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教科書「みんなの日本語」には、前提条件抜きで「家族が何人いますか。」という質問が示してあります。

一般に、主格以外に疑問詞を使う場合で主格に「が」を使うのは、ほとんどが不自然な表現になると思います。
(1) 彼が誰ですか。(不自然な表現)→ 彼は誰ですか。
(2) 彼女がどこへ行くのですか。(不自然な表現)→ 彼女はどこへ行くのですか。
(3) あなたが何をしていますか。(不自然な表現)→ あなたは何をしていますか。
(4) 彼がどこにいますか。(不自然な表現)→ 彼はどこにいますか。

前提条件がない場合、(5) のように疑問詞が「何人」、「何匹」などの場合も、(1), (2), (3), (4) と同様に不自然だと思うのですが、不自然ではないとする人は、(1), (2), (3), (4) の場合とどこが違うのかお教えください。
(5) 子供が何人いますか。

ちなみに、インターネットでの絶対検索では、「子供が何人いますか。」0.08%、「子供は何人いますか。」(99.92%という結果になっています。

なお、(6) のように、「あなたに(は)」、「そこに(は)」などの前提条件やそれに類する状況設定がある場合は不自然ではなくなると思います。
(6) そこには、子供が何人いますか。

質問者からの補足コメント

  • 「談話分析」については、一時帰国中で、関係書籍が手元にありません。取り寄せてから補足したいと思います。

    ・子供が何をしていますか。
    ・子供がどこへ行きましたか。
    なども違和感があり、「子供が何人いますか。」と同様だと思うのですか、どうでしょうか。

    具体的な使用例としては、次のようなことが考えられます。
    (例として、Aが公園にいるBと電話で話しています。)
    (電話を通して子供の声が聞こえるので、AがBに質問します。)
    A:(1) 子供が何をしていますか。

    (次に、子供の声が聞こえなくなったとき、AがBに質問します。)
    A:(2) 子供がどこへ行きましたか。

    私には、(1)も(2)も違和感があります。「子供は何をしていますか。」「子供はどこへ行きましたか。」という質問の方が自然に感じます。

    (1)や(2)の「子供」は「子供が何人いますか。」の「子供」とどう違うのでしょうか。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2019/11/30 15:18
  • 「子供は何人いますか。」と「子供が何人いますか。」という質問について(その1)

    談話分析についての本を何冊か取り寄せてざっと読んでみた状況では、この問題について説明できるとは思えないので、もっと時間をかけて読んでみようと思います。

    別の方法で考えてみました。

    質問とは、話者(質問者)Aが対話者(被質問者、聞き手)Bに対して、何かを聞くものです。

    また、述語に疑問詞を問う質問は、AとBの「共通認識情報」について、「それがどうであるか」を質問するものです。

    「子供は何人いますか。」の場合も「子供が何人いますか。」の場合も、「子供」が共通認識情報で、「何人いるか」を聞いています。そうでなければ質問が成り立ちません。
    「子供」は普通名詞なのでこのままでは、どの範囲の子供の事か分かりません。しかし、なにも前提がない場合の質問では、ふつう「対話者Bの子供」を意味していると考えられます。

      補足日時:2019/12/06 22:01
  • 「子供は何人いますか。」と「子供が何人いますか。」という質問について(つづき)

    つまり、「子供は何人いますか。」という質問は、「あなたの子供は何人いますか。」という意味になり、被質問者Bの子供が何人いるのかを聞いているのです。(この文で「が」を使っているのは従属文の中だからであって、独立した文では「は」が使われます。)
    また、「子供が何人いますか。」という質問も同様に、対話者の子供が何人いるのか聞いています。
    以上のことから、「子供は何人いますか。」も「子供が何人いますか。」も「子供」はAとBの共通認識情報で、「何人いるか」という疑問詞を含んだ述語となっています。
    この場合の共通認識情報である「(あなたの)子供」は主題となり、「は」が使われます。堀口和吉は「不定詞(疑問詞)を述語に言う場合には、その分は有題文でなくてはいけない」と言っています。

      補足日時:2019/12/06 22:04
  • 大辞林には次のように書かれています。
    【疑問詞】事物・事態への疑問を表す語。日本語では「だれ」「どれ」「どこ」「いつ」「なぜ」「いくつ」「いくら」「どの」などをいうことがある。

    堀口は次のように書いています。
    「だれ」「なに」「どれ」「どこ」「いつ」「なぜ」などの語を<不定詞>とよぶ。(疑問詞)というよび名もあるが、本書ではその用語を避けた。

