10秒目をつむったら…

羅城門のこうごやく。教えて欲しいです

A 回答 (2件)

今は昔のこと、摂津の国のあたりより盗みをするために京へ上ってきた男が、まだ日が高かったので、羅城門の下に隠れて立っていたが、朱雀大路の側には往来が絶えないので、人通りが静まるまでと思い、門の下で待っていると、山城の側から人が大勢近づいていくる音がしたので、姿を隠さなければと思い、門の二階へ音を立てないようによじ登ったところ、かすかに火がともされているのが見えた。


盗人は怪しいと思い、格子ごしにのぞきこむと、若い女の死体が横たわっている。その枕元に火をともし、とても年老いた白髪の老婆が、死人の枕元に坐り、死人の髪を引き抜いていた。盗人はこの様子を見てわけがわからず、これは怨霊ではないかと思い、恐ろしくなったが、いや、ただの死人かもしれない、脅かして正体を確かめてやろうと思い、そっと戸を開け、刀を抜き、おのれは、おのれは、と叫びながら駆け寄ると、老婆は、おどろき震える手を合わせ拝みはじめたので、盗人が、このばばあ、なにをしているのだ、と問いつめると、老婆は、私の主人でいらっしゃった方が亡くなり、世話をしていただける方がいらっしゃらなかったので、ここに置かせていただきました、御髪が背丈より長かったので、鬘にしようと抜いていおりました、お助けください、と言ったので、盗人は、死人の着ていた衣と、老婆の着ていた衣と、抜き取ってあった髪を奪い取り、走って逃げていった。そのほかにも、二階には死人の骸骨がたくさんころがっていた。葬ることができなかった死人を門の上に捨て置いたものである。
ちなみに口語訳とか現代語訳、品詞分解はhttp://manapedia.jp/mypage/index?user_id=44
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【現代語訳】羅城門(らじょうもん)/1分で分かるあらすじ


https://bit.ly/2PpU593
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