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最近日本でQRコードによる決済の普及が試みら得ていますがなぜでしょうか?
中国では頻繁に見かけましたが、日本にはSUICAなど非常に高速に決済できるシステムが既に存在しています。他にもクレジットカード(海外ではSUICAの様に非接触タイプのものも多いです)などもあります。なぜ今更速度が遅く煩雑なQRコード決済なのでしょうか?

A 回答 (8件)

こんにちは。


さらに追加のご質問をいただいていましたね。

さて、実のところ、私も今後の電子決済方式の方向は見通せていませんし、質問者さんと同様に、Fericaがここまで進んだ日本でいまさらQR方式を導入する意義について疑問を持っています。
ちょっと視点を変えて、次のような回答ではいかがでしょう。

ポイントは、「[既にこんなにいいものがあるのに意味がわからない]は、地獄の一丁目」・・・

まず先に、電波の強度(電池の消費)については、概ね次のようにお考えいただきましょう
・カードとして読み取られるとき、電池は不要。Suicaに電池は入っていませんよね。何と、自分で出す電波のためのエネルギーは、すべて読取機の出す電波のエネルギーを一瞬だけ充電して使う。
・したがって、読取機は強い電波が必要。カードから帰ってくる信号電波の100倍~1000倍を一瞬で出す必要がある。
・また、書込機としての電波はさらに強いものが必要。「カードへの書込み」は、カードの中の半導体部品の状態を変更する(いわば焼き付ける)ため、さらに10倍~100倍の強さの電波が必要
したがって、スマホを多くの人数の支払いレジ代わりに使おうとすると、電池の持ちは相当に悪くなることが創造されます。

・・・とはいえ、実際のところ、そんなことは予備電池を接続するだけでもひとまず何とかなり、さらにはいずれ技術が解決してくれるでしょう。
と、いうことで、少なくとも既にFericaといういいものががこれだけ進んでいるわが国で、「いまさらQR決済というのは意味ががわからない」というのも当然だと思います。

一方、実はこの「必要という意味がわからない」(他にいいものがあるのに必要があると思えない)は、実は悪魔の言葉であり、地獄の一丁目でもあります。
この言葉が横行したことで、幾多の企業が敗北・倒産し、また、かつてわが国が欧米に対して強力な競争力を持つことができた一方、現在、わが国が新興国に押されている原因にもなっている・・・ということについて、質問者さんもうすうすお気づきでしょう。

例えば、「ガラケー」。日本独自の旧型の携帯電話です。
折りたたみ式のデザインはともかく、2000年当時、電波の通信方式という面で、日本で独自に効率の限界を追求した方式で、世界最高の性能を持っていました。
特に大都市の混雑に強く、iモードと呼ばれる独特の手法ながら初めてインターネットができた点でも、欧米方式に対して抜きん出ており、日本の技術者の多くは、将来、その延長で改良が進み、むしろ世界を席巻できるはず・・・などと思っていました。
 一方、当時の欧米方式は、既にユーザーが膨大で装置の価格が安く、電波にも余裕を持たせて通信していたので将来の改良が容易という利点もあったのですが、少なくとも見かけ上の伝送性能は劣るので、一部の携帯電話会社が欧米方式を日本に導入しようとした際、日本の多くメーカーが「いまさら日本でこれを導入する意味がわからない」・・・と思っていました。
・・・でも、結果はもうご存知ですよね。
途中、不景気や為替相場の問題などもあったにせよ、結局、多少性能が低くても、世界で販売できるコストダウン効果は強力で、さらに、技術に余裕があって改良が容易だったこともあり、現在では日本国内もすっかり(改良型)欧米方式となって、日本方式の携帯電話は「ガラケー」(ガラパゴス(孤立した通信方式の)携帯電話)と揶揄されている状態です。
 結局、欧米方式に出遅れた日本の携帯電話メーカはほぼ全滅・・・。あのとき、欧米方式の「よい点」にもう少し目を向けていれば・・・。(まあ、本当はもっと複雑ですが)