    また、堀口は次のように書いています。

    (1) あなたの専門がなんであるか、私は知らない。

    などのように、文中の句として言うばあいには、その主語は「~が」と表すこともあるが、文として言うかぎりは、その主語は「~は」と題目にして、

    (2) あなたの専門は何ですか。

    と表さなければならない。

    No.5の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2019/12/07 22:48
  • 引用は堀口和吉の『「~は~」の話』の179ページからで、不定詞が述語にある場合を前提にしたものです。
    引用の中身に対するご意見は、私ではなく堀口さんの方にしてください。

    私は、文としての表現である「あなたの専門がなんですか。」については違和感があります。
    この表現に違和感がないという方はその理由や引用文献を示してください。

      補足日時:2019/12/08 13:35
  • 前提条件のない「子供が何人いますか。」や「子供は何人いますか。」では、範囲が限定されない普通名詞について「何人」などの質問をすることができないので、範囲を限定する必要があります。ただし、前提条件がない場合の「子供」は「被質問者の子供」を意味することがあります。

    直接限定する場合は「が」が使えなくて、「は」を使うしかありません。
    (1) 子供は何人いますか。=あなたの子供は何人いますか。
    (2) 教室の子供は何人いますか。

    間接的に限定する場合は「子供」に「が」を使うことが出来ますが、これは「~は~が~」構文となり、「主題と解説」文で解説の中の主格(小主題)には「が」が使われます。これは「象は鼻が長い」と同じ構造です。
    (3) あなたには子供が何人いますか。
    (4) 教室には子供が何人いますか。

    以上のことから、前提条件のない場合の「子供が何人いますか。」という質問には疑問があります。

      補足日時:2019/12/12 11:42

A 回答 (9件)

No.4とNo.6でコメントした者です。


 当方のコメントへの返信が見当たらない気がしますが、スルーなさったのでしょうか。
 すでに書いたことこの繰り返しになる部分がありますがご容赦ください。

 当方の感覚はすでに書いたとおりです。
 前提のない「子供が何人いますか。」には、個人的には〝異和感〟があります。
〈でも複数の教科書?が採用しているからにはなんらかの理由があるはずです〉
 むげに「不自然」とは言えないような。

 堀口氏のあげた「あなたの専門がなんですか」に関しては、もっと強い〝異和感〟があります。
「あなたの専門がなんであるか、私は知らない。」のように従属節の中に使うのなら、話はまったく別になります。
 これは「私は」を省略しても同様でしょう。

「あなたの専門がなんであるか(、私は)知らない。」
「あなたの専門が何であるかを(、私は)知りたい。」
「あなたの専門が何であろうと(、私は)かまいません。」

 といった使い方なら、〝異和感〟がありません。

 もう少しちゃんとしたコメントをしたいのですが、あいにく時間がありません。
 とりあえず、このくらいで。
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補足コメントに答えて



>>「あなたの専門がなんですか。」については違和感があります。

先にも回答の通り、違和感などという曖昧な表現ではなく、何が問題かを明確にしなければ問題の解決にはなりません。
「引用の中身に対するご意見は」ではなく、その中身が正しいのか否か、適切か否かを判断する力がなく、引用、受け売りしかできないのが問題です。

「なに」は話者にとって内容が不定、不明であることを表わす不定(代名)詞です。

「あなたの専門がなんですか。」は、「が」で「あなたの専門」という個別性の特定をしており、そのこと自体は不明ではなく、それを「何か」と問うのは論理的ではありません。不明なのはその内容です。

したがって、「あなたの専門が何であるかを知りたい」と具体的な内容を質問することは論理的ですが、「あなたの専門が何ですか」と問うのは「馬が何ですか」「馬は何ですか」と問うのと同じ同義反復でしかありません。

「あなたの専門は」という、他の人ではなく「あなた」の専門という特殊性については不明、未知であり、その不明な内容を「か」と疑問を呈するのは論理的であるということです。

このように、言語は話者の認識の表現であり、その認識の内容を問うことなしに意味と論理性を論じることはできません。
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No.6  について



>>〈疑問詞の前に来るのが「ハ」で、疑問詞の後につくのが「ガ」〉なのでは。

これは誤りです。

★ あなたの専門は何ですか。
★ あなたの専門が何であろうとかまいません。

>>あなたの専門は何ですか。
→ 何があなたの専門ですか。

疑問を表わすのは助詞「か」で、「何」は不定詞で、これを混同した誤りです。
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>また、堀口は次のように書いています。



