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高二。生物基礎の「代謝とエネルギー」の分野で質問です。同化の例として。
動物は、食べ物(有機物)を食べて、その食べ物からエネルギーを得て、そのエネルギーを使って炭水化物、タンパク質、脂肪などの体物質(有機物)を作る。
これは同化の簡単な例として、あっていますか?

A 回答 (2件)

>簡単な例として


専門家などからみると、前半部分は異化ですので蛇足、後半が正解となります。

http://manapedia.jp/text/117
>エネルギーを使って、いくつかの簡単なものから複雑なものを合成
>異化とは複雑なものをいくつかの簡単なものに分解して、エネルギーを生み出すこと

使うエネルギーも飢餓状態でも体脂肪や筋肉を分解してその成分を使って別の必要な有機物を作ることもある、その場合にはまさに前半が無くてもちゃんと同じように同化を実際に行っています。タコが自分の足を食べて生き延びるためにエネルギー源としても、必要な有機物質を作り出すこともあるもの、同化に注目するのであれば、エネルギーを作る過程ではなく、後半が重要になるし、代謝そのものは異化と同化が同時進行しているものです。

無酸素運動で酸素欠乏状態でも筋肉が収縮し、ブドウ糖などを分解して乳酸を産生する、運動における乳酸の筋肉内への一時的な貯留は酸素が十分に供給されると、乳酸が再利用されて合成の原料にもなるし、さらに分解して最大限のエネルギー源として利用されることもある、異化中心の代謝なのですが、条件次第でちゃんと同化の原料としても使われるのです。

https://hakkou.kuni-naka.com/2868
>乳酸は肝臓に戻されて再びブドウ糖になる

もちろん、乳酸からブドウ糖にするにはエネルギーが供給される必要がありますし、そのエネルギー源がどこから来たのかは一つに絞ることができないのです。だから、前半を限定すると、減点することになるかも知れない、指導する教師の力量にも関係すると思います。

単純に植物の光合成は明反応だけで見れば同化で簡単、夜間の呼吸による異化だけに注目すると昼間でも呼吸はするので、昼間は呼吸で発生する二酸化炭素は光合成で使われてしまうので、隠されているだけということにもなります。

こう書いていても植物学者とか、微生物の生化学の研究者からは細かく指摘が入るものですので、同化だけを書くことが正解と判断される可能性が高いと思います。
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ちょっと鶏タマゴ論的なところがあって、そのままでは賛同できないです。


というのは、体内ではエネルギーと炭水化物と脂肪は相互に行き来しているからです。
タンパク質も、一方通行ですが炭水化物や糖、さらにエネルギーになることができます。
だから「半分正解、半分不正解」というくらいの回答です。

「エネルギー代謝」と「それ以外の代謝」を引き比べているからそういうことになるのです。
エネルギー代謝も代謝の一部であり、他の代謝と同列に論ぜられるべきものです。

したがって、もっと細分化して、たとえば「タンパク質同化過程」などに絞ったほうが、より的確な記述になります。
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