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聴くことの功徳は、自分から何かを言う事の功徳の8倍にもなる。
何故ならば、他者の言葉を理解するには、その言葉の背景をも理解しなければならず、そのことについての"素養"が必要となるからである。
そんな話を以前聞いて、8倍?結構あるな。どういうことだろうと、思っていました。
しかし時がたち、最近、ふと、8倍かー、それくらいはあるなあと、思うようになっていました。
年を取るにつれ、経験するにつれ、知らない事が、増えたからです。

昔を思い出すと、ああ、あの時あの人は、こういう事を言いたかったのだなと、振り返って理解出来ることがあります。

皆様は、聴くことの功徳、積まれていますか?

A 回答 (11件中1~10件)

明治生まれの祖父に育てられました。

自分の子供たちには厳しい祖父でしたが、私は祖父のお燗をつける係だったので、随分と甘やかされました。祖母はまだお勝手で料理をしていて、黙って手酌で飲む祖父の、右から横顔を見るような位置で、正座していました。たまに、どこが出典かわからない言葉をポロっとこぼして、私がハッとすると、同じ言葉を何度かゆっくり繰り返します。説明はありません。ただ、繰り返すだけ。

一つ覚えているのは、

心頭を滅却すれば火もまた涼し。

夏の暑い日だったかもしれません。

もっとたくさん教えてもらったはずなのに、ひとつしか覚えていないとは。あの当時の祖父よりも、私のほうが年をとってしまいましたが、人に教えてあげられる言葉はないです。恥ずかしいことです。もっと、漢籍を勉強しておけばよかったと反省しています。祖父は、そのきっかけをくれたんですが、私はぼんくらでした。
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この回答へのお礼

なにか、古い小説を読んでいるような、情景の浮かぶ素晴らしいご回答をいただきました。このような文章を書けるくらいだから、ciaopolpo2さんの生きてこられる中で、学んでこられたことは無駄ではなかったに違いありません。
当時は理解できなかったとしても、今、漢籍を開いたならば、当時の祖父様の語るような言葉を、聴くことができるかもしれませんね。それは大変豊かなことだと思います。
そしてまた、理解できずとも好し、理解できたならまた深い感慨があることと思います。

良い言葉は、聴いて理解したなら忘れ去るのが良い。とも言います。言葉に執著を起こせば、言葉の本義を見失うからです。小さなciaopolpo2さんが、ハッとして、しかもその言葉を忘れてしまったのは、むしろ良いことだったかもしれない。

このように思いました。

お礼日時:2020/03/10 16:47

出典を問うたのは私の興味からです。


私は法華経は少し知っていますが、その他はそれほど知りません。仏教を
学ぶからには、全体をよく知り把握しなければならないと思っているとい
うことです。
おそらくは、南伝仏教の考え方が基になっているものと思われます。

説明をしていただきましたが、聴くこと=理解しようとすることは、より
深い真理を理解するための力を養うことでもあるので、功徳を得る下地が
できる、という風に理解をしました。
功徳というものは、真理を聴き理解し、行動することによって得られる実
績というように定義しているもので。

尚、このお話は、聞き上手が好まれ、主張する人間が疎まれるという現代の
風潮と混同されるかも知れないと思いました。

私は20代前半くらいまでは、全くの聞き役でした。以前もどこかでお話した
かも知れませんが、自信がなかったからです。
聞き役をやっていると確かに色んなことを学べますが、その状態が当たり前
になって、つまり「こいつは何言っても聞いてくれるものなのだ」というこ
とになりがちな現実というものがあります。

そういうことで家庭内で苦しんでいる女性(男性)がいたり、職場でハラスメ
ントを受けている人がいたりするわけですから、一概にいいとはいえません。

「四衆」というのをご存知でしょうか?
発起衆・影響衆・当機衆・結縁衆のことで、仏に対し説法を請い、疑問を出し
問答を起こしてゆく人を、発起衆といい、その人が一番重要であるという考え
方です。大乗的考え方だと思います。余談でした。
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この回答へのお礼

仏教の資料(諸経典、解説書、指南書、学術論文等)はもう膨大にあるはずであり、すべて網羅するのは一生かかっても無理でしょう。
私は、私の聴く言葉が、仏教であろうがなかろうが、特にこだわりを持っていません。上座か大乗かにもこだわりはありません。
もっと言ってしまえば、誰の言葉であろうが、偏見を持たずに聴くことが肝要であると思っています。

ここではよくしゃべる私も、生活では聞き役であることが多いのですが、聴くことの功徳とは、役回りのことではないということがご理解いただけたらOKです。確かに、この質問を聞いたら、多くの人は役回りのことだと思われるかもしれませんね。

