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はじめ、ピンク色をしていたコロニーをとり、新しい培地で培養したところ白(半透明?)のコロニーとピンクの二色になったり、黄色など別の色のコロニーに変化しました。
これはどうしてなのでしょうか?
はじめピンク色をしていたコロニーに何種類かの細菌があったのか・・それとも色が何らかの理由により変化したためなのでしょうか?

A 回答 (2件)

セラチア・マルセセンスという菌は、株によって赤やピンク、オレンジ、白とコロニーの色が異なります。



また、色素産生性の菌でも培地の種類や、培養時間、培養温度などの条件によって、色が出たり出なかったりすることもあります。

もちろん継代を続けていれば、色素産生能が落ちたり、突然変異も考えられます。

しかし、質問者さんの場合は、1回継代しただけですから、単色のコロニーが突然カラフルになるとは考えられません。
最もありがちなのが、コンタミネーションです。培地の滅菌が不十分だったり、培地ビンの口に恒温水槽の水が着いたりしていませんか?
また、取ったコロニーが単一コロニーで無かった場合も考えられます。

いずれの可能性にしても、もう一度元のコロニーから新たに調製した培地に接種しなおしてみることをお勧めします。
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培地の種類や培養条件(温度、pH等)は同じですよね?


自然界などの多数の菌株が混合している試料であれば、1つのコロニーに見えていたが偶然に複数の細菌があったと思われます。菌株の純化のため画線培養などをするときも最初の1,2回は複数種類の菌株を取ってしまいます。
或いは、作業中の汚染、いわゆるコンタミと言われるものも考えられます。滅菌が不十分だったり、操作ミスがあったりして、慣れた人でも時々やってしまうようです。
また、何回も培養を繰り返していくと性質が変わることもあります。栄養状態が良いとグータラになるのか酵素などの生産能力が落ちる(これは色とは関係ないですが)。
その他、突然変異もあり得るでしょうか。栄養の少ない培地とか生育に厳しい環境下に置いたり、紫外線等を照射したり・・。
考えられる原因はたくさんあります。
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