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従来「謙譲語」と言われていたものを「謙譲語1」と「謙譲語2」に分けて考える場合、例えば動詞の「申し上げる」は謙譲語1 (専) 用動詞、「申す」は謙譲語2 (専) 用動詞なのだそうです。

そこで疑問なのは、全ての動詞が謙譲語1 用、謙譲語2 用の形を持っているのでしょうか。
例えば「申す」でなく「報告する」なら、「ご報告する」は謙譲語1、「ご報告いたす」なら謙譲語2 などと言えるのでしょうか。

A 回答 (11件中1~10件)

>少なくとも私にはこの内容がよく理解できませんので、分かりやすく書き直してくれればいいですね。


「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般的な語形として「お(ご)……いたす」が
ある。
これは、あまりふさわしい書き方ではなく、「お(ご)……いたす」の具体的な文例として、
「ご報告いたします」は「ご報告する」(謙譲語Ⅰ)+「いたします」(謙譲語Ⅱ)のように、「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」のどちらも含まれている、と考えるべきです。「兼用」とは「一つがどちらの役割も果たしている」と考えられますので、「どちらも含んでいる言い方」とすべきだということです。
(文化審議会・国語分科会にしては、書き方が変だと書くつもりでしたが、操作ミスで投稿されてしまいました)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2020/03/01 13:51

>最後の行の ”「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」とはどういう意味だとお考えですか。


「兼」はちょっと違うようですね。「どちらも含まれる」言い方とすべきでしょうね。
文化審議会・国語分科会・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 「どちらも含まれる」言い方とすべきでしょうね。

というのもよく分かりませんが、「ご報告いたします」は「ご報告します」、「報告いたします」の両方を含むということですか。???

> 文化審議会・国語分科会・

というのは「敬語の指針」に関してまだ審議されているということですか。少なくとも私にはこの内容がよく理解できませんので、分かりやすく書き直してくれればいいですね。

お礼日時:2020/03/01 11:10

No.2であげた「敬語の指針」を再掲します。


 まず特定形「参る・申す・存じる」以外に「いたす」「おる」が含まれていて、本動詞として使われる場合と、「補助動詞」として使われる場合の両方があります。
 例をあげましょう。
 京都に参ります。(本動詞) 学校に行って参ります。(補助動詞)
 研究を致します。(本動詞) お願いいたします。 (補助動詞)
 弟がおります。(本動詞)  待っております(補助動詞)。
 このように、補助動詞も「謙譲語Ⅱ」として使われるわけですから、
「お伝えする」(謙譲語Ⅰ) 「お伝えいたします」(謙譲語Ⅰ+謙譲語Ⅱ)
「ご報告する」(謙譲語Ⅰ) 「ご報告いたします」(謙譲語Ⅰ+謙譲語Ⅱ)
すべての動詞にこのような「謙譲語Ⅱ」の形があるわけではありません。
 下記引用文の最後にある
【一般形】
・……いたす(例,利用する→利用いたす)
(注)「……いたす」は「……する」の形をした動詞(サ変動詞)のみに適用可能である。
【「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般形】
上述の「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般的な語形として「お(ご)……いたす」が
ある。
………………………………………………………………………………………………
  「敬語の指針からの引用文」
謙譲語Ⅱ(丁重語)
(1) 動詞の謙譲語Ⅱ
「参る」などの幾つかの特定の語形のほかには,一般的な語形としては,「……
いたす」があるだけである。
【特定形の主な例】
・参る(←行く・来る)
・申す(←言う)
・いたす(←する)
・おる(←いる)
・存じる(←知る・思う)
(注) 「知る」意味の「存じる」は,「存じています(おります)」の形で,「知っている」の謙譲語Ⅱ
として使う。ただし,否定の場合は,「存じていません(おりません)」とともに,「存じません」
も使われる。
(注) 可能の意味を添える場合には,例えば「参れる」のように,まず,「参る」の形にした上で,可能の
形にする(例えば,「申し訳ありません。明日は参れません。」など)。
【一般形】
・……いたす(例,利用する→利用いたす)
(注)「……いたす」は「……する」の形をした動詞(サ変動詞)のみに適用可能である。
【「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般形】
上述の「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般的な語形として「お(ご)……いたす」が
ある。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

最後の行の ”「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」” とはどういう意味だとお考えですか。
「謙譲語Ⅰ」としても「謙譲語Ⅱ」としても使えるという意味でしょうか。

