プロが教えるわが家の防犯対策術!

今、80代の祖母を母と交互で介護しているのですが、医療従事者や母を見ていると、自分も何か人の役に立てる仕事をやりたい。勿論、自分の祖母だから、情があるのは否めません。今までは、主に事務仕事をいくつか経験しましたが、人のしがらみが嫌で短期の仕事しかしてきませんでした。介護の仕事は重労働だというイメージがあり、今までは関心を持ったことすらありませんでした。勿論、色々な人間関係がそこにもあることはわかっています。ただ、自分の中には真の意味で役に立てる仕事をやりたいという気持ちが常にありました。実際に介護を経験されている方、仕事についている方に介護の大変さをお聞きしたく思い、質問させていただきました。

A 回答 (4件)

色々な施設で働いてきましたが、現場によって変わります。



今みたいな季節にエアコンが入っていないと地獄です、エアコンはあるのに省エネということで入れてくれない現場もあります。
(エアコンは利用者さんの部屋のみとか)

体力的には慣れますけど、職員を減らして人件費を節約しているような現場だと、息をつく暇もないのでこたえます。
仕事中に座ることなんてほぼなく、何か作業をしているのに「次はアレやってね!」「あとアレも忘れないでね!」なんて指示を出されまくりだったりすると、気持ちが折れそうになります。

女性が多い現場で、上も女性だったりしますから、理屈よりも感情を優先されることが多いです。
男性が多い職場では考えられないようなことが、普通にあります。
それが辛くて、辞めていく人は多いです。

排泄介助に関しては、誰でもすぐ慣れるので心配ないです。
時々手や足に付くことはあります(手には手袋をするのが基本ですけどね)。

認知の利用者さんの対応は、中々大変です。
会話が成立せず、こちらが言うことは理解できず、やりたい放題だけど怒ったり体罰したりは出来ず、病院でなければ抑制(ベッドに縛り付ける)することも出来ず。
何かあればこちらの責任になってしまいます。
理想を言えば色々ありますけど、多くの現場では職員の数がギリギリで、そんな暇はまったくありません。
可哀想だと思いますけど、物理的に不可能なことはできないです。
まともな現場だと「今日は天気がいいからお花を見に外へ出ましょう」なんてやりますけど、やらない現場は何もやらないので可哀想でね。
ちなみに私の場合、暴言を吐かれたこと数え切れず、顔をグーで殴られたり、コーヒーをかけられたり、引っかかれたり、噛まれそうになったり、という経験があります。

あと細かいことだと、制服がダサい、ロッカールームが狭くて汚い、食事が貧相(現場で頼む場合、だからお弁当持参の方が多いです)、ちょっとした怪我が多い、爪はボロボロ、夏場の風呂場は地獄、仕事で大汗かいて帰りの電車やバスに乗らないといけない、お休みが取りづらい(休暇は同僚と調整しないと)、ノロとか疥癬とかを貰ってしまうリクスがある、利用者さんの死に向き合わないといけない(エンゼルケアということもあります)、などなど。
私は得意ですけど、大勢の利用者さんの前で大声で歌を歌ったり、レクの司会をやったりすることもあり、苦手な人は困っています。

給料は安いです。
今後の公的支援がどうなるかですけど、どちらにしろ現状のままでは高齢者があふれてしまうので、どうにかするしかないでしょう。
もし収入を増やしてくれるような支援が始まったら、他の業種からどんどん人が入ってくることになるでしょう。
この業界で続けていく気があるなら、先に入っておいて自分のポジションを確保しておいたほうがいいと思います。
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一見普通に見えるんですが、実は結構認知のあるお爺さんがいました。


いつもスタスタ歩いてエスケープしようとするし引き留めると怒ります。
そのひ私が夜勤してて、本当は定期的にに各部屋を見に行かなければいけないんですが、そのお爺さんは見に行くと怒るので遠慮してあまり行ってませんでした。
そしたらエレベーターが勝手に動いてたので見に行ったら、そのお爺さんが「出口はどこだ?」って外に出ようとしてました。
もし朝まで気づかなかったら...勝手に外に出て車に轢かれる可能性だってあります。その時責められるのは見守りに行かなかった私の責任になります。あの時が1番冷や汗かきました。
あとは基本私1人で夜勤してるんですが、一気に5件ぐらいナースコールがなって慌ててたら、端の部屋の方から甘い匂いがしてきました。
見に行ったら、認知症のお婆さんが這って出てきて棚にあった砂糖を床にぶちまけてました。そのおばあさん、糖尿病じゃ無かったから良かったけど、砂糖を手で鷲掴みにして食べてたんで、人によっては死んでたかもしれません。それも冷や汗かきました。
いつ何が起こるかわからないので気が休まらない事が大変でした。
因みにいい事もたくさんありますよ。
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特別養護老人ホームに勤務する介護士8年生です。



肉体的には、まったく大変ではありません。
世の中のお母さんたちがしている「子育て」の相手が、高齢者に変わっただけですので。

「ひざや腰を痛めない」コツを覚えて、「無理なことは手伝ってもらう」心がけをしていれば、エアコンの効いたフロアーで「自分の家でやるような普通の日常を過ごすだけ」なので、肉体的疲労は無いと思います。
排泄物は、慣れます。(試用期間でムリだったら、辞めたほうがいいです)


「人間対人間」なので、精神的疲労は半端ないです。

★まずは、認知症高齢者とのコミュニケーションです。
【彼らが一番求めているのは、家族のもとに帰って時間を共有すること】です。
その思いや時間の経つのを忘れてもらえる会話を提供しなくてはいけません。
それが、真の意味で彼らの役にたつことです。
「話すこと」「歩くこと」といった人としての基本の喜びを、どうやって取り戻してもらえるかが、最大の課題です。

「体の健康を保ち、長生きすること」などは、彼らは望んでいないのです。
言葉にならない言葉を発する彼らの気持ちを汲まなければなりません。

認知症の方との会話は、とても大変です。
笑顔と、忍耐力、肯定力、鈍感力…いろいろなものが必要になります。

★ご家族との円滑なコミュニケーションも必要です。
★さらには、職員間のコミュニケーションも。
★「転倒」等の事故を未然に防ぐ「気配り・目配り・心配りアンテナ」が必要です。

人手不足の中で基本業務をこなしていると、どうしてもひとりひとりの高齢者とのコミュニケーションがおろそかになってしまいます。
その結果、テレビが話し相手の高齢者を作ってしまうという悪循環のジレンマにおちいります。

コントではないですが、「飯はまだかい?」をひたすら繰り返す高齢者に対処できるハートを持っていないと、介護士には向かないです。

あとは、給料安いです。
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例えばなんですけど、訪問介護の場合、訪問先で相手が亡くなってたら(あなたが第一発見者の場合)応急措置や諸々を行った上で事情聴取、時給は出ずに、不在時の手当扱いとして500円だけの給与。


これが今まで聞いた中で一番悲惨だと思いました。めったにないケースですが、介護職を天職だと謳っていた友人には、ショックが大きかったようです。
仏のような心を持った人でも亡くなった時の悲しみが一番ですし、他人の排泄物の処理や嫌がらせ、セクハラなどはよく聞きます。
私は元カレに強く介護の良さを訴えられましたが、泣きながらやりたくないと喧嘩したことがあります。
悪い事ばかりではないんでしょうけど、私には話だけで耐えられません。
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