一卵性双生児のDNAって全く同じ？わずかな違いもなし？

ある某サイトで、一卵性双生児の左右対称は有り得るか？
と質問したところ、
「DNAも指紋も違います！」
という回答が半分くらいありました。
まあ、後に色々調べましたら、指紋は微妙に違うし、
左右対称はありえないとわかったんですが…。
でも、DNAは絶対同じですよね？少しの違いもないですよね？

ちなみに、なぜ左右対称かというと、
知り合いに一卵性双生児の双子がいて、
ツムジの向きが左右対称だったもので。

No.3 ベストアンサー 回答者： ryopon1 回答日時： 2004/12/15 16:39

たとえ一卵性双生児のDNAでも、「わずかな」違いならあると断言できます。

もちろん、受精卵の時点では100%一致だったはずですが、その後の成長の過程で
起きた体細胞突然変異は異なっているからです。
体細胞突然変異の例を二つ挙げます。
一つ目はホクロです。
ホクロは色素細胞の良性腫瘍ですが、体細胞が腫瘍化する理由は実に様々です。
ただし、どのような腫瘍でも、紫外線や放射線などによってDNAに何らかの傷ができ、
その傷をうまく修復できなかったことが腫瘍化のきっかけとなります。もちろん、DNA
の傷がどこでどのように起きるかということはまったくランダムな化学反応であり、た
とえ一卵性双生児であったとしても一致することはあり得ません。
もう一つは免疫細胞です。
外来異物を攻撃する抗体分子を産生するB細胞は、膨大な種類の異物に対して特異
的に結合するために、自分自身のDNAをダイナミックに再編成し、異なる構造の抗体
を生み出していることが知られています。このDNA再編成もランダムな反応です。
まだ他にもありますが、以上のような体細胞突然変異は、たとえ一卵性双生児であっ
ても同一に起こることはあり得ないことがご理解いただけると思います。
もちろん、これら突然変異細胞の全 体細胞に占める割合は非常に低いため、（裏付け
はありませんが）一卵性双生児の間では99.99999%以上のDNAは共通だと思います。
ただし、ご質問にある「わずかな」違いは確実に存在します。

No.2 回答者： wuyan 回答日時： 2004/12/15 16:32

参考サイトの「※５　双生児間の遺伝子の違い」

>一卵性双生児でも、DNAの塩基配列に違いがある場合や、
>染色体に違いがある場合が知られています。

となっており、100%一致ではない事例もあるようです。

参考URL：http://www.brain.riken.go.jp/labs/mdmd/XBP1.htm

No.1 回答者： ameyo 回答日時： 2004/12/15 15:55

こんにちは。

DNAは完全一致だと思います。
指紋に関しては、100%遺伝だけで決まるものではないらしいので、そういう遺伝以外で変わる余地のあるものについては一卵性双生児でも少しずつ違っているのだと思います。
つむじもそれに該当するのかもしれません。胎児の時の、栄養状態による汗腺とか毛穴の分布数とかで．．．
一卵性双生児の場合、二卵性双生児よりも胎児間の発育差が大きくなることがあります。