
信州に住んでいるものですが、この度自宅新築を検討しております。冬は-20℃まで下がりますし、夏は盆地なので35℃くらいになります。勿論、高気密高断熱住宅で建てたいと考えていますが、気になるのが換気です。法律で2回/Hの換気が義務付けられていますが、多くのビルダー、ハウスメーカでは、第3種換気を採用しています。もちろんコスト面でのうれしさがあるとは思いますが、折角暖かい家でも換気してしまったら寒くなってしまうのでは?と思います。その点、第1種で熱交換システムがついているタイプならかなりメリットありそうと思っていますが、どなたか経験もしくは知見ある方、それぞれの長所短所など教えて下さい。また、よく高気密高断熱の家では夏は家の中で発生する熱がこもって暑いとも聞きます。この辺りについても教えて下さい。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
寒冷地での冬季の換気は、やはりロスナイ(三菱の商品名)等の熱交換型の換気扇がベストです。
吸気口からの冷気を防ぐのには最適です。
欠点としては、価格が高いのと、機器の大きさに比べて換気量が小さい点ですね。
機器によっては、意外と音が大きいものがあります。
冬季はロスナイだけで最小限の換気を行い、夏場や中間期用として、別途に排気専用の換気扇を設ける形が良いのではないでしょうか。
第三種ですと、吸気口の位置に配慮しないと、せっかくの高気密高断熱が生かさず、在来工法より悪い結果にもなりまねません。暖房器具の近くに吸気口を設けて、冷気を防ぐ方法もあります。
外気導入型のエアコンで換気をする方法もありますが、コストが高くつきます。
参考URL:http://www.okadadenko.com/topic/3_anzenkai_014.htm
早速の回答ありがとうございます。ロスナイについては初めて知りました。つまり換気扇の室内側に全て熱交換器がついているということなんでしょうか。また、筐体の割りに換気量が小さいとの御指摘ですが、ということは、換気能力によっては、各部屋もしくは数台/棟のロスナイを設置するという形になるのでしょうか。確かにこれが数台設置としたら、イニシャルコストとしてはかなりかかりそうですね。
ところで近在のビルダーで、松下電器の24時間換気システムを使っているところがあるのですが、この商品の評判等ご存知でしたら教えてください。フィルターがあるとはいえ、ダクト内部にゴミが溜まると思うので、ダクト掃除などがネックでありそうかとも思います。もっともこの商品自体歴史がないのでどのぐらいでメンテナンス必要なのか良く判らないところです。
No.6
- 回答日時:
#2ですが、さらに追加をします。
24時間換気について、多くの方が誤解をしているようなので補足します。
シックハウスの原因物質の除去として換気は有効な手段ですが、実際の換気量図して見ると、
通常の居室 2回/H
24時間換気 0.7回/H
となっています。
原因物質の放散量で決めているため、以前流行った防虫家具のようなものでは、十分な換気とは言えないものです。
さらに、24時間換気では、他の室を経由しての換気ですが、法規上の換気量での規制内容では、十分な換気の保障が出来ない形になっています。
建築業界でも、24時間換気はシックハウスに対して
必要と「思われる」換気量が、通風できると「思われる」方法で設置されるものを、連続して運転する、
程度の低レベルの対応策にしか扱われていません。
寒冷地では、機械換気の重要度が高いので、より高レベルの換気方法を採用し、積極的な原因物質の削減が必要です。
特に、居室については、初期の放散に対し十分な換気が行えるように、居室毎での給排気が行える様に機器を設置する必要があります。
建築基準法は(特にシックハウスでは)、あくまでも最低限度を規定しているもので、法を満足するば大丈夫と言うものではありません。
実際に、シックハウス症候群の人の場合には、外気によっても発症するくらいですので、換気が有効な対策にはならなくなります。
家具を含めた建材等の素材に十分配慮をし、初期に、室内温度を30℃程度迄上げて、10回/H以上の換気を行い、原因物資を出来るだけ多く排出させる方法が、最も賢明な対策と言えます。
参考URL:http://www.alianet.org/homedock/kanki/5-1.html
No.5
- 回答日時:
>ビルのダクトメンテナンスについてですが、どんな方法なのでしょうか?