>(1) あなたの専門がなんであるか、私は知らない。

>などのように、文中の句として言うばあいには、その主語は「~が」と表すこともあるが、文として言うかぎりは、その主語は「~は」と題目にして、

>(2) あなたの専門は何ですか。

>と表さなければならない。

「表さなければならない」言い過ぎでは。そういう傾向があるのは確かですが。ガがさほどおかしくないこともあると思います。
〈文中の句として言うばあいには、その主語は「~が」と表すこともあるが〉というのは、〈この文で「が」を使っているのは従属文の中だからであって、独立した文では「は」が使われます。〉とほぼ同じことを言ってますよね。
 これは「傾向」よりも少し強い制約だと思います。例外はありそうですが。
 詳しくは下記をご参照ください。
【『は』と『が』についてです】これは比較的簡単に説明できる。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9479241.html
【「は」と「が」〈11〉相当……当時理系の学生だった私{が/は}思い切って自分の専攻を社会学に変え】これはややこしい。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12425515514.html


 すでに書いたように、〈疑問詞の前に来るのが「ハ」で、疑問詞の後につくのが「ガ」〉なのでは。これも「傾向」よりも少し強い制約だと思います。

  あなたの専門は何ですか。
→ 何があなたの専門ですか。
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>>つまり、「子供は何人いますか。

」という質問は、「あなたの子供は何人いますか。」という意味

文脈により、「〔彼(彼女)の〕子供は何人いますか」でも、「〔彼(彼女)の〕子供が何人いますか」でもかまいません。

>>「が」を使っているのは従属文の中だからであって、独立した文では「は」が使われます。

★子供【が】何人いるかはわかりません。
★子供【は】何人いるかはわかりません。
★子供が何人いるか【が】わかりません。
★子供は何人いるか【が】わかりません。

のように、主文、従属文は関係ありません。異なるのは、子供の個別性を捉えれば「が」で、特殊性を捉えれば「は」ということです。

>>「不定詞(疑問詞)を

不定詞(不特定詞)=疑問詞ではありません。
疑問を表わすのは、助詞「か」で、不定詞は「どの」「なに」などです。■
この回答への補足あり
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質問者の返信を待っているのですが、このままだと時間切れになりそうなので。


 中途半端になつことを覚悟でコメントします。
 詳しくは下記をご参照ください。
【疑問文における「は」と「が」の使い方について】〈2〉
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12552854076.html

 以下は一部の抜粋(重言)。

 まず結論を書きます。
 当方の考え方は前問と同様です。
 個人的には、質問者の感覚とほぼ同様で「前提条件抜き」だとかなり不自然だと思います。でも複数の教科書?が採用しているからにはなんらかの理由があるはずです。当方の屁理屈は前問に書いたとおりです。
「家族が3人います」をベースにするなら、「家族が3人いますか」も「家族が何人いますか」も使えるのでしょう。

 もうひとつ考える必要がありそうなのは前問で書いた「疑問詞との組み合わせ 」です。
===========引用開始
 疑問文と「ハ」と「ガ」って話になると、〈疑問詞を使う場合は「ガ」〉という説が出ることがある。
  10) 誰ガ担当者ですか。
 たしかにハにはしにくい。ほとんど「不適切」だろう。
 語順を入れかえる。
  11) 担当者ハ誰ですか。
 これならガにはしにくい。ほとんど「不適切」だろう。
 つまり、〈疑問詞を使う場合は「ガ」〉ではなく、〈疑問詞に直接つくのは「ガ」〉ってことじゃないかな。〈疑問詞の前に来るのが「ハ」で、疑問詞の後につくのが「ガ」〉と言うべきかな。疑問詞の前に来ると〈主題のハ〉になる、とも言える。  
===========引用終了

「誰」「どこ」「何人」etc.……の正確な呼称は不明。メンドーなので「疑問詞」と呼ぶ。
「誰」場合、下記のような例文なら、すっきり説明できる。実際には「誰」ではなく「どなた」ぐらいって話はパスする。
  校長先生ハ誰ですか。
  誰ガ校長先生ですか。

 ほかの疑問詞で考える。ガ例文はちょっと不自然な気もするが、許容範囲だろう。
  教室ハどこですか。
  どこガ教室ですか。

 これが「不定数詞」になると少しかわってくる。
  家族ハ何人いますか。
  何人ガ家族にいますか。△
 さすがにこれはおかしいので、少し変形する。下記なら許容範囲だろう。
  何人の家族ガいますか。
 そんなことをしなくても、下記でも大丈夫だと思う。これが質問の例。
  家族ガ何人いますか。

「いますか」ではなく「ですか」でもほぼ同様。
  家族ハ何人ですか。
  何人ガ家族ですか。△
  何人の家族ですか。
  ※「ガ」が入らない(泣)。
  家族ガ何人ですか。