お礼日時:2020/02/29 22:47

>>敬意の強調だけなのか謙譲語1 用、謙譲語2 用という本質的な差なのかがよく分かりません。



「謙譲語1 用、謙譲語2 用という本質的な差」ではなく、「謙譲語1 用、謙譲語2 用という」区分自体が全く形式的な意味の無い非本質的な区分ということです。

敬語表現というのは、膠着語である日本語の特性を最大限に発揮し、接頭語、接尾語、尊敬語、謙譲語を適宜粘着した敬意の体系的表現であり、それを謙譲語1 用、謙譲語2 用の形などと区分する根拠は何もありません。■
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#6です。



>(部長に)「社長にご報告いたしました」は社長と部長の両方に敬意を表す。
(「謙譲語1 兼 謙譲語2」)

おっしゃるとおり。

>(部長に)「社長に申し上げました」は社長にだけ敬意を表す。
(「謙譲語1」)

社長には謙譲語1を使って通常の敬意を表す。
部長には丁寧語をつかって一応の敬意を表す。
といったところですかね。
「社長に申し上げた」と比較すれば、まったく敬意を払っていないわけではありませんので。

>今までそういう意識をもって「ご報告いたす」「申し上げる」を使ったことはありませんが。

ネイティブの場合は無意識に使っていますので。

ご報告します!



ご報告いたします!

言われてどちらが気分良いですか?
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#5です。



>No.4 のところで質問すべきだったのですが、「謙譲語1 兼 謙譲語2」とは自分の行為の向かう先と聞き手の両方に敬意を表すという意味なのですね。それなら、

(部長に)「社長に申し上げました」

等も同じであり、なぜ「~いたす」にだけ「謙譲語1 兼 謙譲語2」という注釈がつくのか分かりません。

なかなか論理的な思考展開で、おっしゃっていることは非常によくわかります。
ただ、厳密に言うと同じではありません。

(部長に)「社長に申し上げました」

の場合、「申し上げる」という謙譲語1が使われています。
つまり、聞き手である部長に対する敬語(謙譲語2)は使われていません。
ただ、ここで話がややこしくなるので、若干説明を加えさせてください。

まず、<敬語の指針>では敬語を下記のように5分類しています。
尊敬語
謙譲語1
謙譲語2
丁寧語
美化語

謙譲語2とは、聞き手に対して丁重に表現するという用法です。
ところが、丁寧語は「です・ます」のことなので、これも聞き手に対する丁寧表現に違いないため、謙譲語2と共通点があることになる。
では、まったく同じかというと、そういうわけでもない。
「丁重さ(謙譲語2)」のほうが「丁寧さ(丁寧語)」よりも格上の敬意といった感じでしょうか。
つまり、

(部長に)「社長に申し上げました」

は、聞き手である部長に対して丁寧な表現ではあるが、丁重な表現とまでは言えない。

(部長に)「社長に申し上げた」

でも社長に対する敬意は示されているが、部長に対する敬意はゼロ。
それよりはマシという程度。
むろん、シチュエーション次第では、それ(丁寧語)で十分という場合も多いわけで、不自然な表現というわけではありません。
比較するには下記の例がわかりやすいかもしれません。

1.
(部長に)「社長に話した」
どちらに対しても敬語ゼロ。

2.
(部長に)「社長に話しました」
敬語は部長に対してのみ。
丁寧語=まし(た)

3.
(部長に)「社長にお話ししました」
社長に対して謙譲語1(=お話しする)
部長に対して丁寧語(=しました)

4.
(部長に)「社長にお話しいたしました」
社長に対して謙譲語1(=お話しする)
部長に対して謙譲語2(=いたしました)

ご自身が部長であれば、4が最も敬意高く感じられることと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

(部長に)「社長にご報告いたしました」は社長と部長の両方に敬意を表す。
(「謙譲語1 兼 謙譲語2」)

(部長に)「社長に申し上げました」は社長にだけ敬意を表す。
(「謙譲語1」)

ということですか。今までそういう意識をもって「ご報告いたす」「申し上げる」を使ったことはありませんが。

お礼日時:2020/02/27 19:17

#4です。



>謙譲語1、謙譲語2、謙譲語3 に分けてくれれば分かりやすかった。

いずれにせよ、

謙譲語3とは何かと問われた場合、それは「謙譲語1 兼 謙譲語2」のことである。

という説明が必要にはなるでしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

No.4 のところで質問すべきだったのですが、「謙譲語1 兼 謙譲語2」とは自分の行為の向かう先と聞き手の両方に敬意を表すという意味なのですね。それなら、

(部長に)「社長に申し上げました」

等も同じであり、なぜ「~いたす」にだけ「謙譲語1 兼 謙譲語2」という注釈がつくのか分かりません。

お礼日時:2020/02/27 17:25

#1です。



>「社長にご報告いたしました」(謙譲語1)
「私の弟にご報告いたしました」(謙譲語2/丁重語)

