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以前、何かの書物かテレビか忘れたのですが、
明治維新後、日本に英語が入って来たことを機に、
「LOVE」という言葉を「愛する」と決めたのが、夏目漱石だということを耳にした気がします。

先日、友人と上記話題になりネットで調べていたのですが、
夏目漱石は、I love you.を「月が綺麗ですね」と訳しなさいと言った逸話は多く
目にしましたが、私が以前、目にした情報はどこにも記載されていませんでした。

確かに「愛でる(めでる)」という言葉は、明治維新前よりある言葉だとは思うのですが、
現状でもそうでしょうが、相手に「愛しています」という事がないのが、
現代の日本語だと、私の注釈ではあります。

そもそも、当初の私の情報が間違った情報だったのでしょうか?
LOVE=愛する という言葉は、誰かが決めたことではなく、自然な和訳だったのでしょうか?

ご存知の方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

「あいする」という言葉自体は古いものです。


平安初期には漢文訓読の際に用いられていたのですが、和文系資料では平安末期(院政期)以降に見られるようになりました。

(1) 非常に気に入って、いちずにかわいがる。寵愛する。
大鏡〔12C前〕六・道長下「いますこし六条殿をばあいし申させ給へりけり」

(2) 好意を相手への行動として示す。また、特に、なでさする。愛撫(あいぶ)する。
今昔物語集〔1120頃か〕三一・一〇「今夜正しく女の彼の許に行て、二人臥して愛しつる顔よ」

(3)(男女の間で)慕わしく思う。好きだという気持になる。恋しく思う。
春色辰巳園〔1833〜35〕初・二回「これは仇なる男などの、深くも愛せずさすがに捨もやらぬを、相たのみたる女の、心をよみたるなるべし」

(4) 貴さ、美しさなどを感じて、強く好きに思う。
方丈記〔1212〕「今、さびしきすまひ、一間(ひとま)の菴(いほり)、みづからこれを愛す」

(5) 美しさ、おいしさ、良さなどを好んでそれを楽しむ。愛好する。賞美する。
徒然草〔1331頃〕二一四「晉の王倹、大臣として、家に蓮(はちす)をうゑて愛せし時の楽なり」



基本的には「上から目線」の語であり、文章語です。
口頭で使う言葉ではありません。この点は今でも変わりません。
明治中期 [英語]love[ドイツ語]lieben などの翻訳語として採用され、西洋の「愛」と結びついた結果、人に対しては、対等の関係での愛情を示すようになりました。



したがって、
> LOVE=愛する という言葉は、誰かが決めたことではなく、自然な和訳だった
と言えるでしょう。




ちなみに
>夏目漱石は、I love you.を「月が綺麗ですね」と訳しなさいと言った
これは都市伝説で、根拠はありません。
ドラマ『相棒』ではこれを逆手にとって、その根拠となるものが犯行に関わっていた、という回があった。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
言葉としては日本古来からの物なんですね!!
とても勉強になります。

加えて、漱石の月が綺麗ですねが都市伝説だったということも驚きです。

お礼日時:2018/06/03 14:15

えーと


誰だったけなあ

「哲学」という言葉は
西田幾太郎でしたっけ

翻訳の時に作ったんじゃなかったっけ

「愛」も
翻訳の際に作ったような気がしますが
調べて見てね
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
哲学はそうなんですねー。
翻訳の概念からも少し調べて見たいと思います。

お礼日時:2018/06/03 14:12

名詞としての「愛」は江戸時代以前から使われていました。


戦国武将の直江兼続が兜に大きく「愛」という字を飾り文字にしていたのは有名ですね。
しかし、古語では 男女の情愛の意味はなかったようです。
https://kobun.weblio.jp/content/%E6%84%9B

それと、「愛する」と動詞で使われるようになったのは やはり明治以降になってからだと思います。

>現状でもそうでしょうが、相手に「愛しています」という事がないのが、
昔は「好き」と言っていたでしょう。今でも、「愛しています」なんて少し仰々しいですよね。

なんか、英語の likeとloveを区別するために 無理に訳し分けた為に 不自然な現象が起きたのもあるでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本語は、変化しますし、難しいですね。

お礼日時:2018/06/02 14:25

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