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3A遮断のブレーカーの二次側に、入力定格が0.75Aの機器が接続されています。
別の図面をみると1Aの遮断器の二次側に同じ機器が接続されています。

ある時先輩に、配線用遮断器はその名の通り、配線(電線)を保護するものだから
5Aの容量をもつ電線を使っているときは、その遮断機のしたに取りついたものが
1A定格だとしても3Aの遮断器を使っても問題ないんだと聞いた覚えがあります。

そこで質問ですが、
つまり配線用遮断器は電線のサイズで選べばいいということなのだと思いますが
3Aの遮断器に入力1A定格の機器を接続した場合、電線は問題なくても
機器に余分に電流が流れすぎて壊れることはないのでしょうか

いろいろ取説を読んでも、〇〇A以上の遮断器を使ってくださいとは書いてありますけど
いくらでも大きくてもいいのかな?と不思議に思います。

A 回答 (5件)

・補足


電灯や電熱回路では、ブレーカーは回路の過負荷と短絡時の保護を目的に設置されます。
しかし、動力回路でブレーカーが設置されるのは、短絡時の回路の保護が目的です。
過負荷保護ができないのは、電動機の始動電流を考慮して、ブレーカーの定格電流を大きくしているためです。
そのため、動力回路の過負荷時の保護は、別にサーマルリレーのような過負荷保護装置を設置して行うことが電技・解釈で義務付けられています。
サーマルリレーは電磁接触器と組み合わせ、電磁開閉器として設置されるのが一般的です。
なお、電動機が単相でブレーカーの定格電流が20A以下の場合や、電動機の出力が0.2kWのように小さい場合は、過負荷保護装置の省略が認められています、
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ブレーカーの定格電流Ibと配線の許容電流Iwと負荷電流Ifの関係は


Iw≧Ib≧If・・・①
が、原則です。
例えば、負荷電流If=10Aのとき
ブレーカーの定格電流Ibは10A以上必要です。
もしIb=10A未満なら、ブレーカーが遮断してしまうからです。
また、配線の許容電流Iwは当然負荷電流If以上必要です。
また、Iwはブレーカー定格電流Ib以上でなければ、ブレーカーが動作する前に過熱や焼損しる恐れがあります。
したがって、電灯回路やヒーター回路などでは、①の関係の成立が必要なのです。
ところで、動力(電動機)回路では
Ib≧Iw≧If・・・②
の関係が必要になります。
配線の許容電流Iwが負荷電流Ifより大きくなければならないのは当然ですが
ブレーカーの定格電流Ibは、配線の許容電流Iwより大きくなっています。
これは、電動機には、始動時の数秒間ないし数十秒間、その定格電流Ifの数倍以上の始動電流が流れるため、配線の許容電流Iw以下に定めると、ブレーカーが動作してしまい、電動機を始動できなくなるからです。
そのため、電気設備の技術基準・解釈では、②の関係が成立することを認めているのです。
とはいえ、ブレーカーの定格電流Ibが、むやみに配線の許容電流Iwを越えてよいわけではありません。
そのため、電技・解釈ではIbは、配線の許容電流Ifの最大2.5倍まで、と定めています。
つまり、Ib≦2.5×If
となります。
お尋ねの場合は、接続される負荷が上記のどの負荷に属するか、によって変わります。
また、負荷電流が小さいため、配線よりも機器を保護する目的のサーキットプロテクターではないか、とも思われます。
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配線用遮断器(以下MCB)の設置目的は、過電流保護と短絡保護です


(あとは単純に負荷への物理的な電気的遮断効果です)

>つまり配線用遮断器は電線のサイズで選べばいいということなのだと思いますが

間違いです
MCBの容量を選定するには、保護協調を取らなければなりません
保護協調とな何ぞやと思う前に、それ以前に突入電流と言うのを御存じでしょうか?

ヒーター系の定格負荷には無いのですが、モーター負荷の場合、電源ONで突入電流が発生します
その大きさは、負荷によって異なりますが、基本的には定格電流の17倍
その負荷の定格電流が1Aなら電源ONで瞬時に17Aの電流が流れます

さらにその後、定格電流の6倍の電流が約10秒間流れます
正確には、一瞬17Aの突入電流が掛かり、その後6Aの電流値まで下がり
モーターが回転して行くに従い徐々に電流値が下がり、最終的には定格電流値に落ち着きます
その間の時間が10秒間と言う訳です

そう言う訳なので、MCBの容量選定を行う場合は、突入電流に耐えうる容量を
選定する必要があります
その為、各メーカーは動作曲線と呼ばれる物をカタログに提示していると言う訳です

とは言え、MCBは短絡電流の保護と考え、誘導負荷の負荷や電線の保護は
サーマルリレーで行うのが基本ですね
「配線用遮断器の選定」の回答画像3
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遮断機(ブレーカー)は、その名の通り電気回路を止める機器です。

配線に容量が少なければ、ブレーカーはそれ以下の物で無ければ役に立ちません。使用電力にあった配線とブレーカーにしなければなりません。
※ 基本的には、配線のショートの際に火災などを防ぐ為に使用します。電気機器を守る物ではありません。
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>3Aの遮断器に入力1A定格の機器を接続した場合、電線は問題なくても機器に余分に電流が流れすぎて壊れることは…



あなた自身で正解を出しているのに、なぜこんな愚問を抱くのですか。

>配線用遮断器はその名の通り、配線(電線)を保護するもの…

であって、負荷機器を保護するものではありません。

例えば屋内配線の分岐ブレーカーは 20A が一般的ですが、テレビでも冷蔵庫でも 20A も流れたらたちまち壊れてしまいますよ。

配線しゃ断器は、テレビや冷蔵庫を保護するものではないのです。
機器を過負荷保護する必要がある場合は、配線しゃ断器以外の保護装置を設置しないといけません。
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