 ここから先は余談。
「家族が何人いますか」の前提はどんなものがあるのか。「前提」というのはちょっと違う気がするが、そこはスルーする。

  あなた(に)は家族{ガ/ハ}何人いますか。
 がいちばん素直かもしれない。
 この場合、「近接回避」(ほかにも言い方や説明はあるだろうがパス)で、ガが自然だが、ハも間違いではない。

  突然ですが、家族{ガ/ハ}何人いますか。
 これならハのほうがずっとだろう。これも「近接回避」(ほかにも言い方や説明はあるだろうがパス)のせい。

 ほかにもいろいろありそう。
  あなたの家族{ガ△/ハ}何人いますか。
  別居中の家族{ガ/ハ}何人いますか。
  店(の中)に(あなたの)家族{ガ/ハ}何人いますか。

 前提の中にハがなければ、ガ/ハのどちら使えそう。まぁ、やはり個人的にはハを使うけど。
 とりあえずはこんなとこで。
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>>前提条件抜きで「家族が何人いますか。

」という質問が示してあります。

言語は話者の認識の表現で、話者なしにアプリオリに文は存在しません。
文を理解し、表現するためには、対象→認識→表現という文を支える過程を捉えなければ意味を理解できません。

「不自然な表現」という曖昧模糊とした理解ではなく、文法的な相違なのか、意味の相違なのかを正しく解明しなければ問題の解決にはなりません。

★家族が何人いますか。

は、「(あなたは)家族が何人いますか。」で、「あなた」という特殊性の下の「家族の人数」という個別性にたいする質問で適切な表現です。

(1) 彼が誰ですか。(不自然な表現)→ 彼は誰ですか。

「彼が」という彼という特別の個別性の認識に対し、不定称代名詞である「だれ」が続くため矛盾した表現です。
「彼は」であれば、私や、聞き手である貴方との比較・対照で「彼」という関係の特殊性の認識を表わしており、その関係にある対象の具体的な名前、内容を質問しており自然な質問です。
玄関の見慣れない靴を見て、「誰がきていますか。」は個別性の認識に基づく正しい質問ですが、「誰はきていますか。」は対象の普遍性や特殊性に対する認識がいので誤った表現になります。

(2) 彼女がどこへ行くのですか。(不自然な表現)→ 彼女はどこへ行くのですか。

(1)と同じで、「彼女が」と特定するのであれば、話者自身知っていても当然ではということになります。彼女がどこへ行くのかは彼女にしか分からず、「(あなたは)彼女がどこへ行くのか知っていますか。」と具体的に内容を質問すれば自然な表現になります。

(3) あなたが何をしていますか。(不自然な表現)→ あなたは何をしていますか。

これも、「あなたが」と特定の相手を個別に指定しており、「見れば分かるでしょう」で、「あなたが何をしている(の)かは知っています」のように特殊性としてとらえれば疑問の意味があります。「あなたは何を」は、他との比較・対照の認識で意味があります。

(4) 彼がどこにいますか。(不自然な表現)→ 彼はどこにいますか。
 
 (2)と同じで、「彼が」と特定の個別の認識を表わしているので、知っていて当然で、「(あなたは)彼がどこにいるか知っていますか。」であれば意味が通じます。「彼は」と特殊性の表現であれば、「彼が」不在であることを前提とした貴方との比較・対照による意味を表わします。

(5) 子供が何人いますか。

これは、「(あなたの)子供は何人いますか。」という質問で、最初の「(あなたは)家族が何人いますか。」と同じで正しい質問です。

このように、文は話者の認識の表現で、それを生んだ対象との関係という前提、過程と認識との関係を正しく理解する必要があります。

生成文法的な非文などというアプリオリな文の存在を前提とする発想では正しい理解は得られません。■
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>・子供が何をしていますか。


・子供がどこへ行きましたか。
なども違和感があり、「子供が何人いますか。」と同様だと思うのですか、どうでしょうか。


一般名詞と前方直示の違いです。
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>前提条件がない場合、(5) のように疑問詞が「何人」、「何匹」などの場合も、(1), (2), (3), (4) と同様に不自然だと思うのですが、不自然ではないとする人は、(1), (2), (3), (4) の場合とどこが違うのかお教えください。


(5) 子供が何人いますか。

(1), (2), (3), (4) の場合は主語が直示だが、(5)は主語が一般名詞である事。
(5)の主語は語彙素としては一般名詞だが、談話分析においては前方直示とみなせるという立場をとると見解が異なってくる。

言語学の語用論の談話分析の中の照応分析を見よ。
この回答への補足あり
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