同様に、ドローン(vsラジコンヘリ)、電気自動車(vsハイブリッド車)など、今まで日本が世界で優位に立っていたがゆえに、一見幼稚な技術や、一見非現実な技術について馬鹿にしてしまい、検討が遅れて追い越されてしまう・・・という事例・懸念は暇がありません。
(逆に、世界で普及しそうだから・・・と飛びついて失敗した例もあり。私にも両方の経験があります(苦笑)))

と、いうことで、私も日本でのQR決済方式の導入には疑問を持ちつつも、その利点については冷静に眺め、ともすれば「上から目線」で馬鹿にしようとする自分を精一杯諌めているところで、その目で見たら、意外にも、「極端にシンプル」という点で日本にも入り込む余地があるように見えてきた・・・という意味で回答してきました。

さてさて、長くなった割には歯切れが悪くて申し訳ありませんがいかがでしょう。
お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

更に追加で回答いただきありがとうございます。
確かに先端走っているようでもいつの間にか世界とずれてそちら側に日本も軌道修正多いですね。
便利ではあるけれど諸外国と比べるとコスト意識が甘く割高、
結果、品質はそこそこでお値段が廉価な方が標準になる傾向にありますね。
なかなか考えさせられます!

お礼日時:2018/09/13 02:31

電子決済が無くても、日本にはWAONやナナコ、SuicaやPASMO,PiTaPaやICOCA,KITACA,SUGOCA,manacaなど優れたICカードが既にあります。


電子決済は遥かに日本が先です!
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。
そうです。しかし、今更QRコードが普及し始めておりなぜか不思議に思っています。
中国へ遊びに行きましたがシンセンやホンコンなどFelicaが日本よりも早く普及しており自動販売機から鉄道、バス、大衆食堂までまで幅広く使えます。日本よりも利用範囲が広く便利でした。
しかし、速度が遅くアプリも必要で事前の入金と銀行との紐付けが必須の、QRコード決済が凄勢いで普及しているのです。
QRコード決済は日本でも普及の話があり、なぜ今更普及する可能性があるのか気になっています。

お礼日時:2018/09/11 16:03

こんにちは。


追加のご質問をいただいていましたね。
 ご指摘のように、Fericaを屋台で利用するためには、スマホにFericaの書き込みなどの機能を搭載すれば解決するのですが、いささかの問題はあります。
ポイントは、 「書き込み」はさらに一段と難しいかも

 私も最近に勉強していなくて、質問者さんのご指摘を受けて初めて、既にFericaの読取可能なスマホがあることを知りました。お恥ずかしい。
一方で、Fericaのスマホでの利用は、少なくともそのための専用の回路・部品をスマホ等に搭載する必要があり、次のように順次難しくなります。
・カードとして読み取られる/書き込まれる機能・・・これ自体で、専用の部品が必須ですが、まあ、カード分ですから、負担は小さい
・読み取り機として、カードを読み取る機能・・・暗号も一回り高度になり、さらにカードに強い電波を当てる必要があるので、ひとまわり強力な回路を搭載する必要があります。
・書き込み機として、カードに書き込む機能・・・さらに強い電波放射が必要で、そのための回路・部品を搭載する必要があるばかりでなく、暗号もさらに強力にして保護必要があるので、そのような回路をさらに何十倍も大量に普及させることについて、決済会社・団体として少し勇気が必要でしょう。

と、いうことで、いずれ、ご提案のような、スマホに完全決済(カードへの書き込み)機能を与えることも可能になろうかと思いますが、今までに増して壁はありそうですね。
(実際のところ、日本は開発国としてFerica系カードを世界に普及させようと努力していますが、まだ採用国は多くなく、したがって、世界の大多数のスマホは「おさいふケータイ」としてのFericaカード回路さえ搭載していません。

 他方、QRコード決済方式はこの「スマホへの追加の回路搭載」の問題がほとんどなく、大きさ/電池の消費についてギリギリの選択をしているスマホの世界ではQR方式の強みも認めざるを得ないことになろうかと思います。