基本的には一生懸命全ダクト内を清掃していきます。最近ではロボットも登場しているようですが。
ただ家庭用ではこれは結構大変な話ですから、根本的に汚れないようにフィルタ、また結露などが発生しないように工夫することが必要でしょう。
一番問題になるのは冷房時に空気送り出し側のダクトです。
>松下の第1種の24時間換気システムについて何かご存知のことがありましたら
最近の情報はわかりません。確かダクト方式ですよね。
どれだけダクト問題の懸案を解決しているのかはわかりません。
まあエアコンも作っているしそれなりのメーカーなので何らかの工夫はしていると思いますけどね。
でも一応確認した方がよいでしょう。
>外断熱(FPなど)外に通気層がある場合、まずそこで換気がされているので、
FP?松本建工のFPであれば充填断熱ですよ。
外壁面との間の通気層は主に乾燥を保つためにあります。もちろん遮熱の効果もあると思いますけど。
屋根面の通気層が熱を逃がすのに特に効果があります。
>わかっているビルダーさんはちゃんとやられているんでしょうね。きっと。
と思いますよ。最近では屋根面での換気をするための屋根断熱用の通気層付断熱材もあります。
あと換気には気をつけた方が良いでしょう。
いま24時間換気が義務になっていますけど、これを義務にした理由は、建材はシックハウス対策としての化学物質の規制が始まったものの、
・実は厚生省と国交省で検討したときに、人体に有害の可能性はあるが詳細が研究途上ということで見送られた化学物質がかなりある。
・床上1m位(正確な数値は忘れた)であれば現行の規制でOKだが、床面近くでは規制値を超えることがある(赤ちゃん、寝たきり老人などが問題となる)。
審議会でも問題となったのですが、結局換気の行われ方にもよるから一概にいえないということもあり、なあなあで議事録は終わっています。
・何より一番大きかったのは、家の中に持ち込まれる物の規制が出来ないので結局化学物質は室内に放出されるということです。
この最後の話は、国交省は通産省と協議したのですが、輸入家具などまで規制することは事実上無理ということで、国内家具は大体業界自主規制で対応していることも多いのですが、輸入品はいまだにホルムアルデヒドが沢山放出されているものがあります。(特に安いものが危ない)
あと家具以外で持ち込まれるものまで考えると対象範囲が膨大すぎるからです。
事実家具によるシックハウスというのが報告されていて、無視できない話だったんですね。
という理由から24時間換気を義務付けました。なので建築確認申請ではちゃんと換気により家の中全体の空気が換気されますよという計画でなければだめなことになっています。
回答有難うございます。
見送られた科学物質や床面近くでの規制値オーバーなど初めて知りました。やはり換気が必要ということなのですね。
No.4
- 回答日時:
#2です。
再度回答いたします。24時間換気については、最近の建材ではかなりの対策が採られていて、使用材料について十分な配慮を行えば、シックハウスの原因物質を基準以下に抑える事が可能です。
通常の換気扇では、5年~10年程度の寿命です。
24時間連続運転を行えば、通常の換気扇よりかなりの使用時間になるので、今後、寿命の問題が出てくるでしょう。
壊れる頃には、シックハウスも問題にならなくなる事を想定しているのかもしれませんが。
また、停止しても影響が無いようであれば、使用を止めても問題は無いものです。
ですから、24時間換気については壁掛け換気扇のように、出来るだけシンプルな構造のものにするか、日常的な換気を配慮した設備計画を行う方が賢明です。
ダクトは、台所用では油汚れを考慮して、出来だけ短くする方が良いのでしょう。
日常的な居室の換気では、換気扇を動かしていれば、まず汚れは溜まりません。
20年経過したものでも、綺麗なものが多いですね。
No.3
- 回答日時:
>多くのビルダー、ハウスメーカでは、第3種換気を採用しています。
>もちろんコスト面でのうれしさがあるとは思いますが、
そうですね。あと扱いやすさも大きいです。
>折角暖かい家でも換気してしまったら寒くなってしまうのでは?
吸気口からは確かに冷たい空気がやってくるのことになりますので寒いというほどではありませんが、多少温度が下がることになります。
そこでたとえば暖房器具の上などに設置するなど工夫すれば問題にはなりません。
>第1種で熱交換システムがついているタイプならかなりメリットありそうと思っていますが、
確かにそうです。
最大の問題はコストですね。導入コストもさることながら維持コストも高くなるのが欠点です。
機器には寿命もあるし、またダクト式ではダクト内結露などの問題もあります。
第一種を採用するビルなどではダクトのメンテナンスに結構お金がかかっています。
第3種で熱交換型(ロスナイ)はダクトを使わないので、その点ではよいのですが、吸気と排気が近すぎると、シックハウス対策としての換気がきちんと行われません。大体2m程度は話さないとショートサーキットを引き起こします。
これも問題の一つです。
いまのところこれが完璧というものがないのが実情です。
個人的には一番低コストでメンテナンス費用もかからない第三種にして、吸気口の取り付け位置の工夫で冷たく感じないようにするというのが一番現実的な解決策ではないかと思います。
>高気密高断熱の家では夏は家の中で発生する熱がこもって暑いとも聞きます。
これは換気がうまく言っていない場合に発生します。
室内の換気もそうですし、特に2Fでは屋根の熱を下の居室に伝えない、2Fの空気をきちんと換気する、屋根裏または屋根面での換気を計り、熱がこもらないようにするという工夫が必要です。
きちんと対策されていれば問題はありません。
早速の回答ありがとうございます。
第1種を採用するビルのダクトメンテナンスについてですが、どんな方法なのでしょうか?内部のゴミとしたら空気で吹き飛ばすとか、いちいち全ダクト内を清掃するだとか考えましたが、いずれもピンときません。また、#2の方のお礼に記載させて頂いたのですが、松下の第1種の24時間換気システムについて何かご存知のことがありましたら、教えて下さい。
最後に夏の暑さについてですが、なるほどよく判りました。外断熱(FPなど)外に通気層がある場合、まずそこで換気がされているので、その点よさそうですね。屋根裏の換気という点についてはあまり考えたことはなかったのですが、わかっているビルダーさんはちゃんとやられているんでしょうね。きっと。
No.1
- 回答日時:
どーも。
僕は設備関係の仕事で空調関係も一応手掛けています。なかでも、やはり最近は高気密高断熱住宅は増えつつありますね。
さて、僕は北海道在住です。そしてjunonさんがいらっしゃる信州と同じように大変寒いです。(-20℃まではいきませんが・・・) で、換気方式はですね、第三種(機械で給気、機会で排気)が多いのですが、熱交換式換気扇(いわゆるロスナイ)が主流です。
寒さですが、冬季にその住宅にお邪魔した事もありますが、大変暖かかったですよ。
気をつけてほしいのが屋外の外壁金物をつける位置ですが
風向きに十分注意してください。向かい風が吹く方向につけちゃいますと寒風が逆風しますので・・・。
そして、煙草をすうのであれば、ロスナイ換気だけでは不十分なので天井換気扇を設置する事をお勧めします。
早速の回答ありがとうございます。信州の私の住んでいる地域では一番寒い大寒の頃で最低気温が-10℃より少し低くなるくらいと思いますが、-20℃になることも時々あります。やはり折角なら暖かい家にしたいなと考えている次第です。
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