No.13ベストアンサー
- 回答日時:
#12です。
お礼ありがとうございます。>徴兵制と選挙制度の対の関係を全く知りません。教えて頂けないでしょうか。
徴兵制、という制度は古くは古代からあるのですが、ほとんどの方が知りません。また徴兵制=共和制(民主主義)であることもほとんどの方が知りません。
元々戦争というのは「そこに住む国民が広く負担するものではなかった」のです。
古代でも支配階級と一般的な自由階級(農民や商人)と奴隷は分かれていましたが、支配階級は自由階級に対して「国民として守る義務」をほとんど負っておらず、逆に自由階級も「国民として(または臣民として)国家に忠誠を尽くす義務」は持っていませんでした。
支配階級は使役できる農奴(農業をする奴隷)や小作農民を抱えて、農地を耕作させると同時に、戦争は支配階級である自分たちと一部の生え抜きの職業軍人そして金で雇った傭兵を使うのが普通だったのです。
この点において日本は元々相当異なります。
古代の民主制はアテネなどの古代ギリシャの民主制が有名ですが、アテネは貴族階級が腐敗した上に、自由市民(平民階級)が貨幣経済により台頭し、貴族政治に不満をもつことで「自分たちで自分たちの土地を守る」という気風が平民階級に生まれたのが発端です。
特にベルシャ戦争では、平民による重装歩兵の活躍と下層民が船の漕ぎ手として戦争に参加したことから「国家の命運を左右する戦争への貢献」と「そのような方針を決める議会への参加」が争点になり、平民会という議会ができ平民に参政権が生まれたことが、民主制の始まりとされているのです。
ローマ時代は貴族が参加する元老院とこれを監視する平民議会があり、平民にも参政権がありました。そのかわり平民は歩兵として戦争に参加するのです。
この時当然ですが、女性は兵士として参加しないので参政権は有りませんでしたし、男でも奴隷階級などなら参政権も徴兵もありませんでした。
ローマが崩壊し、中世ヨーロッパになると王政・貴族制の封建主義時代になります。封建主義時代は「平民は戦争に参加しない」というやり方に戻り、戦争に参加するのは王族・貴族と一部の職業軍人、そして傭兵として金で雇われる軍人たちでした。
これが壊れたのがフランス革命で、フランス革命は王政廃止したので、平民階級から兵隊を補給する以外になく、議会に参加していた革命派が市民を徴兵し、参政権も付与することになっていくわけです。
この回答へのお礼
お礼日時:2019/08/18 23:44
成る程、と云えるほどの理解力はありませんが、それでも、なるほど、です。
《この点において日本は元々相当異なります》←これが気になりますが、あまりご負担をかけてもいけないので“独学”で、行きたいと思います。(出来るかな?)
本当に有り難うございました。
独り言 (質問してよかった!)
No.12
- 回答日時:
#7です。
補足拝見しました。>日本人の体格は、と云うか身長は伸びました。
肉体的には“成長”したと思えます。
と、いう事はアルコールに弱い日本人も、きっと強くなっているに違いない。
たしかに肉体的には30年前よりは大きくなりましたが、それとアルコールへの耐性は関係ありません。
アルコールの耐性は「体内にアルコール分解酵素を持つかどうか」で決まるからです。
どれほど体が大きくなってもたった30年で酵素を日本人が取得するわけではないのです。このような変化は最低でも1万年程度の時間がかかります。
>一方、精神的にはどうなんでしょうか。
成長したのかな?
