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ラテン語がわからないので違いを説明していただけると助かります。

著者(A.Shopenhauer)はveritatum aeternarum と veritates aeternasを区別しているようなのですが、
訳者(茅野良男)は両方とも「もろもろの永遠の真理」という訳にしています。

前者が複数形で、後者は単数形かとおもうのですが、原著者が区別していることの意味を知りたいので、どなたかラテン語に詳しい方より違いをご教授いただけるとありがたいです。

A 回答 (1件)

ラテン語そのものの違いと言うよりは、ショーペンハウアー本人がその違いをどのように遣い分けているのかというご質問のような気がしますが、ラテン語としての違いのみお答えしておきます。


 ともに主格 "veritas aeterna"、「永遠の真理」のヴァリアントで、双方とも複数形ですので「もろもろの」としているのでしょう。異なるのは格です。ラテン語では名詞の格変化に応じてそれを修飾する形容詞も変化します。"veritatum aeternarum" は複数属格「もろもろの永遠の真理の」、"veritates aeternas" は複数対格「もろもろの永遠の真理を」とでも訳せるでしょうか。
 単純に言葉としての違いはこれのみです。冒頭でも申し上げた通り、この違いを著者がどのように遣い分けているのかについては残念ながら存じませんので、前後の文脈などを通して判断するほかないと思います。なお、仮に意味の違いを表すために「~の」「~を」としましたが、前後のつながりによっては別の助詞を宛てたほうがしっくりくる場合もあることはご承知おきください。
 以上、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

なるほど。

ドイツ語の文中にラテン語が組み込まれているのですが、確かに"veritatum aeternarum" は2格があるべき位置に、"veritates aeternas" は4格の位置にありました。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2020/05/19 23:28

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