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<この蓄電池の採算性は?>

◆テスラ
先日は、テスラが、既存メーカーの1/4の価格で蓄電池「パワーウォール」を発表!
13.5kWhで99万円という圧倒的な低価格を実現!
2020年春から発売開始!
◆スマートソーラー
今度は、スマートソーラーが、
12kWh蓄電池システムを、115~118万円で、工事費込で150万円で発売!
これも圧倒的な低価格!
2020年5月より販売を開始!

これら、テスラやスマートソーラーの蓄電池システムは、
日本の卒FIT家庭用太陽光の自家消費用途で、採算性はあるか?

※例:戸建住宅
・屋根に6kWの太陽光パネル
・電気代が、1.2万円/月、14.4万円/年
・12kWh蓄電池システムを工事費込で150万円で設置
とすると、採算が取れるまで何年か?
150万円÷14.4万円=10.4年


ちなみに、
12kWhという大きな容量は、家庭の消費電力の何日分に相当する?
・雨などで屋根の太陽光がほとんど発電しない場合、何日分の電気を貯められる?
・来たる大災害で停電になった場合、何日分の電気を貯められる?


<太陽光の発電コストは安くなったか?>

太陽光発電の発電コストのコストダウンは、予想をはるかに超えたもの凄い速さで進み、日本以外の世界中では、火力や原発の1/2以下?になってしまった?
世界から10年遅れの日本でも、もう火力と同等もしくは安くなった?

※丸紅(株)のアラブ首長国連邦での太陽光発電所の建設プロジェクトでは、発電コストは3円以下/kWh。仮に日射量を半分にして2日に1日を雨にしても、6円/kWhでできることになる。
※日本よりも緯度が高く日射量の少ない欧州では、発電コストは日本の約1/2。
※日本の2019年のFIT価格は14円/kWh(発電コスト12円/kWh相当?)。メガソーラーは、すでに競争入札になり、10円/kWh程度になった?
※NEDOの太陽光のFIT価格目標は、2022年度で8.5円/kWh(発電コスト7円/kWh相当)

※日本の他の発電方式の発電コストは?
・石炭火力:約11~12円/kWh?
・LNG火力:約11~12円/kWh?
・石油火力:約45円/kWh?
・揚水発電:約55円/kWh?
・一般水力:約10円/kWh?
・陸上風力:約10円/kWh?
・地熱:約9~15円/kWh?
・洋上風力(着床式):?(欧州では10円以下/kWhなので急激に莫大な量が拡大した)
・洋上風力(浮体式):?(欧州では2030年の目標5.6円/kWhを目指している)
・原発:「10円以上/kWh」ということになっているが、本当は、再稼働すれば生産する核廃棄物の将来コストを含めれば軽く「200円以上/kWh」になる?

※参考文献
『丸紅のUAE太陽光 天然ガスより安く、発電コスト2円台』2017/6/19 日経
 「丸紅がアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国で大規模太陽光発電事業に着手した。特徴は100万キロワットを超える巨大な出力と、1キロワット時あたり3円を切る発電コストの安さだ。世界的にコスト低減が進む太陽光発電でも飛び抜けて低い価格を可能にする秘密は何なのか。」


<蓄電池のコストは高い?安くなるか?>

テスラやスマートソーラーの蓄電池システムは、既存メーカーの1/4の価格を実現しようとしている。
まだ高いとは言え、この価格ならば、日本の卒FIT家庭用太陽光の自家消費用途で、それなりに、採算性があると思われる。

太陽光に続いて今度は、蓄電池のコストダウンのスピードが、予想よりも10年以上速いのでは?
しかも、日本でも、世界から10年遅れではなくせいぜい数年遅れで?

皆が期待していることは、再エネの出力変動の調整用に蓄電池が活躍すること、
そうなれば、原発や石炭火力はもちろんだが、LNG火力すらも不要になる時代が来る。

そのためには、蓄電池コストが、現在の1/10とか1/20とか、大幅に下がる必要がある。
蓄電池コストが大幅に下がるためには、厳しい競争とさらなる技術革新と大量生産、世界的に大規模な市場が必要。
実用化段階に達するのは、EV車が普及期に入る2040年頃と予想していた。

ところが、日本の家庭用蓄電池に関しては、なんと20年も前倒しで、すでに2020年春から始まるのでは?

さらに、トヨタはじめ世界中の自動車メーカーが、次世代の画期的な蓄電池「全個体電池」を、ごく近い将来の2022年~2030年までに、大量に市場導入しようとしている。

この技術が登場すれば、家庭用蓄電池のコストは、さらに1/4になる?


注1)電気代
※日本の家庭用の電気代は、世界各国に比べて異様に高い。その原因は、主に、総括原価方式による最も高いコストの原発の大量導入。
原発のせいで電気代が異様に高い。そのために、家庭用蓄電池の価格がまだかなり高くても、自家消費用途の採算性が生まれる。
世界でも特に日本にその家庭用蓄電池の市場が存在している。
皮肉なことに、再エネの拡大を邪魔してきた原発のおかげで、家庭用蓄電池の実用化導入が日本で早まる。

※参考文献
『日本の電気代は高い?』更新日25-02-2019  selectra
 「産業用電気代では日本が1位、ドイツが2位。家庭用電気代では一見するとドイツが1位、日本が2位。しかし、じつはドイツの電気代は税金が大きな割合を占めており、純粋に電力会社に支払う電気料金だけを比較するとどちらも日本の方が高い。日本の電気代は一番電気代が安いアメリカと比べると約2〜3倍。」


