No.10ベストアンサー
- 回答日時:
No.5です。
英語が綴りどおり読まれない理由のひとつとして、先ほどの回答に関連しますが、2つ以上の子音がつながっている単語は、どちらかひとつの発音を省略するという変化が15世紀頃に英国で起きたそうです。
listen 「リストゥン」→「リスン」、debt 「デブトゥ」→「デットゥ」
そのときに元々「オフトゥン」と綴りどおり発音されていた often も「オフン」と発音されるようになり、その後19世紀に入り、国語としての英語教育が見直されるようになって、再び「オフトゥン」と元の発音に戻ったということです。
しかし、その時に何故 listen や debt が元の発音に戻らなかったかは不明です。
19世紀における often の発音の見直しは米国では起こらず、米国では「オフン」という発音が標準になりました。
しかし、やはり英国本来の発音に誇りを感じる人たちはあえて「オフトゥン」という発音を崩そうとはせず、そういう人たちはアメリカでも東海岸に多いそうです。しかし米国の大多数の人たちは「オフン」と発音しています。
同じような誇りをオーストラリア、ニュージーランドの人たちも感じており、英国本国から遠く離れているにもかかわらず、「オフトゥン」で通そうとしています。
ちなみにこの2国では、Australia, tomato の発音を米式の「オーストレイリア」「トメイトウ」ではなく、「オーストラーリア」「トマートウ」と発音します。
英国本国では、もちろん often は「オフトゥン」と発音するのが標準ですが、一般人の間では「オフン」という米式の発音をする人もいます。これは地理的にも比較的近いこともあって、米国の文化の影響を受けやすいということが原因になっているようです。
ちなみに世界の大多数の非英語圏で行われている英語教育で使われている英語は米国式英語です。もちろん日本もそうです。ですから「オフトゥン」という発音を初めて聴いたときに違和感を感じるのです。
しかし、最近では英会話学校の講師にオーストラリア人やニュージーランド人が多いので、聴き慣れてきましたが。
と、これは蛇足でした。
No.11
- 回答日時:
音で入ってきたか、文字で入ってきたかでも違います。
文字で入ってくれば、適当に読むし、音で入ってくれば適当な文字をあてがいますね。やがてずれていきます。また、同じような表記で同じくラテンから入ってきた言葉でも意味に直の繋がりがないものは、時代が1000年ずれて入ってきただけでも本国でずいぶん違いが起きてるからです。
また、昔ヘブライ語では母音表記がなかったらしいですから、その影響が延々と残っているのかもしれません。
No.9
- 回答日時:
既に 私が読んでも優秀な回答が幾つが出ていますが、私なりに少し補足します。
#5さんも少しだけ示唆していますが、言葉と言うのは最初からスペルと読み方がズレているわけではなく、キチンと対応していました。ところが、時代が経つにつれて読み方は変わってもスペルはそのままっていう場合が多いのです。これが スペルと読み方の不一致の
最大の原因です。
もう1つは借用語です。英語はフランス語やラテン語から沢山の借用語があります。その場合、本来の英語式に読んだり、なるべく原音に近い読み方をしたり不統一が起こります。
あと、フランス語やドイツ語を学んだ人なら分かると思いますが、フランス語やドイツ語には ウムラウトやアクサンで母音の発音を区別しますが、英語では殆ど用いません。従って、英語は母音の数も多いのに、表記し分けることが出来なくなり、そのため 1つの母音字が幾つもの音を表しうることになります。
No.8
- 回答日時:
16世紀頃、印刷技術がちょうど発達しはじめて来た頃、当時のイギリスでは様々な方言があったらしく、それにあわせて色々な書き方が氾濫していたのだそうです。
そのため、スペルは統一されていなかったそうです。その名残で、英語のスペルには細かな規則性が無いのだそうです。確か、それから何世紀後かに誰かが辞書を作ることで、統一され始めるのだったと思います。シェイクスピアもいろんな書き方のサインを持っていたそうです。No.7
- 回答日時:
◆どの言語でも発音は、時代とともに変わるのですが、スペルは固定する傾向があります。
英語はその差が広がる一方です。とくに、英語は、アクセントというか強く発音するところと弱く発音するところに大きな差があるのが特徴で、そのため弱い発音はどんどん消えていきます。
◆よーく聞いてみると面白いことがありますよ。
たとえばアメリカ人が pentagon (ペンタゴン)を発音すると、ペネガンに聞こえる。Internet は(イナネッ)に聞こえる。center は(セナ)に。
つまり、n の後ろの t の発音がだらしなくなってきているんです。
今日でも、こうやって発音はくずれていっています。
◆英語の発音とつづり字が違って困る!というのは、イギリスの劇作家バーナード・ショウも怒っていました。
こんなひどい言語だったら、
ghoti を「フィッシュ」と読んでも許される、
とね。
gh は 「フ」と読むことがあるし、o は women (ウィミン)なんかでは「イ」と読むし、ti が「シュ」となることがある、ということから ghoti という綴りを作って怒りをぶちまけたのです。
◆ところで、これまでの回答にいくつか間違いがありますので、専門家の見地から、訂正したいと思います。
#1 often はオフン、というのが標準ですが、オフトゥンと発音する人は多く、それは「方言」ではありません。いわゆる日本の地域方言のようなものではなく、オフトゥンのほうが古い発音で、オフンは訛ったものです。(昔の英語では oft という単語でした)