四衆というのは初めて聞きました。四種の人々(修行者)なら聞いたことがあるのですが。すなわち、道による勝者、道を説く者、道において生活する者、道を汚す者です。
発起衆が大変重要であるというのは私も同意です。
かつて釈尊が生きていたころ、アーラヴァカという夜叉が素晴らしい質問を釈尊に投げかけ、素晴らしい回答を得ています。
実に様々な衆生が仏陀に質問をするわけですが、彼らは個人的に知りたいことを問うているのでもありますが、それは同時に実に普遍的な問いでもあるのだと思います。

先日、別の質問に回答したときに、補足質問をいただきました。その補足質問にズバリ明快に答えられたらよかったのですが、数日考えております。あの答えでよかったのかと。
私が、もっと少年の頃より、真っ当なことについてしっかり学んでおきたかった、というような旨の回答をした際に、質問者様が、私もそれを知りたい、と仰ってくださり、何に当たればよろしいですかね?と問われたのです。何に当たれば真っ当なことを知れるのか?
私は、ご自身の中にきっとあるはずです、とお答えしました。

ほんとは一杯あるんですけどね。人生の中で、出会う中で、自分自身に問うてゆく中で。
ある人は偉人や聖者の教えの中に、ある人は近親者の中に、ある人は友人や先生から、ある人は一見の出会いから、ある人は自分自身の中に、それを見出して、拠り所とし、しかもそれにこだわることなく歩み行って、人生という道を全うするのだと思います。

世間に絶望している人が増えています。しかし、捨てたもんではないと思えるような生き方を、自身が送るべきであると言えるでしょう。

お礼日時:2020/03/11 00:27

人間は人間の言葉を聴いて喜ぶ。


賢い人は賢い人の言葉を聴いて喜ぶ。
馬鹿は馬鹿の言葉を聴いて喜ぶ。
きちがいはきちがいの言葉を聴いて喜ぶ。
これは現実か。現実である。
各々の違いで理解できない。了承できない。
お前に理解できるのか。この馬鹿。
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この回答へのお礼

喜ぶことよりも悲しまないことのほうが優れている。
善を為すよりも悪を為さないことのほうが優れている。
他者の粗や咎を見るよりも、自分の粗や咎を見ることのほうが優れている。
偏見を捨て去れ。汚辱を拭い去れ。気をつけていろ。俺は地獄に落ちるかもしれないとビクビクするな。胸を張って道を歩め。
やさしい者は、やさしくあれよ。
軽蔑ではなく、尊敬によって道を歩むものであれ。

お礼日時:2020/03/10 21:09

>聴くことの功徳は、自分から何かを言う事の功徳の8倍にもなる



これも初耳ですが、出典は何ですか?
聴くこと、つまり学ぶことの大切さは言うまでもないですが、だか
ら聞き役が大切だという結論ならば、どうでしょう?

聴くことよりもむしろ言うことによって、人に8倍の功徳を与えた
方が世のため人のためになるということになりませんか?
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この回答へのお礼

この話は、私が認める仏道に精通する方から聞いたものです。それ以上のことは知らないので、その方がどこからそれを聞いたのか、もともとの出典は分かりません。
この話は、学ぶことが大切だから、聴くことが優れていると言いたいのではなく、聴いたことを理解するという優れたことは、その人が今まで積み上げてきた功徳そのものに支えられている、功徳が功徳を生ずるということを示唆している、ということなのであります。
 たとえば、算数しか習っていない小学生に、大学生が修めるような数学は理解できないでしょう。小中高としっかりと学んできたが故に、大学での学問を行うことができるのです。聴くことの功徳とは、その人のそれまで積み上げてきた功徳を反映しているものであるために、自分から何かを言うことの功徳の8倍にもなる。ということなのです。一発勝負、出たとこ勝負ではない確かな裏打ちの存在するものである故に、それは優れているのです。

もちろん、自身が理解したことで、種種の譬えを用いるなどして詳らかに人に説明することは、優れたことであるでしょう。しかしそれで相手が理解するとは限りません。理解するかどうかは相手にゆだねられたことであるからです。もし相手がそれでちゃんと理解したならば、その功徳は相手のものであるでしょう。良く語った人は、良く語った分の功徳を得るには違いないですが。

ほかにも例を出しますと、含蓄のある言葉は、たとえそれが短くとも一挙に理解することは難しいでしょう。2年、3年、或いは10年経って、やっとその意味の半分が理解できる、なんて言葉もあるでしょう。そのような言葉を一挙に理解する人がいたなら、彼の功徳は8倍では効かない。それは甚だしく大きな功徳を彼は積んでおるのだといえるでしょう。