さてさて、いかがでしょうか。
お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

再度、回答いただきありがとうございますm(_ _)m

確かにリーダーが容易に入手できないというのは大問題ですね。
ただ、書き込み機能についてですが、基本的には通信が出来るだけで電波の強度などは関係ないのではないでしょうか?
技術についてはあまり詳しく知らないのですがググってみるとスマホで手軽にNFCタグをDIYしている人もいるようですしアプリも公開されているようです。
https://teachme.jp/contents/24881

ただ、普及の妨げが高価なリーダーであるという記事も同時に見つけました。
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2018/02/qr …

また、SUICAの仕組み上、物理的なカードだけではなくサーバでも保存しているわけですし、事業者にはリーダー的なアプリを公開し、利用者には支払い専用のアプリを公開。アプリやQRコードでも使えるようにして、改札口などの物理的なやりとり以外にも広げる方法もあったのではないかと思うのです。既に存在する電子決済方法を上手く活用していないことにも疑問があったりしています。やはり、なぜ今更QRコード決済を一から広めようとしているのか分からないところがあります。

お礼日時:2018/09/07 23:31

こんにちは


確かに、SUICA等のいわゆるFerica系カードがここまで普及している日本では「いまさらQRコード決済なんて・・・」と思いますよね。
実際に、日本で外国人以外の需要に向けてQRコード決済が普及するかどうかは不透明ですが、やはりQRコードの強みはあるようです。
ポイントとしては、「Ferica系カードは[消費者に優しく販売店に厳しい]システム。QRコードは[販売店に優しく消費者に厳しい]方式だが、消費者がスマホを持つようなったのでQR方式の利点が浮上した」

No1さんが単純に回答されていますが、やはりポイントは、販売店側の簡略化で、QRコード方式は屋台や街頭募金ににまで使える点が大きな利点でしょう。

Ferica系カードは確かに高速で良いのですが次のような条件があります。
・販売店には高度な暗号化した電磁信号を専用カードとの間で通信する専用読取/書き込み機が必須・・・屋台などでは負担が大きい。
・販売店には読んだ結果を高速で通信する回線も必要(条件により省略も可能ではあるが代わりに記憶制御装置が必要)・・・屋台などでは負担が大きい
・消費者はカードが必要・・・でも、たかがカードなので入手も操作も負担は小さい。逆に専用カード方式なので決済系列共通化などは会社間で合意を進める必要がある。

一方、QRコード方式には次のような条件になります。
・消費者はカメラ・伝送回線付き端末装置が必要・・・過去には負担が大きかったが、スマホがちょうど該当し、開発途上国でも普及率が大きい。多少のアプリは必要だが、逆に、異なる決済系列でも専用アプリを追加するだけで対応可能。
・販売店は専用端末以外でも代替できる。・・・QRコードを印刷した紙だけでもいい。屋台や募金もできる。QRコードを作るためには専用の処理が必要だが、多少のアプリを入れたパソコンやスマホでも代替できる。
・消費者は端末を操作する手間が必要・・・まあ、これからいろいろなアプリで自動化されるかもしれないが、金額を入力したり、金額固定でも端末との通信(QR映像)が暴露されているので、少なくとも、最低限の承認操作は必要。

・・・ということで、Ferica系カードは、都会の駅の改札などのように、高速処理が必須で消費者の手を煩わせてはならないことが期待される場面では強力で、QRコードではなかなか難しいでしょう。
他方、スマホが普及したことで消費者側に高度な処理機能を期待できるようになった現代、屋台など草の根的な販売活動にはQR方式が強く、中国では物乞いのオジサンにもQRコードを掲示している例があるとか。
交通機関でも田舎の駅などは意外に適用性が高いかもしれません。

