
人の特徴の一つとして、他の動物にもみられないほど利他性が高い、と言えますね。
(ただし、利他性は、社会の教育などにより推奨されているように、あまり強力なものではないようですが)
この利他性は、自分の利益を下げても、他人の利益を上げる行為です。
(もちろん、利他性を採っていると、めぐりめぐって自分に利益が戻ってきますが)
したがって、この行動を採る個体は、自分の遺伝子の拡散に(他に比べて)一歩引いているようなもので、不利ですね。
質問は、この利他性がいまだに消滅していないのはなぜでしょうか?
No.18ベストアンサー
- 回答日時:
誤解されてようですので「強い大腸菌と弱い大腸菌を用いた実験」について補足させて頂きます
「強い大腸菌」と「弱い大腸菌」を入れてある「培養器」には彼ら(大腸菌)が生きていく(細胞分裂する)為に必要な「餌」を入れてあります。その「餌」を彼ら(大腸菌)が食べ生きている(細胞分裂する)のです。
彼らが(大腸菌)が「餌」を食べ結果「餌」が不足してきたら「餌」を補充します。
よって「培養器」の中で生存している「大腸菌」が「餌」で困る事が状況が無いのです。
「強い大腸菌」・「弱い大腸菌」それぞれが「餌」を食べ続けそれぞれが「細胞分裂」をしていく事でそれぞれの個体(細胞)がどんどん増えていきます。
ついには「強い大腸菌」と「弱い大腸菌」との間で「餌の取り合い=生存競争」が勃発します。
「強い大腸菌」が「餌の取り合い」に勝ち続けその数を更に増やし続け類する一方「餌」を取られた「弱い大腸菌」はその為に死に結果その数がどんどん減っていきます。
「弱い大腸菌」の個体数が一定のです数まで減ると、「強い大腸菌」と「弱い大腸菌」との間にで起きていた「餌の取り合い」が終わります。
要するに「強い大腸菌」が「弱い大腸菌」の「餌」を奪おうとしなくなるのです。
その後「強い大腸菌」・「弱い大腸菌」それぞれがそれぞれ存在している個体数を維持するようになります
「強い大腸菌」が「弱い大腸菌」が絶滅しないよう「弱い大腸菌」に必要な「餌」を確保するために「強い大腸菌」自らその個体数を増やさない=増殖しないようにするのです
これが「強い大腸菌」が「弱い大腸菌」に対して「利他的な行動」です。
因みに「細胞」には一定数増殖したら「細胞分裂」を止める「働き」があります。
この働きによって「臓器」が然るべき形と大きさを備えるのです
度々のご回答ありがとうございます。
<「強い大腸菌」自らその個体数を増やさない=増殖しないようにする>のですね。どのような仕組みが動作して、増殖を止めるのでしょうか。「強い大腸菌」
が餌を取って増殖し、<一定数増殖したら「細胞分裂」を止める「働き」が>発動するのでしょうか?
