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この問題の解説で、Ksp=[Cl-][Ag+]を使っているのですが、飽和状態じゃないのになんで使えるのですか?もしかして、飽和状態ですか?基本的な質問で申し訳ないです。

「この問題の解説で、Ksp=[Cl-][A」の質問画像

A 回答 (2件)

溶解度積の値を見ると、一見Ag2CrO4の方が先に沈殿をしそうに見えなくもないですが、溶解度積の定義から考えると、先に析出するのはAgClです。


※Ag2CrO4の溶解度積の単位が間違ってますよ。
ですから、Ag2CrO4の沈殿が生じる時点では、(本当はもっと前から)AgClは飽和状態です。
これは「モール法」と呼ばれる塩化物イオンの定量法の原理です。
モール法の詳細についてはこちらを。
www.aichi-c.ed.jp/contents/rika/koutou/kagaku/ka7/mohr/mohr.htm
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この回答へのお礼

ありがとうございます!でもなんで、溶解度積の大きなほうから沈殿するのですか?

お礼日時:2018/09/06 20:37

>でもなんで、溶解度積の大きなほうから沈殿するのですか?


溶解度積の大きい方から沈殿するわけではありません。
溶解度積の定義に基づいて、与えられた条件(塩化物イオン濃度とクロム酸イオン濃度)を代入すれば、それぞれの沈殿が生成し始める銀イオンの濃度が計算できます。
その濃度が、クロム酸銀より塩化銀の方が低いのです。
塩化銀の場合、[Cl-]=1.0×10^-1を代入すると、沈殿のでき始める[Ag+]=1.0×10^-9となります。
クロム酸銀の場合、[CrO4-]=1.0×10^-4を代入すると、沈殿のでき始める[Ag+]^2=4.0×10^-8となります。ゆえに[Ag+]=2.0×10^-4ですね。この濃度になるまで、ロム酸銀の沈殿は出てこないのです。
再度書きますが、Ag2CrO4の溶解度積の単位が間違ってますよ。
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この回答へのお礼

単位の間違え指摘ありがとうございます!沈殿の理由わかりました!詳しい解説ありがとうございます!

お礼日時:2018/09/07 23:11

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