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冠攣縮性狭心症って完治はしないんですか?
僕はベニジピンを朝、夜服用です。胸痛時はニトロペンです。治らない疾患ですか?

A 回答 (1件)

私の知人の件で調べたことがあります。


治らない疾患ですが、参考になればと思い記します。
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冠攣縮性狭心症の原因のひとつには、冠動脈中の血液の流れに応じて血管を拡張させたり血小板の凝集や血液の凝固を抑える作用を有する一酸化窒素(NO)の冠動脈壁からの合成・分泌が低下することによって、冠動脈が収縮しやすくなり起こるといわれています。
一酸化窒素(NO)を産生させるニトログリセリンの硝酸塩(亜硝酸)が使用されます。

 冠動脈壁内皮細胞は、血流の流れに応じて血管を拡張すべき働きを持つ一酸化窒素(NO)を合成し放出するということですが、その内皮細胞の多くに (すべての内皮細胞ではないはず)内皮一酸化窒素合成酵素(eNOS)遺伝子の異常が見られ、十分な一酸化窒素を作れないのが冠攣縮の原因であるとのことです。
 その遺伝子の異常としての研究では、数か所の塩基の点変異によるということですが、『特にT-786→C変異(786番目のチミンと言う塩基がシトシンに置き換わっている)が、直接eNOSの転写に影響を与え、一酸化窒素(NO)の合成を低下させて冠攣縮を引き起こし易い状況にしていると思われる・・』と言うことです。
この様な点突然変異が起きる原因としては、⓵細胞分裂時のDNA複製で生じるエラー、②化学物質・放射線照射、③ウイルスの感染、④精子や卵子を作る時の減数分裂時、などがあげられています。
どれによるものかですが、冠攣縮においてそれに及ぶ記述は調べる限り見当たりません。ただ、「細胞分裂時のDNA複製で生じるエラー」は、内皮という特定の組織細胞だけに複製エラーが起きるはずはなく、「化学物質・放射線照射」においても内皮という特定の組織細胞だけに影響を与えるものではありません。「精子や卵子を作る時の減数分裂時」ならば優性遺伝又は劣性遺伝となり少なくとも5割の確率で生後間もなく現れるはずです。
 特定の内皮という組織細胞に点突然変異を起こす残される可能性は「ウイルスの感染」と思いますが、具体的な研究は当然に見当たりません。ウイルス性疾患に有効なハスミワクチンを試してみる手もありましょうが、適合するワクチンは不明です。尿から抽出する自家ワクチンが有効かもしれませんが試されたお方はいないようです。
 知人には以上の様に提案しましたが、発作は頻繁ではないため、ニトロで対応するということでした。
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