プロが教えるわが家の防犯対策術!

以下のような内容はネットに書いてあるので、わかりました。

避妊効果はどちらもほぼ同じ
不正出血は超低容量ピルの方が多い
エストロゲンの量が違う

その他の特徴をご存知の方がいましたら教えてください。

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

経口避妊剤としての質問と解釈して回答します。


前提としてピルとは、合成卵胞ホルモン剤と合成黄体ホルモン剤の2成分が配合されている薬です。

ピルの話に関係なく、女性の体は前の生理が始まる2日前になり妊娠していないと、もう次の卵胞達を育て始めます。
その時に分泌されるのが卵胞ホルモンです。
卵胞ホルモンは卵胞を排卵するまで大きく育てる役割がありますが、もう一つ役割があります。
それは子宮内膜を作る事です。
sexしてできた受精卵を子宮に着床させ、それを維持し続ける為に子宮内膜は作られます。

子宮内膜とは言いますが、その成分の殆どは血液です。
血液なのですから、そのままでは子宮から流れ出てしまいます。
卵胞ホルモンには血液をドロドロにして固めておく作用もあるのです。

要するに合成卵胞ホルモン剤を服用すれば、子宮以外で血液が固まり血栓症になってしまう副作用が付きまとうのです。
血栓症になれば最悪の場合死亡します。

それを防止するために、ピルの歴史は合成卵胞ホルモン剤の含有量を減らし続けて来たのです。
それを、中容量ピル、低用量ピル、超低用量ピル、最近では超々低用量ピルなどと称しているのです。

また、合成黄体ホルモン剤も次々へと新薬が開発されて来ています。
また、その含有量も少なくなって来ています。

含有量が少なくなっても避妊効果があるという事は、新薬に使われている合成女性ホルモン剤は作用が強力になって来ているという事です。
その為に副作用も多くでてしまうので、不正出血も現れるのでしょう。

数年前に日本でもヤーズ配合錠で3人の女性が血栓症で死んでいます。
ヤーズには第四世代と言われる合成黄体ホルモン剤「ドロスピレノン」が使われています。
これは以前から血栓症を引き起こしやすいと問題視されていた薬です。
同じ薬を使ったピルのダイアン35は、フランスでも死亡事故を多数発生したので販売禁止になっています。

女性の血液中には絶えず女性ホルモンが流れています。
脳にはこれらの成分を独自にキャッチするレセプターと言うものがあり、女性ホルモン分泌量をコントロールをしています。
成分量が少なくなった超低用量ピルと呼ばれる合成卵胞ホルモン剤や合成黄体ホルモン剤は、脳での検出感度も良くなっているのです。
血液中に女性ホルモンがいっぱいあれば、脳は子宮や卵巣に女性ホルモンを作り分泌させることを止めてしまうのです。
その為に排卵するような卵胞が育たなくなります。
そてが、ピルの避妊メカニズムです。
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