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先日海外を訪れた際、理科や算数の問題文には
どんな英語が遣われているのかなと思い、以下の問題集を
買い求めました。(英語独学者)

CARSONDELLOSA SPECTRUMシリーズ Science 小学4年生向け

読んでみると、書かれている説明文が、日本語で読むよりも
すんなりと頭に入ってくるのです。
無駄のない美しい数式のようだと感じました。

例えばこんな文章です:
"Have you ever wondered why the moon seems to be a different shape
depending on when you look at it?"

そこで思ったのが、もしかして昔全く興味の持てなかったリトマス紙
とかの実験も、英語が分かるという前提で聞いたら、すごく興味が持てて
楽しかったのだろうかと。

「英語は、理系の文章を書くのに適しているのでしょうか?」

「また、言語をそのようにとらえてみると、日本語は
どういった表記に適していると考えますか?」

正解のない質問なので、遊び感覚で構いません。
回答をよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

英語は数式的ですよ。


英語は formulate a sentence と言います。対して、日本語は文章を練ると言います。
ですから、英語は確かに理系の文章を書くのに適していると思います。

日本語は叙述的な文章に向いています。話者の姿勢の表現が、個人の感覚を表す意味でも、表さないと言う意味でも、事細かく絶えず、使い分けが求められます。

なので、感情を出さない、出したくないような文体には英語の方が言いやすいと感じますが、日本人が英語にしにくいと思うような時の理由は、英語に同じ表現がないからだったりします。

英語は助詞がありません。語順で話す言語の宿命かと思われるのは、”型”だらけだということです。学んでも学んでもきりがないほど”型”だらけです。

日本語の方が融通が利くように思います。日本語にある活用というものは、みんな、次の語に滑らかにつながるように、”音”のつながり加減で決まっていますよね。だから、論理からでなく、感覚的に使えます。英語だってネイティブは感覚的に使っているでしょうけど、ネイティブでも振り返って文法を見る時、論理から考えることになります。しかし、文法を勉強したわけではない人が、簡単に見て感じる論理って正しいとは限らないんですよね。

でも、英語は簡単に人が文法化してしまいやすい言語でもあるようで、歴史的に英語の”規範文法”は問題だらけですし、英文法の知識から論理づくで言われると、世間が動いてしまうほど、使用状況が変わり得るんですね。

近年、辞書が、よくアメリカで条件節に would を使うことを文法的と認めたせいか、その年辺りから、アメリカでの would の使用が(Ngram で見た書物での話ですが)極端に増えています。でも、英米比べて見て、それ以外は、実はだいたい似たような傾向で使われていました。(口語だとまた違うのかもしれませんが)

数式的だから、このようなことが起きるんだろうと思います。日本人にとっての日本語ほど、血肉のように感覚的に使えるわけではないんじゃないかと思います。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

英語は formulate a sentenceと言うのですね。
物凄くしっくりときました。

英語圏にも”型”なるものが、存在したのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2018/08/26 13:26

日本の大学の法学部出身です。

ついでに帰国子女です。

英語を含むヨーロッパ言語は主語・動詞・述語の関係がはっきりしているので、分かりやすいのです。逆に日本語は主語・動詞・述語の関係性があいまいで「どのようにも解釈できる」ので、分かりにくい場合があります。

ですから「原因・過程・結果」を表す時に英語なら「原因→過程→結果」が文章として間違いなく読み取れるのですが、日本語はそうではない、といえます。その点で英語を含む欧州言語は理系の文章を書くのに適しているといえると思います。

>日本語はどういった表記に適していると考えますか?

日本語に最も適しているのは「恋文」です。
これを言ったのは私ではなく、日本文化を研究していた作家の誰かでしたが、日本語の特徴は「散文」である、とも言っていました。

また他の方は「短歌」に代表される文章こそ日本語に最も適しているもの、だと書いておられましたが、いずれにしても「人間の心のうちや情景を書き写す」のに適しているのが日本語でだから「恋文」は日本語がよい、と言う話だったはずです。


短歌も5・7・5という短い文章にものすごい情報量が詰まっています。たとえば

・いちはつの花咲きいでて我目には今年ばかりの春行かんとす 正岡子規
これを解釈すると
「自分にとっては、なじみの深いいちはつの花が咲き、そしてちり、春が終わっていく。私にとっては今年の春が最後の貼るだろう(来年の春を見ることはできないだろう)」
ということで17文字の歌が、正岡子規の境遇や彼にとっての「いちはつの花」を知ることで、彼の切ない胸の内を感じることができるようになります。

