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ルーマニア出身の大指揮者セルジュ・チェリビダッケは、ヘルベルト・フォン・カラヤンやレナード・バーンスタインと比べると一般受けしないのは何故でしょうか?

セルジュ・チェリビダッケの好きな人は、どの演奏が良いと思いますか?好きな演奏を貼り付けて、理由と共にお答え下さい。

「20世紀後半の大巨匠指揮者 セルジュ・チ」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    皆さん、回答有難う御座います。

    チェリビダッケの演奏で誰の作品のどの曲が、特に優れているとお考えですか?

    その曲のYouTubeを貼り付けて、回答して頂ければと思います。

      補足日時:2019/10/04 14:48

A 回答 (4件)

「ベルリン・フィルの歴史」などを読めば分かるように、第二次大戦直後、フルトヴェングラーやカラヤンが「ナチ協力者」の嫌疑を受けて演奏活動を禁止されたときに、ベリリン・フィルが演奏活動を続けるのに貢献したのがチェリビダッケです。



ただし、1947年にフルトヴェングラーが「非ナチ裁判」で無罪となってベルリン・フィルの終身指揮者に復帰し、1954年に亡くなった翌年にカラヤンが終身首席指揮者兼芸術総監督に就任することなどにより、ベルリン・フィルとは疎遠になります。
また、「レコード録音」を嫌って「生の一期一会の演奏」を重視したことから、「レコード録音」で成功したカラヤンと違って知名度や「大衆的な人気」には縁のない指揮者でした。
ヨーロッパ各地のオーケストラの指揮者・音楽監督を務めますが、1960年代のデンマーク、スウェーデンのオーケストラ、1970年代の南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)、その後のミュンヘン・フィルとは良い仕事をしたようです(聞いたことはありませんが・・・)。演奏会の完成度の高さを要求してリハーサルには時間をかけるタイプで、かつ尊大で気難しい毒舌家だったようで、オーケストラとの相性の良し悪しが極端に分かれ、かつ大衆受けはしないタイプだったようです。そんなこともあってか、ベルリン・フィルやウィーン・フィルなどの「忙しいメジャーなオケ」からはお呼びがかからなかったようです。

なお、上述のように「レコード録音」を嫌ったので、ほとんど正規の録音が残っていません。私も晩年のブルックナーの交響曲集など少数のものしか持っていません。「悠々たる演奏」といえば聞こえがよいですが、極端にテンポの遅い、一つ一つの響きを確かめ味わうような演奏が多く、好き嫌いは分かれるところでしょう。私は正直、何回も聞きたいと思う演奏ではないので、どちらかといえばあまり聞きません。
ただ、好き嫌いのレベルではなく、その人固有の音楽を持っているかどうかで評価するものであり、どっちが優れているとか、優劣を論じるようなものではないと思っています。

特に日本では「録音で聞けるかどうか」、「来日して生の演奏が聴けるかどうか」で知名度が決まってしまうので、それ以外にいくら良い音楽家がいても、聞けない以上評価も何もできないというのが正直なところでしょう。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

私は、セルジュ・チェリビダッケが、今なお20世紀後半での最大の指揮者と思っています。

彼の指揮して残した音源は主なモノはすべて抑えており、毎日聞いても飽きる事は全くありません。

ブルックナーは当然として第3番ニ短調から第9番ニ短調を持っており、第7番ホ長調と第8番ハ短調は複数の録音も合わせて持っています。

ベートーヴェンの交響曲全曲も、ブラームスの全4曲も、シューマンの全4曲も音源を抑えています。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の実質的なトップを務めていたチェリビダッケは、確かに楽団員との衝突は有名で、また毒舌も凄まじくかのカール・ベームが客演しようとした時には、ベームを『芋袋(ドンゴロス)野郎』と言って、ベームもこれを契約解除の通達と看做して出演を取りやめたと言う逸話も残っています。

スウェーデン放送交響楽団→シュトゥットガルト放送交響楽団→ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との名演の数々は、厳しいリハーサルから生まれたモノであり、プロコフィエフの古典交響曲のリハーサル風景は↓のようなモノです。

https://youtu.be/R2yoHdP4wkI

確かに、リハーサルには上記のように時間をかけ過ぎるタイプで、尊大で気難しい毒舌家のセルジュ・チェリビダッケも演奏が終わり満場の拍手・喝采には、オケのメンバーを何度も立たせて、観客も惜しみない拍手を続けるモノだから観客への感謝の表し方は独特であり、カラヤンやバーンスタイン等の同時代の巨匠の演奏会での雰囲気が違うと思います。

https://youtu.be/Az8P_QVzurs (ラヴェル作曲『ボレロ』)

18分過ぎからの演奏終了後の拍手・喝采と、セルジュ・チェリビダッケの表情や仕草を是非とも観て頂きたいと思います。

お礼日時:2019/10/02 12:23

No.3 です。

「補足」に書かれたことについて。

>チェリビダッケの演奏で誰の作品のどの曲が、特に優れているとお考えですか?

