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骨髄異形性症候群で東京で有名な名医、病院を教えていただけませんか?
父が数ヶ月前から骨髄異形性症候群で入院し、ビザーダの抗がん剤を打っています。
糖尿病も併発しています。
このような状態ですが、変わりなく投薬を続けて良いものか疑問に感じてます。
現在、セカンド・オピニオンを検討中です。
宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

名医を探されるお気持ちもわかりますが、医療の現実を知ればそれは無理なことです。


どこも標準治療がうまいかどうかだけです。

骨髄異形成症候群は、急性骨髄性白血病に移行することから、以前は「前白血病状態」と言われたこともありました。
[症候群(シンドローム)とは、共通の病態を示す患者が多い原因不明の病気に付けられる名称です。ただ、エイズのようにウイルスが解っていても、後天性免疫不全症候群(AIDS)のまま病名が残っている病気もあります]

・私たちの血液には、赤血球と白血球という血球(血液細胞)が生息しています。
赤血球は、ヘモグロビンに酸素を吸着して、全身の細胞に運んで受け渡す仕事をしています。
白血球は、好中球・単球・巨核球、またTリンパ球やBリンパ球などの種類があり、単独または連絡し、身体に侵入した細菌やウイルスなどの病原体、また癌細胞などの異質細胞を見つけて殺し排除する(免疫と言う)仕事をしています。
・これらすべての血球は、骨の骨髄の造血幹細胞が骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分化して作られます。
骨髄系幹細胞からは、まず、赤芽球(せきがきゅう)・骨髄芽球(こつずいがきゅう)という未熟な芽球が作られ、これが分化成熟し、赤芽球が赤血球、骨髄芽球が好中球・単球・巨核球などになります。
リンパ系幹細胞からはリンパ芽球が作られ、これが分化成熟してTリンパ球、Bリンパ球などのリンパ球になります。
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■骨髄異形成症候群という病気は、その骨髄系幹細胞に異常が起こった病気で、異常な形(異形成)の芽球が作られそれが増える病気です。異常な芽球は成熟できず、未熟なままであったり死んでしまって赤血球や好中球また巨核球にはならないことから、結果的に正常な赤血球や好中球、また血小板が減少する病気です。
・正常な赤血球が少なくなれば、組織の細胞に酸素を供給できませんから貧血状態となり、進行すれば赤血球輸血も必要となり、
・正常な好中球や単球が少なくなれば、細菌やウイルスが排除出来なくなり感染症で命を落とします。
・巨核球と言う白血球が減少すれば血小板が出来ず出血症状が出ます。
・進行すれば異常な芽球が血液内にも見られるようになります。
・骨髄の細胞の染色体を調べると、約50%の患者に先天的なものではない染色体異常がみられます。
・急性骨髄性白血病と同じような形態になる危険性が高く、抗癌剤は効かないとされています。

従って有効な治療法はなく、
・軽度の血球減少の場合は、ただ様子見で経過を見ます。
・赤血球や血小板の減少が進めば赤血球や血小板の輸血で対処し
・さらに進めば、アザシチジン(ビダーザ)投与。また、過酷ながら確率はどうあれ、唯一治癒への希望がある造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)も検討されます。
アザシチジンは強い毒性を持ち、患者さんの化学療法の第一選択薬で、治癒ではなく延命が目的です。
造血幹細胞移植が過酷と言いますのは、多量の化学療法(抗癌剤)と全身への放射線治療からなる移植前処置を無菌室で行う治療であり、合併症による死亡率も高いからです。従って、現在の医療では治癒は困難とされていると言うことです。
以上、骨髄異形成症候群の概要を説明しました。

