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水酸化ナトリウム水溶液内の不純物を除去する方法に加熱をして二酸化炭素を追い出すという方法は考えられるのでしょうか?
また、不純物に炭酸水素ナトリウムが入ってることは考えられるのでしょうか?

レポートを書いてるのですが、ここの部分でとまってしまって...
考え付くかぎりの事をかかなくてはならなくて...

A 回答 (3件)

えーっと、水酸化ナトリウム水溶液中に溶け込んだ二酸化炭素を追い出すには、窒素ガスを水酸化ナトリウム中に吹き込む方法があります。


吹き込まれた窒素ガスの泡の中には(当然ですが)窒素しかありませんので(二酸化炭素分圧ゼロ)、この泡の中に溶液中の二酸化炭素が気化してきて排出されます。

ご参考までに・・・
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普通に水酸化ナトリウムを保管していても粒の周りに白い粉がついています。


それは炭酸ナトリウムです。
ですんで調整した段階でどうしても炭酸イオンが入り込みます。
で、水溶液の状態でしたら、
加熱した程度では炭酸イオンは飛んでいきません。
加熱して水を飛ばしてさらに強熱なら取れますけども (^^;) 。
ですんで加熱をして炭酸イオンを追い出すというのは不可能なんでムリです。


0.1Mとかくらいの水酸化ナトリウム水溶液があったとして、
室内に放置しておくと、
空気中の二酸化炭素をどんどん吸収してしまいます。
2NaOH + CO2 = Na2CO3 + H2Oという反応が起きるからです。
そして、pHは13(NaOH 0.1M)からどんどん下がっていきます。

で、さらに二酸化炭素を吸収するとpHが下がります。
簡単に反応式を書くと
2NaCO3 + CO2 + H2O = 2NaHCO3
というわけで、炭酸水素イオンができます。
ほんとはいろんなイオンが解離してるんで上の式がそのまま起きてるワケじゃないんですけど。
だいたい、pHが8くらいまで下がったら結構な量が炭酸水素ナトリウムに変わったと考えて
宜しいのではないでしょうか。
そこらへんは炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムのpKaを計算すれば定量的に評価できると思います。

まとめていえば、強アルカリ性だと炭酸水素ナトリウムはほとんど無いけれど、
空気中に放置して二酸化炭素を吸収して弱アルカリ性になると結構入ってるかもよ、
ということです。



ですんで、純粋なNaOH水溶液というのは滅多に作れません。
純粋なNaOH水溶液を得る方法としては、

『まずNaOHの飽和溶液を作る。しばらくほっとくと不純物の炭酸ナトリウム等の塩は表面(あるいは底)に析出するんで、それを吸い取らないように溶液の中程からピペットで吸い上げる。』

こうして得られたNaOH飽和溶液はほとんど炭酸塩を含んでいません。
以上の操作を二酸化炭素が入らないように不活性雰囲気(N2気流下など)の密閉容器内で行って、
採取したNaOH飽和溶液を適当に希釈、シュウ酸かなんかで濃度を決定して用います。
かなり昔の方法でして、最近は濃度まで分かっている純NaOH標準溶液が売ってあるので
それを買って用います。いい時代になったものです。
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こんにちは。


二酸化炭素が水に溶けるって事は御存じですか?

水に溶けると何になるか・・・がその問題の答になるんじゃないかな。

二酸化炭素は別名「炭酸ガス」て言いますよね。

水に溶けると「炭酸」という酸になります。
水酸化ナトリウムがあると、当然反応しますね。

反応して出来た物は、炭酸ナトリウムもありますし、量により炭酸水素ナトリウムの場合もあります。

この物質に含まれる「炭酸」は気体の二酸化炭素ではありません。
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