プロが教えるわが家の防犯対策術!

『「彼」の言葉を理解するものはいつも「第二の彼」であろう。しかしその「彼」もまた必ず植物のように生長している。したがってある時代の彼の言葉は第二のある時代の「彼」以外に理解することはできないであろう。いや、ある時代の彼自身さえ他の時代の彼自身には他人のように見えるかもしれない。が、幸いにも「第二の彼」は「彼」の言葉を理解したと信じている。』

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/13_1 …

この文には、「彼」と「第二の彼」の違いはわかりにくいです。「第二の彼」は誰ですか。誰かの受け手か他人ということですか。それとも、自分自身ですか。語り手は過去の自分と未来の自分が違う人のように見えると言っていますか。

それで、「したがってある時代の彼。。。「彼」以外に理解することはできないであろう」という文章はどういう意味でしょう。「彼」が過去に自分が誰かに言ったことが未来にわからないようになって、その「誰か」しか「彼」の言葉はわからないという状態ですか。

A 回答 (2件)

「第二の彼」は引用部分の少し前に書かれているように「他人ではない」ということですから、「第二の彼」=「彼自身」ということです。

「彼」と「彼自身」との関係は、例えばデカルト「われ思う故にわれあり」のふたつの「われ」の関係かと思います。理知派の芥川の感覚として「思うわれ」と「われ」は別ものだったということ。
「若い時代の自分の言動を、鮮明には理解できない現在の自分」という感覚は誰もが持っているのではないでしょうか。
    • good
    • 0

自分自身の中に、悪い自分と、良心を持った自分がいて・・・・・なんて話聞いたことありませんか。


同じ様な使い方です。
欲望なんかで感じることありませんか、もう一人の自分。
理性的に考えれば当然の結論が得られるが、現実には欲望に負けた行動に走ってしまう・・・。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!