短い文字列にこれだけの情報量を盛り込めるのが日本語の特徴であるといえます。これは英語などと違って「文字に書かれていることがそのまま全部ではない(行間を読め、と言う意味でもある)」日本語の特徴と言えるでしょう。

その代り「書いていることが全部」と言う欧州言語と比べると「見えているもの・実験がすべて」という写実的で科学的な表記には向いていない、と考える人も多くいます。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

ひゃぁ、「恋文」ですか。
素敵ですね。「余韻」のある言語ですものね。

「書いていることが全部」と言う欧州言語と比べると
「見えているもの・実験がすべて」という
写実的で科学的な表記には向いていない、と
考える人も多くいます。と言うご説明、私の感じたことを
そのまま文章にした感じで、大変心強く思いました。

お礼日時:2018/08/26 13:49

貴方の思考にフィルターが掛かっている為と思います。



小学校の生徒の頃に、始めて読み習った時の難しさの記憶と、
英語も他の言語もできる様に成った現在の理解力で改めて見た
小学生の問題を較べると、英語の方が解り易いと感じるはずです。

科学や技術文に関して、日本語も厳密に書くと、冠詞や指示代名詞や
複数の区別の曖昧さが有っても、英語とそれほど変わりは有りません。
まして、小学生の問題集や教科書では、著者も正しい文章を書くように
努めているでしょうから、差はほとんで無いはずです。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

「思考にフィルターが掛かっている」
言われてみないと気が付かない、物の見方でした。
ちょっと本題とずれますが、一個人の中の、思考のフィルターって
何層ぐらいになっているのでしょうね。

それを剥がしていくのには、何といっても他者との関わり合いが
必要になってくるのでしょうね。

お礼日時:2018/08/26 13:51

素人です。

ご質問を読ませていただいて直感的に思ったのは、

英語では、(ひとつの文の中で)前に述べていることについての説明(情報)を後ろから足していくことが容易にできる。だから読んで分かりやすい。

――といいながら、試みに「アルキメデスの原理」の説明を読んでみましたが英語でも結構難しいですね。

Archimedes’ principle, physical law of buoyancy, discovered by the ancient Greek mathematician and inventor Archimedes, stating that any body completely or partially submerged in a fluid (gas or liquid) at rest is acted upon by an upward, or buoyant, force the magnitude of which is equal to the weight of the fluid displaced by the body.
https://www.britannica.com/science/Archimedes-pr …
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

「アルキメデスの原理」の英語説明、ホント難しいですね。
まず、最初の行の「buoyancy」でつまずき、
発音を再生して、打ちのめされました。

お礼日時:2018/08/26 13:36

ラテン系言語に比べると、英語は、文法的な例外がたくさんありますが、それでも、理数系の文章が無駄なくかけるのは、語順じゃないかなぁ、と想像します。



まず第一に、主語をはっきりさせる、その後にすぐ結論であるところの、動詞が続く。その後に目的語が来て、文章が完成してしまうので、最後の最後に。。。ます・ません・かもしれません・あり得ます、というような、予想していなかった逆転がありません。形容詞や形容動詞を省いて、骨だけにできます。

そのうえ、do /don't あるいはis /isn'tが、非常にはっきりしている。中間で、宙ぶらりんはありません。最初に、結論を言っておいて、その後に、説明的な節を付け加えることができます。その逆も可。

理数系の論文だけでなく、自分の意見を効率よく述べるのに、非常に有効な言語だと思います。
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この回答へのお礼

回答を頂き、ありがとうございます。

そうなんです、ciaopolpo2さんがおっしゃるように、
「骨だけ」ですっきりしていて、数式みたいだと感じたのです。

確かに、自分の意見を効率よく述べるのに、非常に有効な言語と言うのにも
納得できます。

日本語でみんなにスピーチしている、オバマ元大統領って、
なんか説得力に欠けますもんね。

お礼日時:2018/08/26 13:31

よくある説明だと思いますが、自然は利用の対象であり、観察・分析・実験の対象として見る精神風土から生まれてきた言語だから、というのが大きいのでは。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「自然は利用の対象」
自然の事物へのとらえ方が、違うのですね。

かなりすっきりしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2018/08/25 23:56

文章の論理構造が明確であれば、英語も日本語もフランス語も関係ないです。



単に貴方が『英語で読んでる私すごい』という興奮と共に文章を読解した結果として、分かりやすく『感じた』だけなのだろうと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

アジアの別の言語で読んだときは、
「数式みたい」とは感じなかったのですが。
個々人で、感じ方は違うのかもしれませんね。

お礼日時:2018/08/25 23:59

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