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731部隊って具体的にどのような活動をしていたのか。
戦況にどのような影響を与えたのか。
日本政府が731部隊のことを隠蔽しようとするのは何故か。
731部隊の定義とは?
どなたか、教えて下さい。
また、証言者のサイトや有力情報サイト等の紹介をお願い致します。

A 回答 (7件)

731 部隊は正確には関東軍防疫給水部、といい、これに相当する組織は帝国陸軍に限らず、各国軍隊には存在します。

本来の目的は、戦地における防疫、つまり外地特有あるいは劣悪環境での感染症の予防および対策、安全な水の供給、を第一義にしています。現在でも、災害の際自衛隊が給水車を出動させるのは、軍には、こういった給水設備が整備され、かつ戦場での供給が可能になるよう訓練されているからです。

731 と言えば、代表的に名前が挙がる石井四郎軍医中将は、京都帝国大学医学部出身 (軍医は民間要請で、在学中に委託生に応募・採用されると軍籍に入り、卒業後任官しました) で、細菌学を専攻していました。一方で、石井式濾水器 (非常に簡便な構造で、有用性は高かった) を案出し、本来の給水には大きく貢献しています。

この防疫に関する分野で、各種感染症を研究、その発症メカニズムの解析、あるいは生物兵器としての利用可能性の追求を始め、その過程で、当時のシナで便衣隊 (簡単に言ってしまえば、ゲリラですね、フランスのレジスタンス、現在のイラクの抵抗勢力と同じ意味合いです) と見なして逮捕・拘禁した人間を 「丸太」 と称して、人体実験を行ないました。どの程度の内容を、どの程度の人間に行なったか、これが南京虐殺事件同様確定していないのです。また、敗戦時、施設の爆破、記録の焼却、敗戦後復員した関係者もあからさまに事実を告げなかったので (この部分後述します)、様々な志摩憶測が流れています。No. 1 の上げた 「悪魔の飽食」 すべてが捏造と言う論、No. 4 が上げた 「戦争論」 のいずれもが一偏の真実を含んでいることは確かでしょうし、内容によっては著者の思い入れの結果としての改竄、偏向解釈が入っていることは否めません。

敗戦後内地に復員していた石井中将以下の関係者を占領軍 (実質米軍です) が取り調べた記録はあります。その際、情報を米軍に明かし、世間を含めて他には口外しない条件の下免責を受け、かなりの資料を含む情報を米軍に提供、その資料・供述書は Fort Detric 陸軍基地に保存されている、と言われています。聞き取りの対象になった多くは軍医あるいは軍属 (軍人ではないが、軍に属し役務を提供する) の医師が殆どです。施設内における被拘禁者の管理、人体実験を含む各種実験の補助を行なった医師でない者、あるいは石井中将の出身地である千葉県を主に採用した少年隊員などの一部が、自らの体験の一部を占領解除後漏らし始めた事は事実で、これらの断片を繋ぎ合わせているのが、報告の多くのようです。

既出以外にも、成書はたくさん出ています。例えば常石 敬一氏 (参考 URL を見てください)。それを探して自分で勉強してください。その際に忘れてはならないことは、前述しましたように、すべての成書は一偏の真実を含むが、著者の思い入れの結果としての改竄、偏向解釈が入っていることです。それを正しく自分の目で読み取ることが必要です。そうしないと、一方的見方しかできず、正しい認識ができないどころか、却って偏見をもたらし、弊害を招きます。

参考URL:http://www.arsvi.com/b1047310.htm
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No5の方の説明がほぼ正しいでしょう。



というのは、日本国政府がこの事実を公表していないのは
当時のGHQの関係も否定できませんし、
GHQとしても、当時の731部隊の資料について入手したいがために不問にしたという経緯があると考えられます。

当時のいろいろな証言から、細菌戦(ペスト・コレラの生物化学兵器等)の研究をしていてその資料の提供を受けたために、取引したのでしょう。
人体実験を実際にしている国はほぼ無いでしょうから。

現在でも、日本軍が駐留していた場所で残っている各種の化学兵器について
中国政府と日本政府が協力して処理回収をしているというニュースもあります。
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おはようございます。



昨晩、書き込みをしている途中でメンテナンスに引っかかってしまい、出直して来たのですが、既に#5さんが素晴らしい回答をされているので、参考書籍のご紹介だけ・・・

先の回答の中にもありますが常石氏の著で、私は初めての方でしたら
「七三一部隊―生物兵器犯罪の真実」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061492 …
をお薦めします。
この手の本は得てしてヒステリックに掛かれるものが多い中、殆どの情報のソースを開示し、綿密に研究が重ねられた内容で淡々と述べられている為、思想や感情に左右されずに認識を深める事が出来ると思います。

あと、石井部隊とは違うのですが、同系統の戦争犯罪を扱ったルポルタージュとして、上坂冬子氏の
「生体解剖」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122009 …
も、併せてお薦めします。
上坂氏の類稀な情報収集力と、鋭い洞察力で克明に再現された一冊です。
先の石井部隊は、多大な証拠や記録を残しているにも係わらず、戦犯として問われる事はありませんでしたが、こちらの件は戦犯に問われ、処刑されました。
その裁判記録などから、規模の違いはあれど石井部隊の行ってきたもの「断片」を窺い知る事が出来るのではないかと思うのですが・・・
私はこの2冊からこの件に興味を持ち、その他の資料を紐解き学びました。許されざる行為ですが、二度と過ちを犯さない為にも、しっかり学んでおくべき歴史だと思います。

ご参考になれば幸いです。
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ゴーマニズム宣言の「戦争論」(全3巻)に当時の話を書いてあります。


質問の内容も含まれていると思うので、読まれてはどうでしょうか?
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森村誠一著「悪魔の飽食」は捏造です。


版を重ねるごとに内容が異なっています。

矛盾を指摘された部分は差し替えや、削除されてます。
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表面上は、防疫部隊としてそれなりに活動はしていたようです。


低コストの兵器として、細菌兵器の研究開発のために、人体実験を行っていた記録があります。

>>http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/731butai …

>>http://www1.ocn.ne.jp/~sinryaku/sub5.htm
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森村誠一著「悪魔の飽食」シリーズ全3巻をオススメします。


URLご参考に。

参考URL:http://www.bekkoame.ne.jp/~ymasaki/akuma.html
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