プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ベイズ統計に事前・事後確率という言い方があります。ベイズの式はその両方の確率を関係づけるという形式になっています。前と後を時間的な前後とみなしたら、それは過去(現在)から事後(未来)を予測するという形式になります。つまりそれは発展方程式になると解釈できるのでしょうか。観測等によって取得されたデータに基づいて確率が変化するということですが、そのような解釈は成り立つのでしょうか。

A 回答 (1件)

レスが付かないので私から。



私は企業でSQCを推進する立場の者です。大学の非常勤もやっています。博士(工学)です。

事前確率、事後確率とは言いますが、条件付き確率が逆になっているだけです。私は「発展方程式」は不勉強で知りませんが、ベイズの文脈には出てこない言葉です。「状態空間モデル」というのがあって、MCMCで解いていますから、それと近いのでしょうか。

解釈としては、こんな感じです。
①タイタニック号が沈没した。生存者L中の女性Fの確率はP(F|L)だった。これは現在の状況です。現在から過去の事象を見ています。
②今からタイタニック号が沈没する。女性であれば生存しやすい。その確率P(L|F)を求めよ。これは過去のある時点から未来を予測しようとしています。
ベイズの定理では、この②の条件付き確率が①の条件付き確率から与えられます。

②は未来予測かもしれませんが、①が観測されていることが必要です。
なお、ここで事前確率は、単に生存者の割合になります。生存者の割合(生存確率)が、女性であるという観測データ(条件付き確率)に基づいて変更されるのですが、未来を変更しているわけではありませんので誤解無きよう。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!