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裁判員裁判で「死刑」判決を上級審の職業裁判官が、連日のちゃぶ台返し。どう思いますか?


数日前、最高裁判所で、大阪ミナミで通り魔的に「初対面」の男女2人を殺害。
大阪地方裁判所での裁判員裁判では「死刑」。
しかし、上級審は、犯人の「心身耗弱(こうじゃく)」を理由に「無期懲役」に。
最高裁判所の判決だった為、「無期懲役」が確定しました。


そして、過日「6人を殺害」したペルー人。第一審の埼玉地方裁判所は、裁判員裁判で「死刑」。
しかし、本日、第二審の東京高等裁判所は、つい数日前の大阪の裁判に続き、被告人の「心神耗弱」を理由に「無期懲役」にちゃぶ台返し。
こちらは、恐らく、被害者が上告(最高裁判所)すると思われます。


連日の「裁判員裁判での死刑判決」のちゃぶ台返し。
皆さんは、「裁判員裁判」についてどのような意見をお持ちでしょうか?

A 回答 (4件)

「意見」と言うより・・。


司法判断に、国民の意見を取り込もうと言う取り組みである裁判員制度は、実質的には機能しないことが、ほぼ「事実化している」と言えるのではないですかね?

実はもっと酷い話もあって。
心神喪失や心神耗弱の判断の約9割は、検察の段階で不起訴処分と言う形で行われています。
これが刑事事件が99%以上の有罪率を誇る、日本の検察の実態で、有罪が確定的な犯罪者以外は、起訴しない訳ですね。
言い換えれば、日本における刑事事件に関しては、検察が司法機能のかなりの割合を担ってます。
すなわち、国民の目に触れる司法判断のちゃぶ台返しは、氷山の一角に過ぎません。

ただ・・・心神喪失などで無罪判決や不起訴処分になったからと言って、犯罪行為者が両手放しに喜べるか?と言うと、全くそうでもありません。
ほどんどが「措置入院」と言う行政手続きが行われるのですが、一概には言えないだろうけど、これが実質、「我が国で、最も恐ろしい刑罰」かも知れません。

端的に言えば、生きながらに人権が剥奪される世界です。
措置入院患者は受刑者ほどの自由や権利も与えられず、有無を言わさず拘束具を付けられたり薬漬けにされたりするし、それに文句を言う窓口や手段もありませんので、ほぼ動物に近い扱いと言えます。
おまけに「退院=死亡」と言うケースも珍しくありませんので、少なくとも無期懲役よりは残酷で。
「殺してくれ!」と懇願する患者も、結構いるのでは?と思いますので、最も残酷とされる凌遅刑みたいな性格もありそう。

恐らくは人権上の問題などで、措置入院の実態は余りオープンではないし、オープンには出来ないでしょう。
でも、もしこれが国民に知れ渡ったら、「死刑は甘い。措置入院にしろ!」と言う裁判員が増加する可能性はあるかも知れませんし。
上述の通り、措置入院は行政手続きなので、司法が口出しすることではないですが、判決時に裁判官が「措置入院が妥当」などと言い添えれば、多少は納得する国民が増えるとは思います。
そうした方が、犯罪者も震え上がって、犯罪が減ったりしませんかね?

やや質問の主旨とは逸れましたが、そもそもまともではない凶悪な犯罪者を、まともではないことを理由として野放しにするほど、日本の司法や行政は甘くはないと言いますか。
さもなきゃ、世界屈指の治安の良さは保てないことは確かかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


回答者さんの仰っている事、その通りです。刑事事件の有罪率が99.9%などと言う国は、日本以外にはありません。

それは、回答者さんが記述していただいた通りです。

今回、回答者さんは勿論、他の回答者さんも、今回の質問の趣旨を良くご存じで、正直驚きました。

至極、当たり前で、全うな意見です。


私も、弁護士の端くれとして、「日本の裁判員裁判の制度」は、破綻していると思います。

お礼日時:2019/12/05 23:07

そもそも、裁判員制度自体が無意味な制度なんですよ。


なぜ、司法改革の一環として裁判員制度が導入されたかと言うと、裁判員制度に対応するためには従来より多くの法曹人口が必要であり、年間3000人の司法試験合格者を出すためには法科大学院が必要だということで、結局のところ法科大学院関係の文科省利権を増やすために司法改革が行われたのです。そして、裁判員制度に対応するためには裁判所庁舎の増改築や広告費用等も必要なため、裁判所もこの利権に一枚噛んでいます。
裁判員制度については、法曹関係者内部の間でも、今の裁判制度に一体何の問題があるのか、実際に陪審制を憲法上の制度として導入しているアメリカの司法は酷いことになっているなどと異論が相次ぎましたが、元最高裁長官の竹崎博允氏は、これは司法ではなく政治の問題であるなどとして同僚たちを説得し、裁判員制度の導入に尽力した論功行賞として、最高裁判事を経ることなく最高裁長官に抜擢されたのではないかと一時話題になりました。

裁判員制度は、一見裁判に国民の意見を反映させているように見えますが、法律の素人さんに量刑を決めさせると、どうしても量刑相場が重くなる傾向があります。そうした傾向を「是正」するのが上級審の役割であり、裁判員として参加した国民は、裁判所に利用されているだけなのです。
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この回答へのお礼

こんばんは。


詳細な回答ありがとうございます。私も「法科大学院から司法試験」に合格した者です。

裁判員裁判制度は、導入前から、異論がありました。回答者さんがおっしゃっている通り、一般国民に「量刑」まで

判断させるのは、失敗だったのです。

せめて、アメリカの陪審員制度のように、陪審員には「有罪か無罪か」だけを判断させ、「量刑」は、プロの職業裁判官が判決すべきだったのです。

お礼日時:2019/12/05 22:59

裁判員の制度が形だけのものになってしまっており、民意に全くそぐわないです。


裁判官って一般人とはかけ離れた価値観を持ってるイメージが強いです。

 確かに感情で決めてはならないのですが、それでもズレているという印象を強く抱きます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。



その通りです。もともと「裁判員制度が始まった趣旨」は、職業裁判官と国民の「罪と罰」が、あまりにもかけ離れて居た為、

「国民の意見を反映させよう(アメリカの陪審員制度に似た制度)」と取り入れられた物でした。

第一審で、一般国民が「死刑判決」と言う、「極刑」を下すには、ものすごいプレッシャーがあるそうです。

なので、上級審では、出来る限り「第一審の裁判員裁判」の判決を重視する事が重要視されたのですが、

これだけ、「死刑判決」の、ちゃぶ台返しが続くのなら、もう「裁判員裁判」など、廃止するか、

アメリカの陪審員制度のように「陪審員は、有罪か無罪」だけを決め、「量刑」は、職業裁判官が決めるべきだと思います。

お礼日時:2019/12/05 22:52

国民ができる最大の抗議は選挙の時まで覚えておいて、当該裁判官についてxをつけることしかできないよね。


小池裕裁判長については、名前が出ているけど、残りの4人も出してほしい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。


確かにそうですね。裁判官は、違法行為を犯さない限り、「自由心証主義」と言って、検察官や弁護士、被告人、被害者の陳述を聞き、

証拠に基づき、「判決主文」をくだすので、国民としては、衆議院議員総選挙と同時に行われる

「10名の最高裁判所裁判官の国民審査」で「×」を付けるしかありません。

お礼日時:2019/12/05 22:44

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