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皆さんは「男女」差別についてどう思いますか。抽象的で申し訳ないです。
あと男女差別なので、女性差別のみや男性差別のみより、相対的に見た時のご意見を聞きたいです。
お願いします。

A 回答 (6件)

相対的に見た時ということなら、男女差別よりも「男女平等」の側から考えるべきだと思います。




まず「なにをもって平等とするのか」ということをしっかり考えるべきですが、これが意外にできていません。特に女性解放からつながる男女平等の思想と価値観は、欧米のウーマンリブをそのまま受け入れて、日本の価値観の議論ができていないので、非常に捻じれていると思います。

平等の一つの観点は「法律として平等かどうか」です。アメリカも1964年の公民権法以来有色人種の権利を白人と平等になるように頑張っていて「法律的にはほぼ問題なく平等」なのですが、警官が「黒人ならためらいなく撃つ」という状況ではなかなか運用としてうまく行っていない、といえるでしょう。

日本の男女平等には考えるべき二つの点があります。
・西洋の平等思想が入る前の、日本の男女平等
・西洋の思想が入った後の、日本の男女平等

平等思想が入る前の日本の男女平等はどうであったかというと、法律的には就業差別(区別)以外はほぼ完全に平等であったといえます。欧米のように男性と女性の財産権や相続権に差があるわけでもなく、戦後は選挙権や社会権に違いがあるわけでもなかったからです。

西洋思想の導入は1984年の女性差別撤廃条約に批准したことによります。同じ年に国内整備法として「男女雇用機会均等法」が生まれ、それまで「危険だから」という理由で女性の就職を認めていなかった業種などを解放しました(今でも母体を損なう危険がある職種は除かれている)
この時点で法律的には男女を差別するものは一切なくなった、わけです。

では運用面ではどうでしょうか。アメリカで「黒人と白人では警官の対応が違う」というような部分です。

この運用面で考えると、実に奇妙なことが起きます。これが上記に書いた「ねじれ現象」です。
たとえば男女雇用機会均等法の趣旨には「女性を保護することをやめ、男女平等に共同して社会参画するために女性に対する規制を撤廃した」とあります。

つまり女性に対する規制というのは同時に「保護」でもあり、その内容はたとえば「深夜残業の禁止」とか「危険職種への就業禁止」などだったのです。
それを撤廃したということは、欧米の男女平等の価値観は「女性は自立しているので男性の保護を受けない(男性もほごしないし、女性も求めない)」ということだったわけです。

ですから、近年徴兵制を復活させようとしている西洋諸国は「女性も徴兵する」とはっきり言っています。男性同様、過酷な兵員訓練を受ける義務がある、ということです。

このような「保護と自立」という関係性から見た時に、日本は問題があるといえるのではないでしょうか。
たとえば
・母子家庭における各種補助と父子家庭へのそれの不平等
・女性の生活保護はほぼ100%配給されるが、男性の保護は拒否される可能性があること
・女性の無職は「家事手伝い(花嫁修業)」だが、男性の無職はニートと批判されること
・女性専用車両の運用
などです。

生活保護などの「補助」を受けてはいけないということではありません。必要ならそういうサポートや「保護」は男女とも受けられるようにすべきです。しかし実際には「力があるとされる男性は保護やサポートが受けにくく、弱いとされる女性には手厚い保護とサポートがある」ということです。

で、ここまで話すと大体の女性は「だって女はか弱いから」といいだすわけです。

ここが問題の本質で「日本の女性たちは、西洋的な自立と西洋的な基準での男女平等を求めていない」ということなのです。

彼女たちは「権利は男性並みだけど、義務と問題は社会にサポートしてほしい」ということなのです。これは西洋的な男女平等の価値観に著しく反します。

西洋の女性解放・男女平等の観点からすれば「自立したら自己責任」です。DVのように自分一人では解決できない問題は社会的なサポートがあるべきですが、それも実は女性用のDVシェルターはあっても男性用は相談窓口でさえほとんどありません。ちなみに横浜市の調査によると男性がうけるDVも女性が受けている数と同数ぐらいある、とされています。