#9 「そもそも英語はヨーロッパ諸国の言語を組み合わせて造った人工言語です」というのは誤りです。組み合わせて創ったのではありません。
英語はドイツ語の方言のようなものでした。
フランスに征服されてフランス語が混じり(11世紀)
学問の発展に合わせてラテン語を取り入れ(ルネサンス)
その結果、単語数が増えただけです。
組み合わせて創ったのではありません。
人工言語というのはたとえば現代ヘブライ語のように人工的に復活させたもの、またはエスペラント語のように人間の創作であるものを指します。
No.6
- 回答日時:
確かに発音とスペルは違いますよね
(^-^;A
そもそも英語はヨーロッパ諸国の言語を組み合わせて造った人工言語です
スペルと発音の関係は、その基になる言語に依存しています
基になる言語の文化から発生した綴りと発音の違いですので
日本人である我々には一般的には全ての理解はできないと思います
例えばですが、単語の中に b のつくのに発音されてない言葉って
bomb とか thumb とかいっぱいありますよね
これら発音されないのに b がつく言葉はフランス語が語源となっています
それに英語では、本来の意味とちょっと違う使われ方をしている言葉だって存在するのです
例えば shampoo ですが、これは本来ギリシャ語で”マッサージ”をさす言葉です
これらを考えると英語のスペルに関する法則を覚えようとすると
百科事典、はたまた言語学博士レベルになってしまいますので
単純に覚えた方がよいのではないでしょうか
ヽ(^ー^)ノ
No.5
- 回答日時:
こんにちは。
どの国の言語もそうですが、言葉というものは最近できたものではないので、歴史の中でいろいろと変化してきました。
knife などは、元々は綴りどおり「クナイフ」と発音していたそうです。
同じ k で始まる knee, knob, knock, knot などもそうです。
また、write や wrong も昔はそのまま「ゥライト」「ゥロング」と発音していたようです。
今でもネイティブが r の発音をするときにちょっと口をすぼめるのはその名残りだそうです。
こういった類の変化は長い年月の中で起こったことです。
また、英語自体がゲルマン語、ラテン語などの影響を複雑に受けて出来上がった言葉であることも、綴りどおりに発音しない言葉が多くある原因にもなっています。
日本語でもこういった変化はたくさんあります。
「新し」=「あらたし」→「新しい」=「あたらしい」、「山茶花」=「さんざか」→「さざんか」、「独擅場」=「どくせんじょう」→「独壇場」=「どくだんじょう」
なお例外的に、韓国、北朝鮮のハングルは歴史的に比較的最近になって計画的に作られた文字なので、読み方に例外がないのだそうです。
No.4
- 回答日時:
はじめまして。
こんにちは。法則がないわけではありません。
knifeやknowにしても、「nの前のkは発音しない」という法則にのっとっています。
ほかにも、例外には例外なりの法則に基づいてできています。
そして、日本語にだってそのようなものがたくさんあります。
別に英単語だけ不規則なのではありません。
自分の言語(母国語・ネイティブ)には慣れているので、例外があっても自然に使うことができているだけなのです。
私の友人(外国人)が先日、ものを数えているときに、
「いっぴき、にぴき、さんぴき、よんぴき」と言っていました。
でも実際は、1「ぴき」2「ひき」3「ぴき」ですよね。
私たちは自然と「ひき」「ぴき」「びき」を使い分けていますが、
ネイティブではない人には教えてもらわなきゃわからないことなのです。
他にも例えば、「うごく」という語の「う」は「u」と発音しますが、
「おとうさん」だと「おとーさん」という風になりますね。
これは「オ段のうしろの「う」は「u」と発音せずオ段を伸ばす」というような法則なのでしょう。
撥音便や促音便も、ネイティブでなければわからないことです。
というわけで、英単語だけが不規則にできているわけではありません。
ご参考にしていただければと思います。
No.3
- 回答日時:
どんな言語でも、文法にしても綴りにしても、まず規則を定めてその規則に従って決めていったわけではありません。
その逆で、いろんな人がいろんなところで話したり書いたりしていったものが、だんだん集積されて一つの言語体系になったと言えますから、
(人工的に作ったエスペラントは別ですが)
やはり数々の例外はあって当然だと言えますし、
古い言語ほど、そして使われている地域が広いほど例外は多いでしょうね。
ローマ字は自然発生的にできたものではなく、人工的に書き方を定めているわけですから、法則がはっきりしているのです。
とはいえ、ローマ字でも訓令式とヘボン式があり、必ずしも一つの法則で統一的に書き表せるわけではありませんが・・・
No.2
- 回答日時:
やはり言語は歴史の積み重ねで出来上がってきたものですから…
そういう意味で比較的新しい言語(書き言葉)は例外が少ないそうです。
例えばハングル。それから、植民地時代に強制されて出来た現地語のアルファベット表記の言語(ベトナム語、インドネシア語、マレー語、タガログ語)も例外が少ないと理解しています。
また、私の知っている言語ではイタリア語は殆ど例外が思いつきません。表記=発音と言って良いと思います。
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