#3 にも書きましたが、真摯な演奏行為とは「○○は△△よりも優れている、劣っている」というものではなく、それは多分に「個人の嗜好、好き嫌い」に過ぎませんから、私はこういうことろではそういった内容は書きません。あしからず。


>その曲のYouTubeを貼り付けて、回答して頂ければと思います。

質問や「お礼」の内容を見て気になっていたのですが、質問者さんは「YouTube」で音楽を鑑賞されているのですか? 
私も検索したり調べたり、「これです」と他人に伝えるのにYouTubeなどを利用しますが、「音楽」そのものを聴く行為を「YouTube」で行う人は信用しません。「音楽を聴く」ことがその程度だと考えている人と音楽について語ってもむなしいです。
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この回答へのお礼

追伸、有難う御座います。

私も、YouTubeではなく、CDやDVDあるいはブルーレイ・ディスクを観て聴いていますが、回答にそれを載せる事は出来ませんので、あくまでもココだけで動画を貼りつけてくれればと思っただけです。

プロの組んでくれたコンポで聴いており、300万円ほどの物ですが、やはり臨場感がライヴ録音の場合には全然違いますから、自宅の地下室を防音・遮音出来る音楽室にして音楽を聴いております。

隣には、ピアニストの卵である長女の練習室に成っており、お互い音漏れが無いのは不思議で、私はブルックナー、ベートーヴェン、マーラー、ショスタコーヴィッチなどの交響曲を大音量で聴いていても、隣では長女がシューマンやショパン等のピアノ曲を弾いていても何らの苦情も無く、邪魔には成っていない様です。

と言う訳でして、私の貼り付けたYouTubeは、あくまでも持っているCDやDVDなどで公開されている分を、紹介のために貼り付けていると言う事です。

https://www.hmv.co.jp/artist_Box-Set-Classical_0 …

http://blog.sa-cdlab.com/?eid=811285

なお、チェリビダッケの若い時の録音でCD化されていない物は、仕方なくパソコンのYouTubeをコンポに繋げて聴いています。

例えば、下の様なジョルジュ・エネスコのルーマニア狂詩曲第1番イ長調は、比較的若い時の録音ですからYouTubeでしか聴けないんです。

https://youtu.be/4TDCMoou2Uc (エネスコ作曲ルーマニア狂詩曲第1番イ長調)

お礼日時:2019/10/05 12:03

チェルビダッケの演奏は高く評価されますが、個性が強すぎな上に頑固な人だった様で、人間関係や音楽関係の衝突で評価を下げていた様です。



音楽関係者にとっては低く評価されても、運営には関係無い聴衆者からは高く評価された様です。

そういう事もあって「良い演奏するけど、オケと他の指揮者としょっちゅう喧嘩する」と言われた指揮者なので、無難な名指揮者が優先され、チェルビダッケは二番煎じの代役の扱いだったみたいです。

それでも代役としての演奏ぶりは高く評価され日本では「幻の名指揮者」と呼ばれました。

若い時にFMラジオで録音したテープで演奏を聴いた筈ですが、どんな演奏か記憶に無いです、ただ何回も飽きる事なく聴いていたのでとても良い演奏なのは確かですね。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

FMで流れたのはブルックナー作曲交響曲第8番ハ短調(1990年サントリーホールでのライヴ録音)と、37年ぶりにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したブルックナー作曲交響曲第7番ホ長調です。

https://youtu.be/elVHvTrEM34 (ブルックナー作曲交響曲第8番ハ短調、1990年東京サントリーホールでのライヴ録音、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団)

https://youtu.be/uS0Tymoks-c (ブルックナー作曲交響曲第7番ホ長調、1992年4月1日シャウシュピールハウスでのライヴ録音、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

私もテープに録音していましたが、今では簡単にYouTubeで聴けるので、チェリビダッケが得意としていたベートーヴェンやブラームスの交響曲はブルックナーと共に、毎日の様に聴いています。

お礼日時:2019/10/01 12:54

そうですね、チェリビダッケは確かに大指揮者ですが、知名度はカラヤンやバーンスタインより低いですね。


例えばシェルヒェンなども大指揮者ですが、全然知られていませんね。それからジョージ・セルやクーベリックはカラヤンやバーンスタインと並ぶ実力ですが知名度となると低いです。
やはりクラシック音楽の世界にもロックやポップスの様に大衆受けのするカリスマ性みたいなものが存在するということでしょうね。
私はチェリビダッケはほとんど聞いていませんので何とも言えません。悪しからず。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

ヘルマン・シェルヒェンなども大指揮者ですが、ジョージ・セル、ラファエル・クーベリックなどなど、カラヤンやバーンスタインに匹敵する大指揮者は、カール・ベームでさえ忘れ去られようとしており、クラッシック音楽評論家が偏向したミスリードをしているからと思います。

例えば、ラヴェルの『ボレロ』にしても、チェリビダッケの方がカラヤンの録音を遥かに凌駕しており、聴き比べれば一聴瞭然です。

https://youtu.be/Az8P_QVzurs (セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、1994年ライヴ)

https://youtu.be/6Y0K3vJquAg (ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、1985年録音)

カラヤンの演奏はサラサラ流れる様で聴き心地は良いのですが、それを聴いた後にチェリビダッケの演奏を聴けば、全く違う曲の様に思えるから不思議です。

ベートーヴェン作曲交響曲第5番ハ短調OP.67『運命』でも、対照的な演奏でこちらもチェリビダッケの方が好きです。

https://youtu.be/XVQNYgMHC-w (ベートーヴェン作曲交響曲第5番ハ短調OP.67、セルジュ・チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、1992年録音)

https://youtu.be/ZGQaoFNwi38(同曲ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、1982年録音)

お礼日時:2019/10/01 13:29

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