父子家庭もそうです。母子家庭のような優遇は受けられません。地域自治体によっては市町村の予算で同等にしているところもありますが、法整備として同等にはなっていないのが現状です。

女性専用車両の問題点は単純に男性差別である、というだけでなく「なぜ女性を保護すべきなのか」という論点が全く抜け落ちていることです。上記のように「保護されることから脱して自立するのが女性解放」のそもそもの原点だからです。したがって、欧米では女性専用車両は「男性が保護するという理由で、女性を再び社会から隔離する」危険思想として考えられています。

日本は西洋基準の前から「男女が平等だった」部分もたくさんあるのですが、それを捻じ曲げて西洋的な「男女平等」をはめ込んだ結果、あちこちにねじれが起きています。

そしてその結果「強いはずの男性が不利益を被る」ことになっています。いや、男性が不利益を被ることそのものが問題ではないのです。
一番の問題は「男性が強いはずの社会なら、なぜ男性が不利益を被るようになるのか?」ということです。男性が強い社会なら「男性が不利益をこうむらないように男性達が改善できる」はずだからです。

ところが、日本は男性が被っている不利益が多々あります。それは制度運営上の問題であるといえます。もちろん女性たちが被っている不利益もあるでしょう。ただ本当に「男性が強い社会」なら男性が不利益を被るはずがないんです。

ですから、日本は男女平等の議論が土台から捻じれています。女性たちは「私たちは差別されている」というのですが、その実態が実に不明確だからです。
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この回答へのお礼

確かに明確になってないのも原因の一つですよね...
激しく同意します

お礼日時:2018/07/23 21:51

単純に縦の関係だろう。


横の関係になれた時変わるだろう。
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差別って言う人ほど、常識外れの差別を平気でしてる。

要は、自分に気に入らないのは、すべて差別。言葉遊びの枠を出ていない自分勝手な判断で「差別」って言い合ってる。

女性専用車など、もう作ればいいんじゃろ発想の枠。あれほど醜い「男女差別」もなし。
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性別によって、希望の仕事に就けない、同じ仕事でも条件が違うと、差別になると思いますが、


昔よりはだいぶ改善されたし、その傾向はずっと続くでしょう。
男性の看護師や航空会社の客室乗務員も増えたし、
女性の政治家や企業での男性と同等の職種の女性も増えました。
まだまだ改善の余地はありますが、
時間の問題でしょう。
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昔は山岳信仰で女人禁制などが有りましたが、これは本来神様(山の神)が女性で女性が登ると焼きもちを焼き山が荒れると捉えて今した。



この事を差別と捉えていますがこれはあくまでも区別です。

差別には意外と区別と混同していることが多いのでは無いですか。
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物事によっては仕方ないのかな〜と思います。



例えば電車の女性専用車両とかあれって恰も痴漢するのは男性のみって言ってるようなもんじゃないですか。
男性専用車両が無いワケですし。

それは軽蔑であり差別だなーと思います。ただ、実際に男性→女性への痴漢が多いのは事実なんで、そこは仕方ないのかなとは思いますけど。

ただ、それなら女性→男性の痴漢も無いわけではないので、作れば良いのにとも思うんですけどね。

あとは「イクメン」って言葉は僕が個人的に嫌いな言葉で、あれって恰も子育てするのは女性って言ってるようなもんじゃ無いですか(笑)

子育てするのは親の務めで、そこに男も女も無いのに、イクメンって言葉が出来たせいで子育てする男は偉いみたいな風潮が出来てそれはおかしいなと。

子育てする=女性という風に言ってるみたいで女性軽視=差別になってるんじゃないかなと思い、イクメンって言葉は嫌いです。
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この回答へのお礼

確かに少数であれ被害を受けている人たちがいるのは事実ですしね。
あとやはり子育て=女性のように固定してるのも良くないですよね。

お礼日時:2018/07/21 09:43

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