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No.2
- 回答日時:
婿入りが当たり前と言う考え方が間違っています。
縄文や弥生時代は、食料生産と生き延びるのに、大変な時代でした。こんな時代は、食料確保が花形で、嫁は男にとってより取り見取りであったと思われます。そして農業生産が高まって来た弥生時代後半から、初期の商業と、軽工業が発展し始めたものと考えられます。ここで戦闘力に優れなくとも、一芸に秀でた者が尊ばれるようになったと考えられます。こうなれば、見目麗しい」女性は、この能力者を取り込む強力な武器となります。平安時代は、婿取り全盛時代でした。しかい一方「侍」の勃興時期でもあります。日本史であまり触れない、日本国に軍隊の無かった時代の始まりが、奈良時代の天武朝ですが、恐れていた新羅や唐の侵攻は無く、対外項に関しては平和を謳歌した時代です。それは武力と言った荒ぶる世界を、為政者が忘れた時代でもあります。将に現代に通じ、嫁入りに違和感を感じる昨今と重なります。
こんな時代に、国軍を失った為政者は、当然にも暴力に対する力を失います。現代流に考えれば、警察と暴力団の境もない時代となったのです。勿論暴力を組織した集団は、権力と結びつきます。その頂点が源氏と平家です。現在の暴力団と違い、警察が居ないので、早い者勝ちです。だから争いでは、命がけです。”一生懸命”ではなく、争いの原点に対し、"一所懸命”となります。だから勝っても負けても死人が出ます。
雄々しく戦って勝った側は、死者を顕彰します。だからその後継者は、その遺伝子を受け継いだ男子となりますが、多くの男子が居ては、相続で多くの問題が発生する事は、古来常識なのです。そこで侍社会は、長子相続と決めたのです。従って嫁入り確定は、平安時代の侍が確定させたのだと考えられます。
No.1
- 回答日時:
社会が、能力主義から、世襲主義に
変ってからでしょう。
戦国時代などは能力主義を採用せざるを
えず、婿入り養子などが盛んに行われて
いました。
しかし、太平の世になると、能力よりも
安定が望まれるようになり、
武家社会では長男相続が原則のように
運営されました。
しかし、商人などは競争社会ですから、
能力主義を採り、そのため婿養子も
盛んに行われていました。
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