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(映画カテで質問しましたが、回答が付かないのでカテゴリを変更して再質問します)

ナチが敗北した後のドイツの状況と、そこに生きる人の心理(主にドイツ人の)について、理解が及ばない場面がありました。

ドイツ軍人ハンスは、ロイ(イギリス軍人?)一緒にナチ残党捜索をしていますが、ロイが死んだあとロイに成りすましてその後の人生を生きます。

これは、当時(連合国占領下?)のドイツ人は連合国のナチ協力者摘発に協力していて、なおかつ連合国側の人間に対して、コンプレックスや生きにくさを感じていた、ということですか?
もちろん当時のドイツ人全員が、ということではなく、ハンスはその生い立ちの影響もあって荒んでいた、ということはありまので、「特殊ハンスの心理」ということかもしれませんが。

全体、設定ありきの映画ですが、当時の歴史、人々の心理などに疎いのでちょっとモヤモヤが残りました。
映画を観た方、歴史に詳しい方のご回答をお待ちしております。

A 回答 (3件)

映画を見てはいません。



興味が有ったので、ドイツ語のWebページを探しましたが、参考に成りそうな
物は見当たりませんでした。
戦争経験者がまだまだ現役の頃にドイツに留学し、戦後の状況を断片的に
聞く機会は多かったのに何も覚えていません。

そんな状況ですが、質問者からのキーワードを基に解釈して見ました。

まず、大戦後の元軍人の社会的な立場は決して誇れるものではありませんでした。
これは日本でも同じことで、「特攻帰りは」嘲笑され疫病神だった様に見られて
います。
ドイツでも日本でも元軍人は、社会の表舞台からは姿を消し、隠れるようにし
その日の暮らしに追われています。

次いで、<ドイツ軍人>という場合には、彼がヒットラーの武装親衛隊の兵士か
国防軍の兵士だったのかを区別する必要があります。
残虐行為を行ったのは武装親衛隊の方で、国防軍は関与していなかったとも
言われています。(しかし、国防軍は知り得たはずで、無罪では無いとされ
います。国防軍の英雄ロンメル将軍の立場に付いての議論が参考に成ります。)
戦後、親衛隊の戦争犯罪者はその責任を追及され、捜索は今でも続いています。

<ドイツ軍人ハンスは、ロイ(イギリス軍人?)一緒にナチ残党捜索をしています>
とあるなら、彼は恐らく国防軍所属だったでしょう。
イギリス人と作業できるなら、つまり英語が堪能なら、彼は高い教育を受けた
士官だったと推測できます。その様な地位の国防軍将校にはヒットラー心酔者は
少なく、反乱を企てる者もいました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クラウス・フォン・シュタウフェンベルク

連合国がナチ残党捜索の協力者として求める者は、国防軍の上級将校で英語圏の
教養が有り、ナチシンパの疑いの無い者です。
そんな人物の一人がハンスだったと推測できます。
戦争犯罪に加担していなかったとしても、元軍人に対するドイツ社会の目は
厳しく冷たいものでした。
他方で、占領軍としての米英軍は光り輝く存在で、ロイの立場は優越感に
溢れた、快適なものだったはずです。

そんな状況下で、ハンスがロイに入れ替わったのは、心理的な負い目からかも
知れませんし、実利を求めたためかも知れませんし、実はハンスは戦争犯罪の
陰を負っていたのかもしれません。


親衛隊員が戦後どのように追及を逃れ、地下に潜む様に暮らしていたかを
伺わせる映画として「愛の嵐」(原題「夜間のフロント係」)があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/愛の嵐_(映画)

留学中に見ましたが、全体の暗い雰囲気が戦争犯罪者の陰を表しているように
感じました。
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この回答へのお礼

大変興味深い回答をありがとうございます。

終戦後、負けた国の軍人の立場が一転してしまうのは、ベトナム戦争後のアメリカでも社会問題にもなりましたね。

ハンスはまだ少年だった頃(たぶんナチ全盛期)、実業家の娘に英語を教えていたという場面もあります。
このあたりも、英語ができるエリート士官層だったということが、分かる人にはわかるエピソード(伏線)なのですね、きっと。
ハンスという人格の複雑さ、微妙さが少し理解できた気がします。

「ロード・オブ・ザ・リング」でガンダルフという2面性のある魔法使いを演じたイアン・マッケランには適役だったと思います。

愛の嵐も興味深いストーリーですね。機会があれば観てみます。
ご紹介いただき、ありがとうございます。

お礼日時:2020/02/27 17:39

映画は見ていません



他の方の感想文(あらすじ)をざっと読みましたが・・ごく個人的な『人生をやり直したい』的な動機のようなのではないでしょうか?
ハンスは、連合軍勝利後(ナチス敗戦後)に連合軍側で働いているドイツ人なわけですから、そこに積極的にその立場を放棄する理由は見当たらないと思います。

深読みすれば、実はナチス側の人物だったのが、敗戦後に連合軍に(騙してw)協力者となっていたから、元の素性がバレて自分もナチス狩りの対象になるのではないか、というところで、一緒にナチス狩りをしていたロイが不慮の事故で死んだので、入れ違ってロイに成りすました~、かな?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ナチ時代には、誰であれ、本音はともかくナチ支持を表明しなければ生きて行けなかったと思いますが、ハンスは戦中も戦後も、あまり恵まれてはいなかった印象です。
荒んで人生に投げやりになっている青年、として登場してきます。

「やり直したい」という気持ちはきっと強かったと思います。

お礼日時:2020/03/03 19:05

敗戦後のドイツの状況は、4カ国の分割統治(実質は米英仏とソの2分割)を受けたことを除けば、敗戦後の日本と変わらない。


西側地域はアメリカによる手厚い保護を受け、日本とともに「世界の奇跡」と呼ばれる復興を果たした。
東側の戦後は東欧諸国の歴史と同一である。

戦争責任だが、日本の場合「こいつが主犯」という人物がおらず極東裁判というあいまいな形になった。
それが現在の日本と中韓の対立という構図にもつながっている。
一方ドイツには明確な主犯がいた。
「ナチス」とその総統「ヒトラー」である。
なのでドイツは次のようにして戦争責任に決着をつけることができた。
「この戦争はドイツが起こしたものではない。ナチスが起こしたものである」
だから現在でもドイツはナチスの追及に積極的なのである。

以上がドイツとドイツ国民を取り巻いていたマス的な状況だが、こういう状況をどうつついてみても
「ロイに成りすまして」
という動機は見いだせない。
ヨーロッパ統合(当時のECC、現在のEU)の原動力となったことから考えても、生きづらさがあったとも思えない。
したがってそれはハンスの個人的事情だったと推測せざるを得ない。
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございます。

個人的事情だったと憶測できるできるのですね。
たしかにその前の場面でハンスが精神的に荒んでいる、という説明がありました。
これをもって、当時のドイツ人の一般的な精神状態、と類推するのは間違いなのですね。

単にハンス個人が「自分自身を捨てたかった」、そして「偶然そのチャンスを掴んだ」という設定なのですね。

お礼日時:2020/02/27 12:18

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