はどちらも正しいということになるのですね。

私の書き方が悪かったのかもしれませんが、そうではありません。

「ご報告いたしました」という表現自体は「謙譲語1 兼 謙譲語2」です。
「兼」は「且つ」という意味なので、「謙譲語1」と「謙譲語2」が同時に適用できる場合でなければ使えない。

「社長にご報告いたしました」は、社長に対して謙譲語1、且つ、部長に対する謙譲語2という構図であり正しい表現。

「私の弟にご報告いたしました」は、部長に対する謙譲語2を使ってはいますが、弟に対して謙譲語1を使っていることになるため間違いです。
正しくは、

「私の弟に報告いたしました」

となる。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですか。それでは、

謙譲語1、謙譲語2、謙譲語3 に分けてくれれば分かりやすかった。

お礼日時:2020/02/27 15:08

「申し上げる」は「言う」の謙譲語「申す」+丁寧語「上げる」で、この組合せを謙譲語1 (専) 用動詞として形式的に区別したもので、余り適切な区分ではありません。



要は、謙譲語と丁寧語を重加し敬意を強調するもので、「ご報告申し上げます」「報告させていただきます」のように相手に合わせ敬意の軽重の表現をするということです。■
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「申す」「ご報告する」

「申し上げる」「ご報告いたす」
の差が、敬意の強調だけなのか謙譲語1 用、謙譲語2 用という本質的な差なのかがよく分かりません。

お礼日時:2020/02/27 15:04

『敬語の指針』より引用


謙譲語Ⅱ(丁重語)
(1) 動詞の謙譲語Ⅱ
「参る」などの幾つかの特定の語形のほかには,一般的な語形としては,「……
いたす」があるだけである。
【特定形の主な例】
・参る(←行く・来る)
・申す(←言う)
・いたす(←する)
・おる(←いる)
・存じる(←知る・思う)
(注) 「知る」意味の「存じる」は,「存じています(おります)」の形で,「知っている」の謙譲語Ⅱ
として使う。ただし,否定の場合は,「存じていません(おりません)」とともに,「存じません」
も使われる。
(注) 可能の意味を添える場合には,例えば「参れる」のように,まず,「参る」の形にした上で,可能の
形にする(例えば,「申し訳ありません。明日は参れません。」など)。
【一般形】
・……いたす(例,利用する→利用いたす)
(注)「……いたす」は「……する」の形をした動詞(サ変動詞)のみに適用可能である。
【「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般形】
上述の「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般的な語形として「お(ご)……いたす」が
ある。
(2) 名詞の謙譲語Ⅱ
「愚見」「小社」「拙著」「弊社」のように,「愚」「小」「拙」「弊」を付けて,謙譲
語Ⅱとして使うものがある。ほぼ,書き言葉専用である。

 「参る」「申す」「いたす」「おる」「存じる」などは、そのまま使わず、「ます」をつけないと、昔の武士言葉になってしまいます。

>全ての動詞が謙譲語1 用、謙譲語2 用の形を持っているのでしょうか。
 それは、ⅠとⅡを兼ねている場合はありますが、本来の目的が、「受け手尊敬」(謙譲語Ⅰ)「聞き手尊敬」(謙譲語Ⅱ)とに区別されるものです。
「受け手尊敬」とはその動作を受ける(敬意の対象になる)人を尊敬する。「聞き手尊敬」とはその話を聞くすべての人に敬意を表します。(当然話相手も含まれます)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

『敬語の指針』より引用 の前半を見て、
「参る」「申す」「いたす」「おる」「存じる」等と「……いたす」だけが「謙譲語Ⅱ」専用の動詞かと思ったので、それならすっきりしますが、後半を見ると、
「……いたす」は 【「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」の一般形】
とありますね。

【「謙譲語Ⅰ」兼「謙譲語Ⅱ」ということは、No.1 のお礼に書いたとおり、

部長に対して

「社長にご報告いたしました」(謙譲語1)
「私の弟にご報告いたしました」(謙譲語2/丁重語)

はどちらも正しいということになるのですか。

お礼日時:2020/02/27 14:57

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