精神的な成長なんて「測ることができない」ものです。だから社会制度というのは「その時代とその社会の要請」によって決められるのです。
たとえば、日本の江戸時代までの成人は15歳でした。これは平均寿命が60年あるかないか、という時代であったことと、近代化以前は判断に必要な知識量が少なかったからです。
今18歳にしようとしているのは「成人」というより「選挙年齢」です。高齢化社会で高齢者が優勢な選挙制度を少しでも公平にするために「18歳から投票できる」ようにするのが目的です。
理由は「若者人口が確実に高齢者よりも少ないから」で、これも社会的な要請であり、日本社会の問題を解決し、その負担をする若者世代が「早く政治に対して意見を出せるようにすること」が目的です。
蛇足
ちなみにですが、元々「選挙権」というのは徴兵義務と対になる権利でした。古代でも民主制度を取っている国は有りましたが、徴兵制と選挙制度は対になっていて「自分たちの犠牲を政治的に正当化する」ものでした。
日本の近代化も最初は「税金をたくさん払う人」だったのですが、徴兵制が浸透するにしたがって、枠が緩くなり年齢も20歳から18歳という「徴兵年齢と同じ年齢」に引き下げられた経緯があります。だから当時「女性に選挙権が無い」のはむしろ当然でもありました。
戦後はそのようなことはなく「男女等しく成人すれば誰でも選挙権が付与される」ようになりました。これは「啓蒙主義的平等主義」の発展でもあり、女性解放運動の成果でもありましたが、逆を言えば「徴兵という義務ではなく、税負担という義務との対にした」ということでもあります。
現在の税負担は自分でお金を稼ぎ所得税を払った時に始まります。中学を卒業すると就職したりバイトしたりして、税負担をする人も多くなりますが、「高卒で就職する」人が一定数居ることから18歳成人にし、選挙権を付与した、という考え方が正しいといえます。
No.10
- 回答日時:
ソルボンヌ大学の学生が、日中、真っ赤なお顔して、ランチでワインを飲んでいることを、あいつら、昼間っからなぁ~とバカにしていた ハーバード大出身の人がいた。
確かに、日本人の私も、ハーバード大出身のアメリカ人に賛成でした。
お酒で、頭の機能マヒを起こさせて、何が良いんでしょうか?
尚、禁煙も禁酒も、在日外国人(観光客)にも適用されます。当然です。
日本人が、外国に行って、日中お酒を売らないエリアで、購入できないのと同じです。
成長期の健康に害のあることを、何故、認めなければなりませんか?
ある人の欲求で、病気である人が、健康な幼い子供に、性的な行為の強要を禁じるのと同じですよ。
わけがあってのことですよ。
No.9
- 回答日時:
選挙権は政治的判断能力の問題ですが、
お酒は、健康、発育の問題ですから
おかしくありません。
No.4
- 回答日時:
おかしいといえば、おかしいのですが、おかしくないといえばおかしくないです。
まず、選挙権と飲酒・喫煙は別のものです。選挙は「国民としての権利・義務」なので、少年法の適用も18歳までにするべき、いや20歳のままでいい、という議論が続いていますが、これは18歳が高校生という学生(知識の習得が終わり、責任ある判断ができる状態とされない学生)を含むからです。
個人的には18歳成人なら少年法の適用も18歳にすべきだと思いますが、しばらくは議論が続くでしょうし、先行して権利を付与するのは別に構わないと思います。
飲酒・喫煙については学生かどうかとか精神年齢がどうか、という問題より「体に与える影響はどのようなものになるか」で決められています。
世界的に見ても飲酒・喫煙年齢と成人年齢(選挙権付与年齢)が一致していない国も多数あります。
たとえばドイツなどの欧州はアルコールに寛大で16歳からビールは飲酒できますが(度数の高い蒸留酒は18歳から)できますが、選挙年齢は18歳です。
一般的に欧州人はアルコールに強く、たとえば自動車運転の飲酒運転の基準も日本より緩いです。
日本の飲酒運転基準は世界的に見てもかなり厳しい方で、それは日本人の半分程度がアルコール分解酵素を持たない=アルコールに弱い、という事実も反映されています。
逆にアメリカは飲酒年齢が21歳で選挙年齢は18歳です。これはアメリカの文化が飲酒を嫌う清教徒を基本としているからです。
これらの事から、成人年齢と飲酒年齢が乖離していても不思議はありません。
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日本に住む“外国人”にも適用されるのでしょうね?
日本人の体格は、と云うか身長は伸びました。
肉体的には“成長”したと思えます。
と、いう事はアルコールに弱い日本人も、きっと強くなっているに違いない。
一方、精神的にはどうなんでしょうか。
成長したのかな?
選挙権と禁酒の解除と、どっちが適当なんだろうか?なんて、考えてみました。
質問のタイトルとは違う回答をベストアンサーにしてしまいました。
回答してくださった皆さん、申し訳ありません。