プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

5年前に祖父と死別した母方の祖母(現在74才)が最近になって
自分の娘である私の母と同じ年の51才の離婚歴のある男性と交際を
始めて、先日突然その男性と結婚すると言い出しました。
相手の男性に酒乱癖があるという事もあり、親戚一同反対しましたが
祖母は相手の男性の事しか目に入らず誰の説得にも聞く耳を持ちません。
祖母にその男性との交際をやめさせる説得の方法はありますでしょうか?

母は5人いる祖母の子供の中で一番祖母の事を気遣い、今まで何かと面倒
を見てきました。そのため今回の「家族を捨ててもいい」というような祖母
の裏切りにも似た態度にとてもショックを受け、祖母がそのつもりならばと
母まで感情的になり、入籍するのは勝手だが祖母が亡くなっても相手の男性
には一切祖母の遺産は渡さないと言い出しました。

祖母の遺産としては祖母の名義となっている、1階の3店舗を
貸し店舗とした三階建てのビルとその土地だけだと思います。
(詳しい坪数等は調べないと分からないのですが)
もし最悪の場合、私達の反対を押しきり相手の男性と入籍したら
私としても相手の男性に対して決して遺産目当てで結婚するのでは
ないという気持ちを証明してもらいたいためにもその男性には一切
祖母の遺産を渡したくないと思っていますのでどうすれば渡さずに
できるか法律的な手段を教えて下さい。

遺言状という手段もありますが日付が新しいものほど効力があると
言うことなので祖母に相手の男性に有利になるように書き換えられて
しまうと意味がないので無理だと思うのですが・・・。
また祖母から長男に名義変更するのも多額な税金がかかるため
あまり良い手段ではないと思っています。
長くなってしまい大変申し訳ありませんが真剣に困っている状況なので
どうか良いアドバイスを宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

心中お察しいたします。


お母さんの気持ちも分かりますが、おばあさんの気持ちも分からないでもありません。
ただ、結果としておばあさんが幸せになる道であれば、何が何でも結婚はだめではいけないでしょうね。

さて、ryo617さんが良いアイディアを出されていますが、単純に死因贈与契約を結ぶだけではのちの遺言によって無効とされます。
一番良いのは、長年世話をしてきたお母さんとおばあさんの間で、
「結婚に当たり長年の世話の見返りとして遺産をお母さんに死後譲渡する」
という「負担付死因贈与契約」を結ぶことです。
そしてryoさんの言われる仮登記などを行えば良いでしょう。
もちろんこれでも遺留分は相手の方に残りますが、1/4なので、不動産などは相手の男性本人だけではかってに処分できなくなります。

この「負担付死因贈与契約」は労働の対価として支払われたものと見なされるため、判例では遺言等によるその後の取り消しは無効とされるようです。

上手なやり方はありますので、一番良いのはこれらの意見を参考にして、最終的には弁護士さんに相談されるのが良いでしょう。
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>母まで感情的になり、入籍するのは勝手だが祖母が亡くなっても相手の男性


>には一切祖母の遺産は渡さないと言い出しました。

まず、自分の財産を、どう処分するかはあくまで個人の自由ですから
遺産をどう処分するか(だれに、どれだけ相続させるか)はあなたの祖母にあり
子供のあなたの母達にはないことを認識してください。
ただし、あなたの祖母が遺言を残さずに亡くなられれば、相続人全員で遺産分割協議をして、だれがどれだけ相続するかを決めることになります

その上で、いかなる法的手続があるかというと、死因贈与契約をあなたの祖母と長男が締結されて仮登記をし、相手の男性に遺留分の放棄をしてもらうのがいいと思います

死因贈与契約とは、簡単に言うと「私が死んだら、あなたに私の財産を贈与します」という内容の契約です
遺言との違いは、書面による贈与契約は一方的に契約を取り消すことができません
ですから、遺言のように祖母に相手の男性に有利になるように書き換えられません

そして、仮登記をしておけば不動産があなたの祖母の生前に
祖母によって処分されることを防ぐことが出来ます
(防ぐといっても、仮登記のついた不動産を実際に買う人が、ほとんどいないということです)

次に遺留分の放棄ですが、相手の男性が任意に応じなければなりませんし
さらに家庭裁判所の許可も必要です

以上が、考えられる法的手続きですが、遺留分の放棄までいかなくても
死因贈与契約を締結して仮登記をするだけでも、相手の男性にすべての財産が
相続されることを防ぐことが出来ます

相続問題は感情的になりやすいですが、まずは感情的にならずに話し合われることをお勧めします
大変でしょうが頑張ってください
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この回答へのお礼

ryo617さん ご親切で詳しい回答をして頂き本当にありがとうございます。
本音を言えば法的手段を取らずに何とか解決したいと思っていますが
ryo617さんの回答は大変参考になりました。また、励ましのお言葉も頂いて
本当に涙が出るほどうれしかったです。祖母や私達家族にとって最良の結果
になるよう頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2001/07/31 14:32

入籍しないことが一番です。


第一、遺産を渡さないなどとあなたのお母様が言える立場でないのです。遺言書を作るのは財産を持っているおばあさまでありあなたのお母様ではありません。例えあなたのお母様の意向に添って遺言書を書いたとしても配偶者には遺留分というものがありますので財産を全く渡さないと言うことは出来ません。
相続ではなく「贈与」という形でおばあさまから財産を子どもたちで受け取ることが出来れば(おばあさまの財産をなくす)いいと思いますが、それすらもイヤなんですね。
真剣に悩んでいらっしゃるのにこんなこと申し上げるのは酷なのかもしれませんが...
どうもいがみ合いが「財産争い」のようで醜いです。それにどうしても財産をとられたくなければお金を払ってでも名義を変更するべきでしょう。
財産争いという欲を考えずおばあさまを思って反対しているんだと本人に伝えて入籍だけは避けてもらうようにしてみてはいかがですか?

この回答への補足

churaさん 早速の回答本当にどうもありがとうございます。
でもやはり一番されて欲しくない勘違いをされてしまったようで
本当に悲しい気持ちでいっぱいです。私達はお金に困った生活を
してるわけではないので祖母の遺産なんて一切欲しくありません。
だから醜い財産争いだという誤解はお願いなので解いて下さい。
私達の願いは祖母の幸せと、昔みたいに家族を大切にする祖母と
仲良く付き合いたいだけなのです。しかしどんなにその事を祖母
に伝えても分かってもらえません。だから最初に祖母を説得する
にはどうしたら良いか聞いたのです。それは入籍をするしないに
関係なく信用できない相手との交際そのものをやめて欲しかった
からです。相手の男性に祖母の財産を渡したくないというのは私達
がいくら祖母のためを想って言っても私達の気持ちを分かろうとも
しない祖母とその男性に対するせめてもの仕返しでしかないのです。
間違ってる方法かもしれませんが他に私達の傷ついた気持ちを
抑える方法を思いつく事ができなかったのです。

補足日時:2001/07/31 10:43
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