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高い声、低い声というのは、周波数の高い低いで説明できますよね。
それでは、明るい声、暗い声は、どう違うのでしょうか?
おそらく音色が違うのではないかと予想しているのですが、それでは、どのような歌い方の違いが、明るい暗いの差を生むのでしょうか?
どなたかアドバイスお願いいたします。

A 回答 (4件)

声をはじめ音には基音(その基本となる周波数)以外に倍音と呼ばれる高周波が含まれています。


この周波数配分で様々な音色の違いがうまれるわけですが、発声のテクニックでこのフォルマントと呼ばれる周波数配分をある程度変化させることが出来ます。

乱暴な言い方をすれば一般的に高い周波数が多く含まれているほど明るく、高く、細く、薄く、鋭く、快活に感じます、逆に高い周波数が少なければ、暗く、暖かく、太く、しぶく、落ち着きのある感じに聴こえます。

厳密にはyos4さんがおっしゃるようにもっと細かく○○khzが多いと△△に聴こえる傾向がある…という音響学的な事柄があります。
例えば○○khz近辺が多いと明るくきらびやかだが、細くヒステリックになりやすい…などのようにです。

ちょうどステレオコンポのトレブル、ミドル、ベース…などのイコライザを御存じだと思いますが、あれをいじっても音程は変わりませんが音が明るくなったり暗くなったりします。
あれに似たことが実は喉では行なわれています。

発声訓練経験者なら分かりますがこの周波数分布特性は母音の違い、つまり口の開け方や下の位置によって大きく変わるほか、声の当て方-声帯での発声の仕方を変えることにより大きく変わります。

他の回答であげられている「口角をあげる」のも大変良くいわれることで、口角を上げると声が明るくなると正確なピッチをコントロールしやすくなり、暗くなるとどうしてもフラットしやすしです。
また逆にピッチの高い音は明るく聞こえるという聴感上の特性もあります。
尚、暗い気分で唄えば自然と口角は下がり前述の周波数は低いところに集中する傾向があります。


リスナーはそれらを歌手本人の声の特性だと思っていますが、同じ楽器も弾く人によって全然音が変わるように、実際は発声の仕方によってかなり周波数特性は変えられるもので、そこを上手く使いこなせるかどうかがテクニックなのです。
ですので喋るととたんに声のイメージが変わる歌手の人っていますよね。


ちなみにですね、歌手のイメージで声のイメージが決まるんではなく歌手が自分の持つイメージで自分の声のだし方を変えている結果、歌手のイメージが決まるんです。
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この回答へのお礼

ymrsさんご回答ありがとうございました。

私のもとめたこたえは、まさしくこれです!
すごい方だなぁと思って、他のご回答も拝見させていただきましたが、本当に勉強になります。

本当に感謝しております。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/08 00:14

合唱経験者です。

歌う時は常に笑顔=口角が上がった状態という風にウチの指揮者は指導してました。口角が下がると確かにピッチまで下がっていくようです。口角の上がり下がりで表情も笑顔らしく(目はこの場合関係ないので)なったり、無表情あるいは怒ったような、悲しそうな感じになったりするのですが、ウチの団はとにかく「笑顔」の一辺倒でした。曲そのものの表情もあったはずですから実際はかなりマズかったと思われますが要は口角を上げた状態でキープするとその周辺の筋肉(表情筋など)が緊張するため比較的ピッチを安定させやすかったからかもしれません。筋肉を緊張させない状態だと個々の体調・精神状態にも左右されますがさらに中途半端な人数のウチの団だと本当に声がバラバラになってしまうので状態を安定させるための苦肉の策でもあったのでしょう。現在は歌ではなく接客で笑顔とごあいさつをしてますが口角が下がったままだと声がなかなか出しにくく、無理にやると怒鳴り声か悲鳴になるのを実感しました。暗い歌のテーマはえてして怒りや悲しみだったりしますからアリかもしれませんがウチの団はその辺りのテーマを避けて正解だったかもです。横道それちゃったので罪滅ぼしに…参考URLは歌唱法、声の表情、で検索したら出てきました。

参考URL:http://www.kobayasi.jp/papa/vocal_3.html
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この回答へのお礼

kaoru112さん。

ご回答ありがとうございました。
脱線大歓迎です。

ピッチを安定させるために、筋肉を緊張させる方法は、思いもよりませんでした。なるほど。

口角を上げることも、とりいれてみようと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/12/08 00:07

単なる印象だと思います。


例を挙げると・・・。

明るい声・・・大塚愛、シャカラビッツのUKI、ポルノグラフィティのボーカル等

暗い声・・・中島美嘉、平原綾香等


歌手のイメージで決まってる部分が多いと思いますよ。
声の高さで言えば平原さんは大塚さんよりも高いでしょうし。声質ってあるじゃないですか?歌い方もあるかもしれませんが、生まれ持った声が影響をもたらすのがほとんどだと思います。ただ両方使いこなせる器用なタイプもいます。ELTの持田さんはそのタイプでしょうね。

参考になるかわかりませんが・・・。
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この回答へのお礼

supernova1さん。
ご回答ありがとうございました。
たしかに、おっしゃるとおりですね。
ところで、ちょっと専門的になりますけど、声質って、数値化することは難しいんでしょうか?
「平原綾香は大塚愛より、も項目Aの数値が3○○高いので、△△の印象になりやすい」といった感じで。

あと、ここに出ている皆さんは、曲調や、リズムの取り方とかでも差が出ているような気がします。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 00:25

音大の声楽出身です。

講師の経験もあります。

ご質問の件ですが…
笑顔で歌ってみて下さい。
それから、悲しい顔で歌ってみて下さい。
明らかに音色が違うはずです。
歌は表現です。
歌詞に合わせて、明るい歌詞は明るい顔で、暗い歌詞は暗い顔で感情移入して歌うと、自然と明るい、暗いの差が出てきます。

ちなみに、悲しい歌詞の歌を、笑いながら歌うと明るい曲に、楽しい歌詞の歌を、悲しい顔で歌うと悲しい曲に聞こえます。
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この回答へのお礼

mockさん

アドバイスありがとうございました。
私の場合、ピッチが下がってくると、暗くなる傾向があります。逆に、ピッチが高くなってくると、どうしても、暗くするのが難しいんですよね。

アドバイスを取り入れて、いまいちど練習に励みます。ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/07 00:20

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