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同じ考えを持つ方もおられるかと思いますが、現代日本人の性格といいますか、民族性、特徴などに与えた鎖国の影響は今も色濃く残っているのではないかなと感じています。

日本人の特徴としてよく挙げられる島国根性、貧しい国際観、民族差別、付和雷同する性格や、口では民主主義を唱えながら 「オカミ」 への極端な依存を続けるなど、欧米人とはかなり異なった民族性があると思いますが、これらは250年も続いた鎖国の影響が大きいのではないでしょうか?

そこで歴史に詳しい先生方にお訊ねしたいのですが、鎖国以前と鎖国後の日本人の民族性に大きな変化はなかったのでしょうか?

つまり鎖国があろうがなかろうが、現代日本人の特徴は同じであったと考えられるでしょうか?

A 回答 (1件)

日本人の特徴として挙げられているものについては、鎖国によって形成されたものではなく、民族として元々持っていたものだと思います。


日本は山地が多く、昔から集落はそれぞれが孤立した状態にありました。
これは日本に限らず大陸の中でも同じような地形のところは基本的に性質は変わらないと思います。
このような性質は技術の発達により交通網が整備され人や物の流通が増えるにつれて段々と変わってゆくもので、この流通がない場合古くからの性質を濃く残すことになります。

また、オカミへの依存については、
日本ではオカミ=朝廷という時代が長く、朝廷の最上位である天皇は神格化された存在でした。
そのためオカミの絶対性は古くから土着信仰の多かった民族性に対して受け入れやすいものでよく浸透してきました。
この朝廷がえらいという考えは、朝廷以外に政権を持つ幕府があった時代を経た後の戦国時代でも大きいものでした。
江戸時代は朝廷の存在に対して幕府の存在を大きくするような政策がとられていたため、幕府(政権)の存在も大きくなりました。(そのため維新のときに尊王や佐幕などの考えが出てくるのですが)
いずれにしろ朝廷であれ幕府であれ、一般の人には政権を持っている組織がえらくてそれに対する依存をするのが当然という考えが根底にできてしまいました。

もし鎖国がなかったら、鎖国をやめた後の変化が今よりも大きくなっていたとは思いますが、根本的なところは変わってはいないのではないでしょうか。
(付和雷同する性格については朝廷と江戸幕府の組織体系が良くないので戦国時代のままだったら違っていたと思いますが。。。)
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この回答へのお礼

なるほど、有難うございました。 多少は鎖国の影響があっても、日本人のもつ固有の民族性は昔と変わっていないのかもしれないんですねえ。

お礼日時:2004/11/17 15:31

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