No.30
- 回答日時:
個体の存続と種の永続との葛藤について
クモやカマキリの雄は交尾中にメスに食べられます。
メスがオスを交尾中に食べるその理由は、食べたオスが生まれてくる子供たちの「栄養」になる事で強い子供が生まれてくるからだそうです
話を戻します
クモやカマキリは交尾中にメスに食べられることを本能的に知っています。
発情期を迎えたメスの性的誘惑に対してオスは性欲によって交尾欲求が増していきます。
と同時に生存欲求によって自らを守るために自ら発する交尾欲求を自ら贖おうとする「矛盾」がおきます
最終的には殆どのオスは性欲に負け交尾中にメスに食べられてしまうのです
上記から
「遺伝子(正確に遺伝的プログラム)」には個体守ることを最優先にする「遺伝子(正確には遺伝的プログラム)」と個体を犠牲にしてでも「種の永続」を図ろうとする「遺伝子(正確には遺伝的プログラム)」があるという事です
度々のご回答ありがとうございました。
自己の遺伝子を拡散したい。と種としての遺伝子を拡散したい、二つがあるのですね。カマキリのオスはそのジレンマに陥るのですね。(ただし、カマキリのメスがちゃんと自分(オス)の遺伝子を拡散してくれれば、自分(オス)は食われても本望でしょうね。)
No.29
- 回答日時:
細胞分裂して突然変異体が現れてそれで「遺伝子の組み換え」が行ったのでは無いのです。
遺伝子自ら遺伝子の組み合わせバラバラにして再度組み直すのです
何故遺伝子にそのような働きがあらかは科学的に判明師ていませんが、遺伝子がそのようなの働きをするのは「リチャードドーキンス」の言葉を借りれば「遺伝子の知性」となります
ご解答ありがとうございました。
<遺伝子自ら遺伝子の組み合わせバラバラにして再度組み直すのです>ね。
初めて知りました。自分が自分自身を・・・、ということは難しいのでしょうね。
No.28
- 回答日時:
「弱肉強食」と言われる自然界、個々の個体は利己的に生きていると思われます。
しかし、「弱肉」は強者の食料に結果的になります。
これは、個体が望んでいることとは思えませんが、「結果として」その身を強者に
捧げています。
この強烈な利他の行為が、自然のシステムの中に組み込まれているわけです。それ
で自然のバランスが取れているのですから、「必要なこと」と言えます。
「繁栄」ということを、「個体数が増えること」と定義していらっしゃるようです
が、ある特定の種の個体数が増えすぎることは自然のバランスを破壊します。
顕著な例は「サバクトビバッタ」と「ホモ・サピエンス」です。
人間は自然のシステムから逃れる知能を持っています。だから、心の中に「利他性」
を含めた「良心」というものがデンと存在していると考える以外にないと私は思い
ます。
まあ、その「デン」が「テン」に変化しているようではありますが…
ご回答ありがとうございました。
視点をかえた利他性の解釈でした。
<「弱肉」は強者の食料に結果的になります。>
<この強烈な利他の行為が、自然のシステムの中に組み込まれている>のですね。
ところで、<ある特定の種の個体数が増えすぎることは自然のバランスを破壊します。>ですね。このバランスを(自律的に)回復させるメカニズムが不思議です。
No.27
- 回答日時:
オマケです
「リチャードドーキンス」は生物が示す愛情=利他的行動も遺伝子が永続するための遺伝子の利己よる本能的な行動と見做しました。
これが「利己的な遺伝子」です
しかしながら「リチャードドーキンス」が提唱した「利他的な遺伝子」は生物学者から必ずしも認められているわけではありません。
と言うのも「遺伝子」が「遺伝子」自らの「永続性」を捨てて個体を守る行動を取ることがあるからです
その例として
抗体が無い病原菌やウイルスに感染されたときその病原菌やウイルスを排除するために「遺伝子」自ら「遺伝子の組み換え」をすることがあります。
「遺伝子の組み換え」人間よって病原菌やウイルスに対する「耐性」を獲得します
しかしながら「組み換え」を行った「遺伝子」が遺伝されません
度々のご解答ありがとうございました。
<「遺伝子」が「遺伝子」自らの「永続性」を捨てて個体を守る行動を取ることがある>のですね。
ただし、遺伝子は突然言変異より(結果的に)<「遺伝子の組み換え」>に成功
した、と私には思われますが。
No.24
- 回答日時:
人の性(サガ)のひとつだからです。
例えば、親は子供のために自分を犠牲にします。産むことも、乳を与えることも、
教育を受けさせることも。ものすごい利他の行為です。
なくなったほうがいいと思いますか?
ご回答ありがとうございます。
血縁のある場合、<親は子供のために自分を犠牲にします。>は、自分の遺伝子を拡散するという隠れた結果があります。
見ず知らずの人に、利他性を発揮するのは(<自分を犠牲にし>)も、(<人の性(サガ)のひとつ>でしょうが)、自分の生存を不利にしても、なぜ消滅しなかったの科、不思議です。
<なくなったほうがいいと思いますか?>について
1.あった方がとりあえず社会が住みやすい、と思いますので、あった方が良い、と考えます。
2.人としてでなく生物から考えると、人類が自己的な方が生物としては繁栄していたかな、とも考えています。
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