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「戦争は人の感覚を磨き、意思を刺激し、肉体を鍛え上げ、極限状態で互いを、人間として見極めることができる」

これはアメリカの哲学者エマーソンが遺した言葉ですが、私には到底理解できません。

戦争は、人の感覚を麻痺させ、お互いを人間として見れなくなるものだと思います。

自身も間近で南北戦争を体験し、コンコードの賢者とまで呼ばれたエマーソンは、なぜこのような言葉を残したのですか?

A 回答 (4件)

エマーソンが生きた時代を見てください。


たしかに南北戦争はありましたが、見方を変えるとこれは奴隷解放運動です。
そして、フランスでは革命があり、エマーソンはその頃のヨーロッパを体験しています。

彼が経験した「戦争」は、(理屈のうえでは)抑圧からの解放、人権的正義の実現、「革命」であって、一方的な侵略戦争や世界大戦ではありません。

もし、他国を占領し植民地化する侵略戦争や圧倒的な武力で住民を皆殺しにしたベトナム戦争を経験していたら、そのような発言はしなかったと思います。
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この回答へのお礼

その当時の戦争はまた違った意味合いを持っていたということですね、ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/13 13:36

原始以来、人は常に競い合い、凌ぎ合い、いのちを賭けて戦った。


その闘争本能と生存本能のせめぎあいの中で、人は知能を磨き
力を養い、心と体を鍛え、
一面で道徳律を築き上げた。
その結果、文明が築かれ文化が創られた。
(池宮彰一郎)



戦争は、国民に数多の困難を与えながらも、それを乗り越えて戦い抜く
ことで、国民を崇高な存在にできる。
平和は、商人気質を旺盛にするが、卑しい利己心、怯儒や臆病の風を
はびこらせ、国民の心意を低劣にする
(カント)




戦争は、人の感覚を麻痺させ、お互いを人間として
見れなくなるものだと思います。
 ↑
○発砲率 (米国政府調査)
 第二次大戦 15~20%
 朝鮮戦争   55 
 ベトナム戦争 90%

第二次大戦では、多くの兵士は敵めがけて発砲
しませんでした。
同じ人間を殺害するのをためらった人が
大部分だったのです。
それで米国では心理学を駆使し、ベトナム戦争では
90%にまで上げることに成功しました。




自身も間近で南北戦争を体験し、コンコードの賢者とまで呼ばれた
エマーソンは、なぜこのような言葉を残したのですか?
  ↑
独立戦争での発砲率は、第二次大戦時よりも
更に低かったと思われます。

人の感覚を磨き、意思を刺激し、肉体を鍛え上げ、極限状態で互いを、
人間として見極めることができる戦争だったのでしょう。
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この回答へのお礼

発砲率という着眼点は思いつきませんでした、ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/13 13:36

戦争で勝ちたい。


だから敵の存在をいち早く察知し敵の動きをいち早く予測するため感覚を磨きたいし、
どんな状況になってもへこたれず勝利を目指せる意思を身に着けたいし、
どんな苦しい行軍でも過酷な環境でも行動し続けることができる強靭な肉体を手に入れたいしそれによって相手の行動を圧倒したいし、
相手に知恵(戦術、戦略)で勝つためには相手を軽んじず、絶えず相手を自分以上の存在として意図を読み取る工夫をしなければならないし。

戦争は破壊をもたらしますがその一方文化の交流であったことも歴史の示すところであり、多角的に見ることができないと違う角度からの見え方を見逃します。

ある人は
「スポーツは戦争の代償行為である」
と言います。
こちらの方が戦争そのものより多少理解しやすいかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/13 13:36

まず、エマーソン自身は南北戦争には従軍していませんので、戦争での実体験は持ち合わせていません。


一方で、エマーソンは戦争賛美者というわけでもありません。

おそらくですが、「自己研鑽によって人間はより高みにいける」ということを表現したかったのでしょう。
ただ、戦争での実体験がない故に、戦争を引き合いに出すことに(悪い意味で)抵抗が少なかったと思われます。
言葉をもっと選べば、もっと人々に共感を得られたのにと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2019/08/13 13:36

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