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「気づく」という言葉の前に「に」をつければいいと僕は教わったのですが、たまに「を気づく」というのも見かけます。「を気づく」とググってみてもたくさん出てきます。

どんな時に「〇〇に気づく」ではなく「〇〇を気づく」を使えばいいんですか?もし同じ意味だったら何かニュアンスの違いなどありますか?

詳しい方がいらっしゃったら是非教えてください。

質問者からの補足コメント

  • 回答ありがとうございます!勉強になります。

    「を」が動的な対象の捉え方だとすると、「〜を気づく」の使う例文を教えてもらえませんか?

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/10/12 01:16
  • 回答ありがとうございます。

    例えば、青空文庫でこんな作品を見つけました。

    https://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/4450 …

    作中に以下の文章があります。

    「。。。一種の臭みになつてゐることを気づくのである」

    こういう言い方は、現代ではもう使わないんですか?

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/10/12 01:22

A 回答 (11件中1~10件)

格助詞「を」の動的の意義をもう少し詳しく説明しておきます。



運動と静止の関係にある二者、あるいは両者が運動している場合に、一方の側からその繋がりの変化を捉える場合に「を」を使用します。
門に近づき、くぐり抜け、遠ざかる場合、

門を入る。→門をくぐる。→門を出る。

になります。近づく場合の他の例として、

家を見つける。
事件を分析する。

遠ざかる場合は、

家を去る。
親を捨てる。

両者の統一の場合。

試験をパスする。
困難を突破する。
橋を渡る。

これと反対に、静止した側の立場に立ってつながりの変化を捉えた場合は、

水をあびる。
責任を負う。

遠ざかる場合は、

使いを走らす。
豆をまく。

統一の場合は、

電車を見送る。

また、両者が運動している場合は、

馬を乗りまわす。
車を運転する。

のようになります。

「雨が漏っているのを気づく」の場合、気づく側は静止していますが、対象を動いているものとして動的な関係として捉えています。■
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「に」の基本的要素は「着点」だろうと思います。


「を」は「対象」。

〇a.犬が敵に吠える。⇒吠えた結果(声)が敵に向けられて着地する。
〇b.犬が敵を吠える。⇒吠える動作が敵に対して発せられる。

〇c.彼女に気づいた。⇒注意(意識・認識)が彼女に向けられて着地した。
△d.彼女を気づいた。⇒注意(意識・認識)が「彼女」対して発せられた。
ある程度の違和感が伴うのは、相手が人間なので、「注意(意識・認識)の対象」ではなく「着地先」と捉えるほうが直接的な働きかけが実現しやすくなり、自然に感じられるからではないかという気がします。

〇e.重大なことに気づいた。⇒注意(意識・認識)が「重大なこと」に向けられて着地した。
〇f.重大なことを気づいた。⇒注意(意識・認識)が「重大なこと」に対して発せられた。
こちらは、物である分「直接的な働きかけ」の必要性が薄くなる。

「に気づいた」⇒相手との関係性を直接的に、ストレートに表現したい場合に使う。
「を気づいた」⇒相手との関係性を間接的に、じっくりと対象化したい場合に使う。
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「を」の使用例です。



もう、どうにもならないことを気付いた。
背後から、近づいてくるのを気付いた。
猫が死んでいるのを気づいた。

これらは、「に」でも表現できますが、話者が対象を静的に捉えるか、動的に捉えるかの違いで、対象自体の相違ではありません。
言語は話者の認識の表現で、対象と表現を直結して理解するところに現在の言語論、文法論の誤りがあります。■
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まず結論だけ書きます。

「に気づく」をおすすめします。
 どうやら「を気づく」も「間違い」とまでは言えない気がしますが、やめておくほうがよいでしょう。
 たしかに「を気づく」でグーグル検索すると相当数ヒットしますが、それよりもはるかに多く「に気づく」がヒットします。そういうことです。


 先行コメントで気になったものに関してコメントしておきます。
 No.2で〈「を」は動的な対象の捉え方〉というコメントがありました。何を言いたいのか質問者はわかりますか。ユニークすぎて当方にはわかりません。具体例があればよいのですが。

 No.3のかたがグーグル検索の結果をひいています。
「を気付く」は約 64,600 件だとか。「に気付く」とは2ケタ違います。グーグル検索の結果をウノミするのは危険です。しかし2ケタ違うと、どちらが一般的なのかは明らかでしょう。
 ただし、これだけでは「を気付く」が間違いとは言い切れません。
 絞り込みのために「”を気付く”」で検索すると約 43,100 件がヒットします。
https://www.google.com/search?client=safari&rls= …
 検索のトップに来るのは下記です。
【~を気付く [耳に障る言葉]】
https://wordswordswords.blog.so-net.ne.jp/2012-0 …
 タイトルにあるとおり、「〜を気付く」という表現を疑問視しています。

