１２音階は１３音階では駄目だったのですか？

なぜ１３音目になると次のオクターブへと決められたのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： gldfish 回答日時： 2019/05/16 05:45

理論的な理由です。

倍音が関係してきます。
倍音において、ドを基軸とすると、最も重要な音はオクターブ違いのドです。次に重要な音は完全五度のソです。
このドとソの関係が音階の基本になります。ソの完全五度はレ、レの完全五度はラ・・・という風に音を取っていくと12の音程が浮かび上がってきて、ドに戻ります。(厳密には純正律と言ってちょっと違うのですが、西洋音楽では1オクターブを12に均等に分けた平均律を用いることで音階をシンプルに扱い易くしています。)
オクターブを13等に分けてしまった場合、当然この音階の中に完全五度は現れなくなってしまいます。

オクターブを均等に全音６つに分けた全音音階とか、各種ペンタトニックを始めとした民族的な様々な音階、さらにオクターブを12よりももっと細かく分けた音階等、音階といっても文化や曲により世界には様々なものがありますが、この12音の平均律も理論に基づいた１つの考え方です。