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北陸新幹線の長野にある車庫で数編成が、水没したが、高架線にあらかじめ避難することは出来なかったでしょうか?

A 回答 (20件中1~10件)

>何故出来なかったか?



技術的なことからいえば「可能」でしたが、実際には出来ないでしょう。理由は「そういうマニュアルがないから」です。
国鉄時代になぜ出来たか、は逆に「規則が無くても普通だったから」です。

国鉄時代の新幹線はまだ黎明期の1967年で「大災害が予想される時の新幹線の避難はどうあるべきか」を1から考える時代だから「あらかじめ計画してやってみよう」という事が出来たといえますし、実際に事前に訓練なども行われています。

今はすでに新幹線網ができあがり、JRに分割されていることも踏まえれば「JR東日本」だけで対策を考えることもできないし、人員配置のやりくりやATCなどのコンピューターの変更などの手間もかかるわけで「19号が発表されてから対策をする」のはすでに遅かったといえるでしょう。

現代は新幹線のようなシステムに変更を加えるにはかなりの手間とマニュアルが必要であるといえます。

翻って、東日本大震災の時の福島第一原子力発電所の対応も同じです。
まずは津波を含めて想定していない規模の災害が襲い、その後マニュアル無しでの対応を迫られています。その結果、病気で他界した当時の吉田所長は「その対応の仕方は正しかったのか?」という責任論が噴出しました。

欧米ではこのような対応を持続的に行い、何とか原子炉の爆発を防いだ人々を「フクシマ50」として賞賛していますが、日本ではそれよりも責任追及の声のほうが大きかったわけです。

国鉄時代は「出来てまだ3年しか経っていない日本の大動脈を止めるわけにはいかない」という使命感(これはフクシマ50同じかそれ以上)と実際に「その決断ができる立場の人」が現場に居たこと(フクシマでは吉田所長では決済できない事例が起きた)それを行うのに必要な人的資源やその他のリソースがすぐに整ったことなどが、今回の事例と異なる点でしょう。

我々が知らなければならないのは「今の日本は想定外の事は出来ない国」であるということです。

今後は今回の教訓を踏まえて「水没のリスクがあれば、高架に避難させる」という対策も行われるでしょう。なぜなら「想定の範囲に入る」からです。

今の日本は技術的に可能でも「マニュアルが無い」と動かない国であり、それはJRだけでなく、マクドナルドの店員など、すべての国民の意識がそうであり「たとえ未曾有の災害時に本来自分で決断してはいけないことを決断し、危機を救った人を賞賛せずに『マニュアルに無いから』と批判する国だ」であることが、本来可能なことをできなくしたのです。
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この回答へのお礼

解決しました

ありがとうございました。

お礼日時:2019/10/15 18:56

技術的には可能だったのかもしれませんが、結局のところ今回に限っていえば、伊豆に上陸するという台風で千曲川が決壊するということを誰が想定できたか、ということでしょう。


川が決壊するということ自体そうそうあることではありませんし、ましてや台風の中心から遠く離れた場所です。
例えば逆に言えば、長野に大雨の予報が出たからといって東京の車両基地に被害が出るという予測ができるのか、ということだと思います。そうそう簡単な判断ではないと思いますが。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/15 02:35

No.17ですが、後から思い付いたので追記します。



「想定」で動くためには、何もなかったときに、
「心配しすぎだったかもしれないけど、
何も問題なかったから良しとしよう(^^)」
という風潮が必要です(^^;)

つまり今回の場合は、
台風が来ると分かった時点で動き始めている必要があり、
そのうえで、何もなかった場合にも、
「問題がなくて良かったね(^^)」
と、笑ってすませる、
ということですね。

そういう風潮がなければ、
「あらかじめ避難する」
のは、無理でしょう(^^;)
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この回答へのお礼

ありがとう

確かに…。

お礼日時:2019/10/14 20:23

私の意見も、


「出来たでしょう」
です(^^;)

ただ、それは「事態を想定し、事前に準備していれば」の話。

今回の台風は過去最大(=想定外)のものであるため、
・想定外のスピードで水がやってきた
 ➡移動する時間がなかった
・人の避難を最優先にする必要があった
ということかと。

少し違うかもしれませんが、
「想定外」ということでは、
2011の東日本大震災の時の原発の件も同じでしょう。
想定していれば、原発の件も防げたハズですよね?