さてさて、いかがでしょうか。
お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。

Ferica系カードの所の説明で気になりますのが、
>売店には高度な暗号化した電磁信号を専用カードとの間で通信する専用読取/書き込み機が必須・・・屋台などでは負担が大きい。
こちらですが、これは一般に販売されているスマホでは対応できないのでしょうか?
私のスマホですとスイカを近づけると残高を読み取ってくれます。また、回線はアプリで暗号化すれば良いような気もするのです。回線速度もスマホであればMbps単位ですから通常は問題ないような気もするのです。
カードについては内部で共通化して貰えば消費者はあまり期にすることなく使えるような気もしています。
QRコード決済にシェアを奪われるくらいなら非接触カード系は頑張ったりしないのでしょうかね?

また、先日中国に行った際に物乞いをみかけましたが(深センと北京)QRコードを持った人は見かけませんでした。浮浪者は別として殆ど全員がスマホを持っていたのには驚きました。凄い普及率ですね。

お礼日時:2018/09/05 23:29

こんにちは!



>最近日本でQRコードによる決済の普及が試みら得ていますがなぜでしょうか?

そうですね…、このQRコード決済を進めているのが、アリババやテンセントという中国の巨大ハイテク企業です。このアリババがソフトバンクの投資を受けて巨大企業にのし上がり、ソフトバンクの企業価値も押し上げた事は記憶に新しいです。
表向きは、中国人が馴染んでいるQRコードを日本でも普及させれば、中国人観光客の誘致に有利になるというもっともらしい話が聞こえてきます。また、他のアジア諸国もQR決済化が進んでいますので、この流れに日本が散り残されると、まずいという論調もありますねえ。

このQR決済も、ソフト面における中国の「一帯一路」の一部です。今や反日企業と噂されるソフトバンクは、ブロックチェーンにおいても、イニシャチブを取っています。財務官僚や政治家も中国に篭絡(ハニートラップ)されていますので、中国の意向を汲んで、QRコード化は今後も進んでいくものと思われます。

https://www.mag2.com/p/money/519390

参考になれば、幸いです!(>_<)
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店側に専用の端末が不要。

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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。
最近AmazonのQRコードサービス参入などみていると端末は必要なようですよ?

お礼日時:2018/09/01 15:05

今は外国では現金払いお断りの店が増加傾向なんだってね。

いずれ国際的に何かに決済方法が統一されていくでしょうね。今はその過渡期だね。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。

海外では現金というかカード決済が多いですね(主に英語圏)。
統一化されるのですかねぇ・・・

少し前までクレカで比較的多くの地域で統一できていたような気がしますが、最近は地域によってSUICAみたいなカード(オクトパスなど)やQRコードが普及してきておりなんか混沌な感じになりつつあるような気がします。

お礼日時:2018/09/01 15:07

>>なぜ今更速度が遅く煩雑なQRコード決済なのでしょうか?



クレジットを使うと、お店は高い利用手数料を取られますし、機材も必要です。
お店によっては、クレジット手数料を払うと、利益が吹っ飛ぶこともありえます。
だから、クレジットやSUICAなどを使わない店も多いのだとおもいますよ。

中国で流行っているQRコードは、そういう中抜きの手数料をとられません。
しかもスマホ、タブレットがあればいいから屋台でも導入可能。
また、お店は、現金を扱う必要が無くなって、偽札の心配もなくて店員が楽になります。

日本においては、パートやバイトの労働が楽になるから、従業員確保が楽になるとか、ITというか情報活用では後進国扱いされつつある日本ですから、「世界に取り残されるかも?」という危機感もあるのでは?と感じます。
以前、ロシアの女性に「10数年くらい前は、日本は情報化で進んだ国だと思っていたけど、最近は、ロシアのほうが進んでいるよ」と言われたりしましたからね。

まあ、企業にとっては、大きなビジネスチャンスだと思われているのでしょう。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございます。
クレカは海外が絡んでいるから難しいにしても、SUICAあたりであればQRコード並の廉価な決済手数料にはなぜできないのでしょうか?

お礼日時:2018/09/01 12:04

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