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経済の初歩的な質問です。
銀行は信用創造によってお金を増やすことができると知りました。
A会社に5000万円融資するとしたら、銀行にあるA会社の通帳に5000万円と銀行が記帳すれば、
5000万円貸したことになり、債務債権関係が発生するとのことです。

ふと思ったのですが、A会社が負債を返済できずに倒産した場合、
銀行は、債権放棄すればいいだけではないのですか?

信用創造でお金を作り出したのだから、銀行にもともと財産があったわけではなく、
倒産による債権の残りを放棄しても、銀行自体は資産を減らすわけでもなく、
融資以前の資産にもどるだけではないかと思いました。

A会社からは、最低でも準備預金分だけ返済してくれていれば問題ないような・・
信用創造で作り出したお金は、信用破棄みたいな逆のことで処理すればいいのではないかと

それをやると、皆がお金を借りまくって踏み倒すことが起こり、混乱するから禁止されて
いるのかも知れませんが、日本のデフレ脱却にはそれくらいのことをしてもよさそうな
気もします。

A 回答 (3件)

違います、信用創造を理解できていません。



銀行が企業に1億円の融資をして、もし企業が、そのお金を現金払いで買い物する場合。
銀行から、1億円の現金が流出します。
そのまま貸出先の企業が倒産したら、銀行からは1億円の現金が失われたまま、になります。

では企業が毎月1千万円ずつ使っていく場合は、どうでしょうか。
銀行の手元には9千万円が残ります。
そしたら、そのうち3千万円くらい別の企業に貸してしまっても、案外に大丈夫だったりします。
という事は銀行は、手元に1億円の現金しか無かったくせに、1億3千万円を貸し出しています。
これが信用創造です。

まぁ実際には複数銀行で、こういう事が行われるわけですが。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございました。
最初の回答をベストアンサーにさせていただきました。

お礼日時:2019/07/01 22:18

>信用創造でお金を作り出したのだから、銀行にもともと財産があったわけではなく、


倒産による債権の残りを放棄しても、銀行自体は資産を減らすわけでもなく、
融資以前の資産にもどるだけではないかと思いました。


預金の裏付けなく、貸し付けたら、銀行の貸借対照表の資産側には貸付金が入るが、負債側にはそれに対応する項目がないでしょう。各銀行はあくまでも預金が入ったら、それを預金準備を差し引いて貸し出す。その貸し出された貸付金は引き出されて、たとえば、機械を購入するために使われる。機械の販売者の収入は(別の)銀行に預金される云々・・と、銀行システム全体として最初の預金の何倍かの預金が生み出される。(すべての銀行が預金を、法定準備(法定準備率をrとしよう)を除いて貸し出すとすると、預金は当初の預金の1/r倍の預金が生み出される。)これが銀行の信用創造で、あくまでも銀行システム全体の話で、個々の銀行は預け入れられた預金の範囲内で貸付を行っているにすぎない。したがって、貸付先が倒産し、貸し付け金が返済されないとき、銀行は原資を提供した預金者にたいし利払いも返済もできなくなる。単なる帳簿上の問題ではありません。
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信用創造による「貸付金」は債権なので、銀行のバランスシートの「資産」に計上されます。



一方、その金額が融資先企業の預金になりますので、バランスシートの「負債」に同額の「預金」が計上されます。

貸付先企業の経営が悪化すると負債の「預金」か減っていき、同時に資産の「現金」が流出します。

貸し倒れになると、「貸付金」の資産だけが消失するため、「貸倒損失」といった損失を計上しなければなりません。
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