つまり今回も、想定外の事態だったため、
対策が取れなかったのだと思います。

重要なのは、今回の件を教訓にして、対策を取ることでしょうね(^^;)
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/14 20:22

できるできないで言えばできたでしょう。

ただ、乗務員の安全も確保しないといけないので、避難命令・避難指示が出ていた場合に危険を犯して動かすと労組などに突っ込まれますし叩かれるのは確実なので、無理はできません。
また、事前の予報で言われていた範囲は「東海・関東」なのでハザードマップで浸水エリアになっているとはいえ長野でこの事態になるという予測は内部に気象予報マニアか地理マニアでも居なければ経験がなかった以上立てられなかったでしょう。そういう意味では、仕方なかったともいえます。

なお、鳥飼の前例はありますが当時の新幹線総局を引き継いだのはJR東海・新幹線鉄道事業本部なので、各鉄道管理局が管理していた東北・上越新幹線を引き継いだJR東日本にそのノウハウがあったかといわれると「なかった」と考えるのが自然です。
これがJR東海であればある程度はやっていたかもしれません。リニア開業までは東海道新幹線一本足打法で会社の存亡にも直結するので...
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/14 19:46

できたかできなかったかの択一で答えるなら、できたでしょう。



北陸新幹線は12日正午から運休していた、千曲川の堤防が決壊したのは13日午前2時15分頃です。あらかじめ対策取ろうと思えば14時間もありました。また台風の中心から離れていて盆地である長野市内は、風雨が最もひどかった時間帯でもさほどの荒天ではありませんでした。
https://tenki.jp/past/2019/10/12/amedas/3/23/481 …

No.13の方が言う「臨機応変にあちこち移動させることなんて出来ない、バスやタクシーとは違うんだから」は確かにその通りですが、ATCを解除してゆっくり動かすか、ATC解除しなくても十分に前もって避難を始めれば近隣の駅まで回送して停めておくことは可能でした。

実際には車庫から出すどころかわざわざ車庫にしまいこんでいたのではないかと思います。というのは、以下の記事にあるように水没したのは10編成、うち3編成は屋根付きの車庫の中で外から見えるのは7編成ですが、グーグル、ヤフー、アップルの地図サイトから確認できる衛星・航空写真ではここに1〜4編成しかありません。12日正午で運転打ち切って車両をその場に停めておくのではなく、車両基地に引っ込めて13日始発からの運転に備えていたのだろうと想像できます。
https://jp.reuters.com/article/idJP2019101301001 …

さらにもうひとつ「長野市の北陸新幹線車両センターで36人が孤立」というニュースがありました。つまり、その場にいた関係者にとって車両センターの水没はまったく想定外で準備もできていなかったのだろうと推測できます。流石に堤防決壊直前には危機感持ったが運転士がその場にいなくて時既に遅しということだったのかもしれません。
https://twitter.com/shinmaiweb/status/1183344988 …
https://twitter.com/shinmaiweb/status/1183365227 …

では何故そんなにのんびりしていたのか、「赤沼」などという如何にも水害多そうな地名の場所なのにと個人的には不審に思うのですが、検索してみるとこんなツイートが見つかりました。要するに100年に1度の水害には耐えられるような想定で造ったということです。当時の想定と今の(温暖化の影響と思われる)状況は違うんだから埒もないですが。
https://twitter.com/3710dc205/status/11833664263 …
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この回答へのお礼

天才やな

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/14 12:36

直接の回答ではありません。


国鉄時代、東海道新幹線で大阪の車両基地が水没したとき、最終列車の終了後、ATCを解除して全車両を本線上に退避させたそうです。
翌日、水没の映像を見た国鉄総裁が「新幹線はいつ動くのか」と聞いたとき、「始発から平常運転をしています」と答えたそうです。
さらに、大阪車両基地の転てつ器が水没で動かなくなったため、東京で予備の転てつ器を積んだ臨時の新幹線を仕立てて大阪に運んで事なきを得たそうです。
この話は、斎藤雅男著「東海道新幹線安全への道程」にくわしく書かれています。
合理化でギリギリまで人を減らし、保守などを外注に出したりして、ほとんど余裕がない状態ではこのような臨機応変な対応は無理だったのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

私も鉄道ジャーナルで齊藤氏の記事を読んで、旧国鉄でできて、JRで出来なかったか不思議です。

お礼日時:2019/10/14 09:49

何両編成もの新幹線を高架線に退避させるシステムがなかったのではないでしょうかね。

新幹線なんて臨機応変にあちこち移動させることなんて出来ないと思いますよ。バスやタクシーとは違うんだから。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/13 21:06

車庫のある地域は、避難勧告が出されており、運転士を呼び出す事は既に困難な状況にありました。


無理に呼出して、途中で事故に遭遇すれば、JR側への批判は免れません。
TVニュースのインタビューでは、「水が一瞬で来た」と住民が語っています。
また、本線上に車輛を移動させるには、閉塞解除の手続きが必要。
事は、そう簡単には参りません。

1970年代、国鉄(当時)関西本線、奈良~湊町(現JR難波)が電化されて間もなく、王寺の車両基地に近い大和川が増水。配車されたばかりの電車が大量に水没。電気系統の故障で運用できなくなる被害が出ました。
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この回答へのお礼

助かりました

ありがとうございます。

お礼日時:2019/10/13 13:11

お菓子ですか」←逸脱して収拾が付かない



終わった事を・・しかも JRの幹部が決定させた事を 此処で話したって なんにもならないのを 無理矢理 引き延ばしたからな(笑)

一大企業の する事に 口を挟める筈も無い
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この回答へのお礼

ありがとう

しかし、航空会社は大喜びですね。

お礼日時:2019/10/13 12:35

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