或いは、日常の中での一言、二言に、ただならぬ大事を見出して危機を除去する人の功徳は計り知れない。
小さな火を目ざとく見つけて消し止めて、後の大火災を防ぐ人は、たとえ子供であっても、屈強な消防士何十人分の働きを為したことになる。

つまりは、そういうことなのであります。

お礼日時:2020/03/10 16:37

聴くことの功徳を積んできたなんておこがましく言えませんが


誰が私に何かを言ってきてたら「無料で教えていただいた」と考え感謝しながら聴いてます。教えていただいた内容はどうであれです。
それにしても世の中「無料で教えたがる方々」が多いので助かります
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この回答へのお礼

自己をよく導く人にとっては、世の中は道しるべに溢れていますね^^

お礼日時:2020/03/09 21:58

>汚れていると知るとあたふたする賢い人間とは、お前たちとは違う。



人は賢い人であろうとも、未熟である。賢い人は過ちを正して生きているが、
現実は落とし穴を設けている。落とし穴の特徴は落ちるまで気づかないことである。
だから、賢い人は恐れている。
お前たちのような俗人は、落とし穴にはまっても気づかない。
仏教で言われているでないか。彼らは迷っていることさえ分からない。
だから、(容易に)救うことは出来ない、と。

お前は、よく勉強している。評価できよう。
しかし、お前はそれを愛していない。
私は、知恵、知識を愛していない。
私は、○先生、○先生、○先生を愛している。
低級のゲーテは憧れが大事だと述べている。お前は如かず。
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この回答へのお礼

賢者は気をつけている。ゆっくり邁進して、自分や他人を急かすことはない。一人気をつけている人がいるだけで、その人が属する集団は護られる。それで、諸々の聖者、賢者、仏の類は世の福田と言われる。世の人々がそんな彼らを愛するのは当然である。

ところで、人が憧れたものは、憧れたものの実際とは違う。人は自らの想いに従って生きているからだ。ある人が、ブッダや聖者、師と呼ぶに相応しい方々について憧れを抱いたとして、どうして彼に真実が顕現すると言えるだろうか。

道を修める人は皆、自ら修める。自ら求め、自ら見出したその道を、自ら歩んで、ついにその道を完成させる。
六祖慧能(ブッダ)も言っている。
君達、外に仏を探し求めてはならない。自らの内に仏を探さないのでは、あまりにのんびりしすぎである、と。

人はそのようにして道友をも得る。

お礼日時:2020/03/09 21:54

昔から言われている、百聞は一見に如かず。


なぜならば、お前を含む俗人は物事の把握力が無いから。物事の表現力が無いから。
昔から言われている、人のうわさを信じてはいけない。
お前たち俗人は、知能の面から汚れている。汚れていると知るとあたふたする賢い人間とは、
お前たちとは違う。
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この回答へのお礼

賢い人間はあたふたしない。
聖俗にこだわって人を見下す人間には高慢と偏見と汚辱と卑屈が内在している。

お礼日時:2020/03/09 19:17

書籍にたくさん目を通してきたので、その意味では、他者の言語に、33年くらい、優先的に耳目を傾けてきましたね。

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この回答へのお礼

それは素晴らしい財産だと思います^^

お礼日時:2020/03/09 19:12

聴く功徳ではありませんが 実家では聞き役ばかりでした。



ボケとツッコミならボケばかり。頭もボケました。トホホ。。
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この回答へのお礼

いやいや、あの役回りを演じられるのはなかなかですよ^^

お礼日時:2020/03/09 19:09

言うは易し、行うは難しというので


無責任に発言するのは確かに楽なことですが
ネットで履歴が残る時代ですから、ちょっとした発言が
言質として遠い将来まで責任を追求されることもあります
そのため十分な検証と知見をもって発言することが必要になっており
ネット社会においては「言うは難し」になりつつあります。
(twitterがバカ発見器と言われて久しいですからね)
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この回答へのお礼

一度放った言葉は取り消す事ができません。たとえ光の速さで追いかけたとしても。

発言には十分注意したいですが、萎縮して本音を言えなくなればそれも困りものですね。
何かの立場を賭して発言する場合、その言葉の重みというものも出て来ますね。
特に大事な話をしている時には、間抜けな事は慎まないといけない。
発言には様々な"重み"があることも、聴く側としては理解したいところです。

お礼日時:2020/03/09 17:37

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