 2番目は質問サイトです。
【~を気付く】
https://okwave.jp/qa/q6689117.html
 今回と同じような質問であり。BAの趣旨は……よくわかりません。「現代語の感覚ではそうかもしれません」ですから、古い時代には使われていたのかもしれません。
 以下、つぶさに見ていけば違うのかもしれませんが、同じような話なのでは。

 今回の回答でも「文語、口語の違い」という指摘があります。青空文庫からの引用もあります。昔は使ったのかもしれません。
 擬古文でもないかぎり、現代では「〜に気づく」と書くべきでしょう。これを「〜に気付く」と書くか否かは表記の問題なので、また別の話になります。
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文語、口語の違い。

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No.5です。

分かりにくいので再度

検索結果 / を気づく 7件

検索結果 / に気づく 数のみ書きます。68件

『KOTONOHA(別名「少納言」)』で検索
  を気づく 1件のみ
 
  に気づく は最大の500件あり。(500件以上)
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『青空文庫』での検索。


検索結果 / を気づく

らかといえば古いタイプと常識とをもっていることを気づくのである。 小説は、最も現実の脂と匂いのきつい   宮本百合子「文学における古いもの・新しいもの 「風雲」について」
さえも、そんな不祥がこの場で行われたということを気づくものはありません、水を流したように綺麗になって   中里介山「大菩薩峠 37 恐山の巻」
測とに満ちた目だった。マドレーヌ氏もついにそれを気づくようになった。しかし彼は別に何とも思っていない   ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル 04 第一部 ファンテーヌ」
その作品の中に小奴といふ女性が歌はれてゐることを気づくであらう。 小奴といふのは釧路の芸者で、石川と   野口雨情「石川啄木と小奴」
。泪ぐむことさえあった。 多鶴子はさすがにそれを気づくと、豹一にそのことを冗談めかして言った。「あん  織田作之助「青春の逆説」
びたくない。 自分には芝居は書けないといふことを気づくのは、自分には芸術はわからないといふことがわか   岸田国士「言はでものこと」
を持っていたのです。もとより、誰一人そんなことを気づく者はなく、ネルロ自身も、そんなことは思ったこと   マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー「フランダースの犬」
7件見つかりました.
  ヴィクトル・ユゴーやマリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメーは問題になりません。(翻訳社者の問題ですから)宮本百合子は意外でした。野口雨情はあり得ます。岸田国士も意外。

検索結果 / を気づく

 数のみ書きます。68件 

『KOTONOHA(別名「少納言」)』で検索
  を気づく
う。『夜明け前』の読者は、この作が従前の藤村の作よりもよほど明るくなっていることを気づくに相違ない。 藤村が静子夫人とともに京都に来て私のところを訪ねてくれたのは、
和辻 哲郎(著) 一件のみ。この人も意外。
  に気づく は最大の500件あり。
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洗濯する前に蝶〃が一匹、二匹、師匠いわく、その蝶は死んでいるのか?。


師匠の訂正、洗濯する前を蝶〃が一匹、二匹。
個人的な見解ですが、どちらも目的核と言われますが「に」は収束、「を」は拡散がふさわしいと思っています。
死んで落ちた蝶はそれ以上動きません→収束、飛んできて、目の前から飛び去る→拡散。
気づく、一般的な使われるのは、その部分(収束)の商況を知るですね。
では拡散の例?、注意を向けて知ることとなる・・・この意味では思いつきません。
ただし、(意識不明)の彼女を気づかせる、とか失神した者に活を入れて気づかせる、とかは使います「気づく」意味が異なればあり得るのでしょう。
>一種の臭みになつてゐることを気づくのである
{一種の臭みになつてゐること」、具体的内容なら収束ですが、象徴的な内容のため、その裏に数多くの類型があるとすれば拡散に該当しますね。
この部分だけ、取り出したので理解はむつかしいかも、文章全体を理解しないことには・・・、文法の問題ではなく表現の問題では・・・と思います。
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グーグル検索の結果です。


に気付く約 7,280,000 件
を気付く約 64,600 件

気付くは「分かる認識する」などと違って、主体的にする意味よりも自然とそうなる意味が強い言葉です。格助詞「を」は対象を示しますが、「に」は動作の到達点を示します。色々な経緯を経て結局そうなったことを強調する場合は「に」が相応しい訳です。「気付く」はその場合に該当しますから、本来「に」を用いてきました。
ところが、「気付く」は意味上「分かる認識する」と重なる面が多いために、差異に気付かない人が出るのも無理からぬ事ではあります。これは古今を問わないと思いますので、ご提示の青空文庫にもあり得ますし、これから先もあり得ますが、「気付く」の特性に気付くならば、日本語に慣れた人は誰しも「に」に回帰することになると思われます。
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格助詞「に」と「を」の意義の相違によるものです。



「に」は空間的・時間的な対象の位置付けの認識を表し、静的な対象の捉え方を表しています。

「を」は動的な対象の捉え方を表し、動詞の動的な目的を表しています。

このように、「に」と「を」では話者による対象の捉え方が異なります。■
この回答への補足あり
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