注2)原発のコストは異様に高い
※本当の原発のコストは、安全化コスト、MOX燃料費、核廃棄物の将来コスト、税金投入金額、人権費、維持費、建設費、設備費、廃炉費など、あらゆる項目で圧倒的に高い。
なんと、驚くべきことに、原発の方が安い項目が一つも存在しないのだ。

※参考文献
『原発の本当のコストは? 経産省の「安い」試算に異論』2019/1/23 朝日
 「原発建設費 2基で3・5兆円も
 「英国で計画中の『ヒンクリーポイントC原発』(160万kW級×2基)の建設費245億ポンド(約3・5兆円)。経産省の試算のように安くできるはずがありません」
(ちなみに、LNG火力320万kWなら建設費2240億円。原発は火力の15.6倍も高い。)

『未来の世代のために:放射性廃棄物の処分費用を考える』2014/5/15 トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団 理事長
 「原子力発電所の「競争力」を考える上で、放射性廃棄物処分にいくらかかるかということは、最も重要な側面の一つだといえる。」

『原発安全対策費が急膨張、政府のエネ政策に影響も』2019/7/9 日経 
 「各電力会社とも原発安全対策費が大幅に膨張している。これを電力料金に反映されるようになると、必ずしも原発がコスト的に優位とは言えない可能性が高まる。現実的に、コストという面から原発の必要性を議論する段階になってきていると言えそうだ。」


注3)原発が再エネの拡大を邪魔している
※今までも今も、原発が再エネの拡大を邪魔している。原発は出力調整ができない。LNG火力などのように再エネの出力変動を調整することができない。そのため、原発が残ればその分、原理的に再エネの拡大ができなくなる。

もし現在のように原発を維持するならば、
日本のエネルギー産業だけが世界に比べて新産業への構造転換が遅れ、
日本企業だけが世界のエネルギー革命から置き去りにされて、
日本経済、日本国家、日本人は、大損する。


・・・

『150万円で導入できる卒FIT太陽光向け蓄電池、スマートソーラーが新発売』2019/12/24 スマートジャパン
スマートソーラーが卒FIT太陽光ユーザー向けに、容量12kWhの蓄電システムを開発。価格は工事費込みで約150万円という競争力のある価格を実現した。

「スマートソーラーは2019年11月29日、卒FITを迎える住宅太陽光発電ユーザー向けに、容量12kWhの蓄電池と高性能パワーコンディショナー(PCS)で構成する「スマート蓄電システム」2機種を発売すると発表した。

販売するのは、スマート蓄電にストレージPCSを組み合わせたストレージ・システムタイプ「スマート蓄電システム-s」とハイブリッドPCSを組み合わせたハイブリッド・システム「スマート蓄電システム-H」である。それぞれ定価(税別)は118万円と115.3万円。標準の工事費を加えても、約150万円前後での導入を可能にした。

商品は顧客に直接販売する「D2C(Direct to Consumer)」ビジネスで展開し、2020年5月より販売を開始する。

本システムでは、経産省による定置用蓄電池低減スキームの家庭用の2020年度目標である「キロワット(kWh)時当たり価格9万円」をオープン価格ではなく定価で達成し、さらに蓄電容量は12kWhでの提供を目指す。また停電時のバックアップ全負荷自動切換装置、高効率・大出力のパワーコンディショナー、最適制御・監視スマートAIなどを提供する。」


・・・

『テスラの家庭用蓄電池「パワーウォール」がいよいよ日本上陸。劇的な安さと高機能で持続可能な社会実現へ!』2019/10/17 電気自動車ニュース

「テスラ・モーターズ・ジャパンは10月15日、家庭用蓄電システム「Powerwall(パワーウォール)」を2020年春から日本で発売(設置開始)することを発表しました。」


「『蓄電池は安い ? 工事費込150万円、」の質問画像

A 回答 (4件)

現状、蓄電池に減価償却を期待してはいけないです。


スレ主さんの太陽光導入時期が分かりませんが、
償却は20年以上かかると思われます。

>12kWhという大きな容量は、家庭の消費電力の何日分に相当する?

スレ主さんの電気代からの推定では、1日持つか持たないか位。
今、一番安い蓄電池は、日産のリーフ(電気自動車)です。
リーフを蓄電池として使う事ができます。
40kwh で、300万円弱(国などの補助金を加味)
 テスラよりチョッピリ安いです。
62kwh で、400万円程度で購入できます。
 テスラより2割チョット安いです。
これなら、スレ主さんの家でも、3~5日分賄えます。
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1.固体リチウムが普及してから考えましょう。



2.現状のリチウムで、価格が安いというのはおかしい。
日本製、若しくは信頼の置けるメーカー製なのか、中華製なのか。
あなたはリチウム電池の劣化を見たことがありますか?
なぜ、おかしい、という観点から調査できないのか。
自分の都合の良いように批判したり取り上げたり、客観性が欠片も無い。

3.プロパガンダーは無力です。
現状を変えているのは、プロパガンダーでは無く、研究開発者です。よく見ておきましょう。
本当に良い物ができれば、太陽光等は自然と普及するはずです。
自然と普及しない物は、どこかおかしなことになっていて、それが環境を悪化させることになりかねません。
グレタ少女環境ちゃんも含め、プロパガンダーの出る幕ではありません。
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採算性が良ければあんたが長ったらしい宣伝しなくたって勝手に売れて普及する。

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その蓄電池の調達費と、


その寿命期間における、買わなくて済む電力量(電気代)との比較、
これをすればよいです。
幾ら情報を集めても、情報が使えなければ全く意味はありません。
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