
結局、間違った判断しかできないトップに従う部下は間違った行動をとらざるを得ません。ここにどうしようもない問題があります。
客観性、中立性、公立性の立場に立って仕事をするのが公務員。少なくとも今までの官僚はこの原則の方が強かった。しかし、この政権になってからこの基準がガタガタになった。何よりもこの事が一番の問題。
正義も何もあったものではない。