No.6ベストアンサー
- 回答日時:
何だか思い切り勘違いしてる人がいるようですけど、特許庁の審査官は、全国の一流大学理工系学部又は大学院を優秀な成績で卒業した人がほとんどです。
各技術分野での実務経験がないとは言っても、日々その分野の審査を行っているので、かなりの技術的知識があると考えるべきです。
また、特許になるかどうかは特許要件を満たしていることが絶対条件です。
特許要件の中でも、新規性・進歩性に関しては、先行技術文献の記載内容から見てその特許出願に係る発明が特許性を有するかどうかの判断するのが特許庁の審査官の仕事です。
その程度の判断だったら、技術分野での実務経験がなくてもかなりの精度でできます。
技術的な裏付け無しに口先だけでごまかすことはほぼ不可能と思って下さい。
また、全世界の一流大学を卒業した高学歴の人たちが企業に入って商売(=金)になる技術についての特許を取ろうと日夜研究を積み重ねています。
素人の方がぱっと思いつくようなことは他の人もとっくに思いついていると考えるのは、決して的外れなことではありません。
無駄に高額な審査請求料金を支払うことのないよう、くれぐれもご注意下さい。
拒絶理由通知でよく適用される条文は、特許法17条の2第3項、29条1項3号、29条2項、29条の2、36条4項、36条6項2号、37条、39条1項等です。
これらの条文を適用されて拒絶理由が通知された際に、出願人は意見書で自己の発明が特許要件を満たしているということを論理的に審査官に説明することが必要となります。
一番大切なことは、その発明が本当に特許要件を満たしているかどうかです。
しかし、その説明をするに当たっても、法律的な知識があるか否か、審査基準を熟知しているか否かによって、成功するか失敗するかに差が出てきます。
言い換えれば、審査(拒絶理由に対する応答)における経験が豊富であることも、かなり重要となってきます。
素人の方が個人で出願した場合に失敗する確率が高いのは、自分の出願でしか審査手続の経験ができないからという理由もあります。
(もちろん、根本的に特許請求の範囲・明細書の記載の仕方が稚拙だからという理由もありますが。)
特許事務所の所員は、毎日のように様々なケースの審査・拒絶理由に応答しています。
事務所内での勉強会などもあります。
経験数は個人発明家の方の比ではありません。
素人の方には想像もつかないような拒絶理由をくぐり抜けるために日々研究してきているのです。
さらに、審査の段階で審査官が勘違いしている場合だって全くないわけではありません。
その場合にも、出願人は審査官を納得させるための説明をする必要があります。
審査の段階で審査官を納得させるための合理的な説明ができないばかりに(専門家に任せていれば避けられたはずの)拒絶査定になり、払わなくても済むはずだった高額な拒絶査定不服審判費用を支払う羽目になることも、決して少ないことではないと思います。
さらに言えば、たとえ上手く審査をくぐり抜けられたとしても、場合によって同業者から特許無効審判を仕掛けられることがあります。
その場合には、相手は同業者(=その技術分野の専門家)+弁理士(=法律の専門家)です。
審判官にその発明が特許性がないことを信じ込ませるために、適切な証拠を見つけてきて、法律・審査基準に則った合理的な説明を展開します。
素人の個人出願でしたら、専門家の方々に巧みにやりこめられるのは目に見えています。
ところで、この質問もお礼なし・ポイントなしで締め切られるのでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2004/11/28 00:58
ありがとうございます。
素人にとっては、本当に敷居が高いのですね。
それから、お礼や、ポイント等については、
無礼だと思いますが、滅多にしておりません。
理由は、めんどくさいからです。
本当にすみません。
No.5
- 回答日時:
自分で出願をするリスクと
弁理士に依頼して出願するリスクの
比較しかないですよね。
依頼するリスクを過大評価なさっている方が居る気配ですが、
自己に弁理士レベルの知識があるとすれば
自分で出願する方がリスクは小さいと思いますが、
弁理士の仕事は「出願者の代理」であって、
出願のリスクを最小限にするというのが最大の目的だと思います。
それこそ弁理士の信用を最大のリスクと思うならば、
その弁理士の信用について調査すればいいだけです。
開業したての弁理士だと不明ですが、
それなりに継続してきた弁理士事務所の信用は
継続的営業と同義に考えても良いと思います。
No.4
- 回答日時:
あなたの発明に価値がないと決め付けた回答が多いのがこの分野の回答者の現状です
ともかく
それほどレベルの高くない審査官(大学でてから4,5年の技術素人です)との応酬が最初にありますがよっぽど素人で無い限り突破できます
手続きはそれほど難しくなく問題は請求項をうまく書くことです
明細書も請求項に影響を強く与えるので巧妙に書かなければなりません
審査官や審判官や裁判官は技術に関してはほとんど素人です
ちゃんと公平に審判することができると思っては成らないのです
積極的に論破する意気込みが必要です
No.3
- 回答日時:
oinieagaさんの過去の特許カテゴリーでの質問から、答えが出るかも知れませんので、まとめて紹介させていただきます。
アイデアで金儲けが手軽ならいいのに・・・
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1071261
服のデザインを売り込みたい
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1061744
身近にあるもので、知られていない特許
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1025743
>弁理士に相談して、発明を盗まれるという可能性はありますか?
ありません。
好きでやってる仕事で年収ン千万入るのに、ド素人の愚にもつかない(特許になるかどうかもわからない)発明を盗んで、せっかく苦労して取得した資格を棒に振るようなバカはいません。
>やっぱり、自分で権利を取得するしかないのですかね?
個人で出願するのは勝手だけど、失敗する確率は弁理士に任せた場合と比較したら歴然とした差が出ます。
素人にはできない高度な仕事をやってるから、世界中を相手に商売している大企業からの信頼も勝ち得て、特許事務所を長年経営できるんです。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1101137
参考URL:http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1101137
No.2
- 回答日時:
一発明家のアイデアで
すぐに大金が手に入るような
凄い発明などそうそうありません。
発明を盗んで誰かに売るなんてより
弁理士稼業している方がよっぽど儲かりますよ。
それに、出願すれば、1年半で出願公開されます。
誰でも閲覧できるようになります。
悪く言えば誰でも盗めますよ(w
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
だいたい、特許なんてものは
法人が高度な技術で競争しているものです。
一般人には縁遠いものです。
まぁ、弁理士を信用しないで素人が自分で明細書を書くのは出来ますが、
あとで意見書書けたりできるんでしょうかね。
ヘッポコ明細書なら後で後悔しますよ。
>あなたが特許法について知識がないのならば危険です
危険ということは全く無いですが
ある程度の知識は発明者にあるとなお良いでしょう。
No.1
- 回答日時:
悪徳弁護士の中には客から巻き上げた金で豪邸を立てている人もいます
証拠が残らぬように巧みに無知をだますのです
あなたが特許法について知識がないのならば危険です
弁理士にどこまで頼むかによりますが
手続きだけならば少し勉強して自分でやったほうがいいでしょう
特許の請求項や明細まで書いてもらうのならば弁理士の発明なのかあなたの発明なのかの判別がつきにくくなりうまく権利を取られるかもしれません
どこまでが依頼の範囲かを明記しましょう
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