--------- 私の考え ---------
■癌とは、特定の細胞に癌遺伝子が生じて、その癌遺伝子の情報によって細胞が無制限に分裂するものです。
癌と言えば、腫瘍という塊をイメージしますが、血液癌である白血病の多くは腫瘍という塊は形成せず、幹細胞や未成熟な芽球の段階で癌遺伝子により無制限に分裂しているものです。
癌の多くは原因が不明となっていますが、明らかとなっている癌もあり、肝臓癌(肝臓の細胞の癌化)を起こすB型やC型肝炎ウイルス、上咽頭癌や悪性リンパ腫を起こすEBウイルス、子宮頸部癌を起こすパピローマウイルス、そして血液癌としての成人T細胞白血病を起こすHTLV-1と言う癌ウイルスです。
癌ウイルスとは、子孫を増やすためにそれぞれ親和性を持つ細胞に侵入し、細胞核の遺伝子に自らの遺伝子を挿入することから癌遺伝子を生じさせるウイルスです。

■骨髄異形成症候群も骨髄系幹細胞の癌化でしょうし、急性骨髄性白血病になるということからも何らかのウイルスが関係しています。そうであるなら、変異した幹細胞とウイルスを排除できれば、正常な芽球が成長し治癒に向かうということになります。
体内の癌細胞やウイルスを排除するのは健全でかつ活性化したリンパ球などの白血球です。それを可能とするのは副作用のない免疫療法で、国内にはハスミワクチンと丸山ワクチンが古くからあります。
・丸山ワクチンは、結核菌の成分を皮下接種し、白血球に食わせて活性化させ、巻添え的に癌細胞も認知させて排除に向かわせるものです。
・ハスミワクチンは、千葉大学医学部出身の外科医・故蓮見喜一郎博士が、米国のラウス博士と英国のジャイ博士のウイルス発癌説に着目し、1931年に癌ワクチンの研究を開始。1942年には、癌組織をすりつぶし溶かしたものから限界濾過法によりウイルスと癌細胞膜抗原の抽出に成功。さらに5年を費やし1948年(昭和23年)に牛の脾臓の脂質をアジュバント(免疫促進物質)として発見。同年、ウイルスを含む癌細胞膜抗原とアジュバントの2本を注射器内で混合し皮下接種する治療用ワクチンを完成。これを蓮見ワクチンと名付けて臨床応用を開始し、今日に至るものです。
癌の種類ごとに癌抗原が異なる30数種の一般ワクチンがあり、患者自身の尿・腹水・胸水などから抽出し、2ケ月程かけて作成する自家ワクチンも可能です。癌抗原を皮下接種し、樹状細胞に食わせ、これを分解した樹状細胞がヘルパーT細胞に抗原成分を提示することで、キラーT細胞の活性化(CTL)を導き、同型の抗原を持つ癌細胞を排除に向かわせるものです。私の経験ではハスミワクチンでこれまでに7名のお方の癌消失を見ましたが、骨髄異形成症候群に対する適合ワクチンまた症例は良く知りません。BSL48珠光会クリックが窓口ですので問い合わせることも良いと思います。
丸山ワクチンは日本医科大学が窓口ですので、骨髄異形成症候群に対する有効症例も聞くことができるかと思います。
ここで大切なことは、ハスミも丸山も免疫療法ですから、白血球が弱化する抗癌剤を併用すれば効果を得られません。現在の治療と相反しますので覚悟も必要です。
 (ハスミや丸山のホームページには併用もよい・・と書かれていますが、現医療との摩擦を避けるための表現です。白血球がダメージを受けるものと併用すれば効果が出るはずもありません。いずれの開発者も抗癌剤との併用を戒めていました)
また、残念ですが大半の医師は免疫の理論も深くは学んではいなくそれほど知識にありませんから、免疫療法に意見を求めても否定されます。
   以上です。
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この回答へのお礼

素人には分からない専門的で分かりやすい知識を教えていただき大変有り難うございました。
家族で共有させていただきました。

お礼日時:2019/09/09 14:49

東京都内なら国立がんセンターとかですかね。


順天堂、血液診療所(だったかな?すみませんうろ覚えです)
日本医科大学病院とか ですかね。

糖尿病の併発は余り 問題ないと思いますが
良い病院が見つかると良いですね。
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この回答へのお礼

お忙しい中、ご回答いただき有り難うございました。

お礼日時:2019/09/09 14:49

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