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原子爆弾が爆発するとどうなるのですか?
またそれと比較して水爆が爆発するとどうなるのですか?

原爆が爆発するときのこ雲が出来て、爆風が来て熱が来て衝撃波が来るのですよね(順番が合ってるかわかりません)

このあたりのメカニズムをわかりやすく教えてください。
あと衝撃波って何ですか?

A 回答 (5件)

爆発の約1秒後には直径数百メートルの火球が出現します。

百万度超の熱線で建物や人は瞬時に蒸発します。また、もともとそこにあった空気は、瞬間的に押しのけられますから、音速をはるかに超える速度で周辺に広がります。これが爆風となって建物に対して被害をもたらします。

さらに、瞬間的に広がった火球はその数秒後に消滅します。火球のあったところは真空状態ですから一度押しのけられた空気は再び爆発のあった地点に引き戻されます。これにより爆心地周辺は真空に近い状態となり、熱線や最初の爆風を免れた人に対しても被害をもたらします。

広島や長崎の核爆発は空気中で起こりました。これは、先の火球による被害(戦果?)を有効にするためで、爆風は地上にたたきつけるように起こりました。そして地面をはって行くように進んだわけです。もし地上で起こった爆発なら、爆風のいくらかは上空に逃げてしまいますから、効果は薄れます。

その後、残留放射線による人的被害がおこります。

衝撃波は、音速を超える速度で物が移動した時に起こる空気の波です。超音速旅客機などでも住宅のガラスが割れるなどの被害が言われましたが、強い衝撃が起こります。

すごく大まかな解説ですが、広島、長崎の原爆被害は、熱線によるものより、爆風の方が大きかったと聞いたことがあります。

この回答への補足

衝撃波の空気の波と、音(音の伝播)とはどうちがうのですか?

補足日時:2004/11/27 22:07
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#3です。

 再び・・・
衝撃波の説明が中途半端でしたね。

通常、空気中を物が移動する時に、押しのけられた空気はその外側の空気を押しだし、その押し出された空気はさらに外側の空気を押しだし・・・というように押しだしあいながら徐々に広がっていきます。これは単なる空気の振動ですから、「風」として認識できます。波長によっては「音」として聞こえる範囲内の空気の波です。

移動する物体が音速を超えると、押し出された空気の波は、「音」として伝わる早さを超えて次々と押し出されていきます。
結果として、非常に間隔の小さい(圧縮された)空気の波が伝わっていくことになります。
通常なら分散して伝わってくる空気の波が、一度にまとまって届きますから、衝撃はそれだけ大きくなります。これが衝撃波です。

うまく説明できませんが、おわかり頂けましてでしょうか?

こちらがわかりやすいと思います。ご覧ください。
http://www.shiojiri.ne.jp/~aki-emi/sr-71-1.htm

参考URL:http://www.shiojiri.ne.jp/~aki-emi/sr-71-1.htm
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 理論はいくつかでていますので、どのぐらいの威力かを説明します。



 一番原始的な広島・長崎型で、おおよそ15kt(15キロトン)の火薬の爆発力があるといわれています。キロトンというのは、1000トンということですので、15ktというのは、15000トンということです。


 どのぐらいすごいかというと、太平洋戦争末期に日本本土を空襲した爆撃機のB29の搭載能力が10トンと言われています。したがって、1500機がいきなりやってきて、すべての爆弾を投下して、一気に爆発させるのと同じぐらいの勢いです。
 または乗用車の重さはおおよそ1000kg(1トン)なので、1万5000台分の火薬が一気に爆発したと考えてもいいかもしれません。


 なお、これは核兵器の中でもっとも威力の弱い60年前のものです。その後に開発されたメガトン(100万トン)級のものは、これの数百倍の威力はあるだろうから、こんなものがある地点に落とされたら、それこそ想像を絶する世界になると思います。

 ついでに、通常の爆弾で世界最大なのは、米軍が最近開発したモアブ(moab)ですが、これでもせいぜい10トン程度なので、広島型の威力の1500分の1しかありません。

 
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衝撃波ですが、風とはちょっと違いますが、似たところも有ります。

圧力が伝わってゆくようなものです。ただ、それによって空気が部分的に押されて移動しますから、風みたいに作用します。当然(?)音速を超えます。

核実験の映像では、大木が水平近くまで一瞬にして倒され、ゆっくり戻る、というのもありました。葉などは吹き飛んでいたような気もします。

あとは、#1で既に回答が有りますね。
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原子爆弾が爆発すると以下のようになります。


1,投下されるなりミサイルで来るなりします。
2,上空数百メートルから数キロの上空で爆発します。
3,核分裂が起こり、中心部が超高温になります。
4,中心部が、一気に膨張します。
5,まず、熱線がいきます。それから、膨張時に引き起こされる衝撃波が走ります。これが、建物等の破壊を引き起こします。その後、爆風が襲います。
6,そのころ、中心部は、ほぼ真空状態になります。
7,その中心部に向かい、逆の爆風が起きます。その風に土埃等が運ばれ、キノコ雲になります。この雲に大量の放射能が含まれ、風下に放射能の被害をもたらします。

水爆は、核融合を使った爆弾です。
現在世界中で核融合の実用化が研究されていますが、実用化されていません。なぜなら、そこにミニ太陽を作らなくてはいけないからです。太陽を入れておく容器が存在しないからです。ところが簡単に太陽を作れるなです。それは、核爆弾を爆発させるとできるのです。超高温と超高圧の世界がそこにあるのです。燃料となる重水素を加速して衝突させ、ヘリウムを作る過程で大量のエネルギーを放出します。核分裂より格段に大きなエネルギーを放出します。最大級の水爆なら、4,5個の爆弾で日本列島がほぼ壊滅します。
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